フリュー(6238)のIPO情報、公募価格、初値予想、仮条件
2015年12月18日に上場するフリューのIPO情報をまとめて紹介しています。
フリューはプリントシール機で撮影した写真をネット上で閲覧、取得できる「ピクトリンク」やキュレーションサイトの運営、カラーコンタクトなどのネットコマース事業を運営しています。インターネットを中心としたコンテンツ、メディア事業という感じです。
ネット企業の中では目新しい事業ではありませんが、ネット系というくくりの中には入りますので、人気化する銘柄になるかもしれません。
注目している人も多いと思いますので、IPOの基本情報、幹事に入っている証券会社を見ていきましょう。
仮条件や公募価格、初値予想なども随時掲載していきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。それでは見ていきましょう。
フリューのIPO基本情報
フリューのIPOの基本情報は以下の通りです。
■フリューのIPO基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
企業名 | フリュー |
銘柄コード | 6238 |
市場 | 東証 |
主幹事 | 野村證券 |
幹事証券会社 | みずほ証券三菱UFJMS証券SMBC日興証券エース証券SBI証券 |
上場日 | 12/18 |
ブックビル期間 | 12/2-12/8 |
申込株数単位 | 100株 |
仮条件決定日 | 11/30 |
仮条件 | 3,000円-3,200円 |
公募価格 | 3,200円 |
初値 | 3,220円 |
騰落率 | +0.6% |
フリューの主幹事は野村證券で、幹事団にはみずほ証券、三菱UFJMS証券、SBI証券、SMBC日興証券などが入っています。
主幹事の野村証券とみずほ証券で約95%の株が配分されますので、ネット系のIPO投資家にはあまりチャンスがありません。
一応SBI証券とSMBC日興証券がシ団に入っていますので、ネット系のIPO投資家はわずかな望みでもこれらの証券会社からの申込をしておくようにしましょう。
ネット証券に回る量が少ないので、ネット投資家にとっては厳しい状況といえ、当選した人は超ラッキーな銘柄といえます。
<12/09追記>
フリューの公募価格が3,200円に決まりました。
<12/18追記>
フリューの初値は3,220円となりましたね。公募価格とほぼ同じ価格で値をつけ、騰落率は+0.6%となりました。
想定仮条件から仮条件の下振れがあった時点でかなりいやな予感がしていましたが、やはり初値もふるいませんでした。。かろうじて公募価格を上回ったのは野村證券のプライドといったところでしょう。
当サイトの予想も的中しました。
フリューの直近業績
■フリューの直近業績(単位:百万円)
2016.3(予想) | 2015.3(実績) | 2014.3(実績) | |
---|---|---|---|
売上高 | 24,082 | 23,911 | 24,915 |
営業利益 | 3,343 | 3,033 | 3,415 |
経常利益 | 3,308 | 3,278 | 3,536 |
純利益 | 2,163 | 1,909 | 2,058 |
フリューの業績は堅調で、東証1部に直接上場するだけあってマザーズ銘柄と比べても大きな規模の利益が出ています。
成長率は今一つですが、直近は30億円以上の営業利益が出ています。
2016年3月期の予想業績ベースでEPSは229円、予想PERは約13.9倍です。
類似企業をフィールズやマーベラスと考えると予想PERは14倍から19倍程度。多少の上昇余地はありそうです。
フリューの注目度と初値予想、騰落率、収益
■フリューの注目度と初値予想
項目 | 内容 |
---|---|
注目度 | B |
想定仮条件 | 3,780円 |
予想初値 | 3,200円-3,400円 |
想定IPO収益 | – |
フリューはプリントシール機関連の企画、開発、販売、およびネット関連サービスをメイン事業としている企業です。キュレーションメディアやカラーコンタクトのネット販売も行っており、ネット系のコンテンツ、メディア、コマースを幅広く行っている企業です。
予想PERは約13.9倍となっており、類似企業のPERから見ると10%から20%くらいの値上がりは見込めるかという感じです。
想定の仮条件がかなり強気(3,780円)になっていましたが、仮条件は下振れして3,000円-3,200円となりました。
ネットでの注目度は普通で、3社上場となるスケジュールもあって当サイトのIPO評価はB(普通)としています。C寄りのBで、野村主幹事銘柄ですので、SBIのチャレンジポイント目当てに一応申し込むくらいのスタンスです。
初値については3,200円から3,400円くらいの初値を予想しています。
1単元は100株ですので、予想初値であればもしIPOが当選すると仮条件の上限(3,200円)から見ると0円から20,000円くらいの収益が期待されます。
IPOチャレンジポイントの当選ラインと使うべきか
当サイトではSBI証券のIPOチャレンジポイントは1ポイント1,000円以上の価値で使用できるようであれば使用する効率的な利用を推奨しています。(必ずしもS級注目銘柄に全ポイントを突っ込むのが正しいと考えていません。)
上述した通り、フリューのIPOが当選すると想定される収益は0円から20,000円です。IPOチャレンジポイントを1ポイント1,000円として使うためには20ポイントくらいでIPOをゲットしないといけません。
そもそも収益が出るかも微妙な銘柄ですので個人的には見送りといった感じで、IPOチャレンジポイントの使用もおすすめできません。
個人的にも今回IPOチャレンジポイントは使用せず、SBI証券から申し込んで落選によるIPOチャレンジポイントをゲット狙いになります。
SBI証券ではIPOチャレンジポイントを使用しなくてもIPO抽選に申し込み落選することでIPOチャレンジポイントを1ポイントゲットすることができます。
IPOチャレンジポイントを1ポイント1,000円と考えると、SBI証券でブックビルディングに参加しないのは毎回1,000円ずつ損をしていることになりますので、口座を持っていない人は早めに申し込みをするようにしましょう。
当サイトおすすめネット証券
SBI証券は格安の手数料が特徴の最大手のネット証券です。
手数料が安いだけでなく豊富な取扱商品、充実したサービスも含めた総合力が魅力で、口座数、売買代金ともに圧倒的なネット証券No1です。
当サイトでもイチオシで、初心者からデイトレーダーや長期投資家などタイプを問わず、すべての投資家のパートナーになります。
楽天証券は安い手数料、豊富な取り扱い商品、充実したサービスで人気の大手証券会社です。
口座開設や取引で楽天スーパーポイントをためることもでき、わかりやすい取引サイトにも定評があります。
高機能ツールの「マーケットスピード」が簡単な条件で無料利用できる点も大きな魅力で、どんな人にもおすすめできる証券会社です。
マネックス証券は「今日の株価よりも10年後のあなたのために」を掲げ、ファンの多い長期投資向きのネット証券です。
株式手数料は100円からと小口の取引手数料は業界最安水準で、投資初心者に優しくなっています。
また、外国株式に強みがあり、手数料も安いので今後グローバルに投資をしたい方にもおすすめです。
IPO投資におすすめの証券会社
IPOは当選すれば高確率で値上がりが期待できる、超低リスクハイリターンの人気投資法です。
人気ゆえに激しい競争率がネックで、当選は難しいと考えている人もいますが、コツをつかめば当選確率は驚くほど上がります。
当サイトではIPOの当選確率を上げる方法やおすすめの証券会社を紹介していますので、IPO投資に興味がある人はぜひ参考にしてください。