店頭FXと取引所FXの違いについて

最終更新日: 2014年6月11日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

店頭FXと取引所FXの違いについてについて

FXには取引のしくみやルールの違いから店頭FXと取引所FXという2つのFXがあります。

現在主流となっているのは店頭FXですので、当サイトでは店頭FXについて説明や紹介をしていますが、取引所FXと店頭FXの違いについて紹介したいと思います。

本記事では店頭FXと取引所FXの違いについて以下の観点でそれぞれを説明していきたいと思います。

店頭FXと取引所FXの違い

  • 取引のしくみの違い
  • 取引ルールの違い
  • 手数料の違い
  • その他の違い
  • 取引のしくみの違い

    店頭FXと取引所FXの最大の違いは取引のしくみで、取引所FXが取引所取引なのに対して、店頭FXが相対取引となっていることです。

    取引所取引とは株式取引などと同様に売買を取引所で行うことで、投資家の注文は取引所でマッチングされて投資家同士が取引の相手方となる取引です。

    一方、相対取引は取引会社が売買を仕切っていて、取引会社が提示したレートをもとに投資家が売買をするので、取引は取引会社と投資家がすることになり、投資家の取引の相手方は取引会社となることが特徴です。

    取引所取引と相対取引の違い

  • 取引所取引
  • 取引会社は注文の受付をして取引所で投資家同士の売買が成立している。

  • 相対取引
  • 取引会社が投資家の注文の相手方となる取引。売りと買い双方で投資家と取引会社の売買が成立している。

    取引ルールの違い

    取引のしくみの違いから取引ルールも異なります。

    取引所FXは取引所が定めた取引ルールに基づき売買がされますが、店頭FXは取引会社ごとに定めたルールに則り売買がされます。

    一番の違いはレートの提示方法でしょう。取引所FXは株式取引などと同じく「板」があり、それぞれが取引したい価格に注文をいれていますので需給のっ状況などがわかります。株式取引などに慣れた方にはよいルールですね。

    一方の店頭FXは取引会社が提示したレートが表示されることになり、売りと買いのレートがそれぞれ提示されます。売りと買いは同じ値段ではなくスプレッドと呼ばれる差がありこれが取引会社の利益のもとになり、投資家が支払うコストになります。


    手数料の違い

    手数料の違いもあります。

    店頭FXはスプレッドはありますが、売買手数料は無料のところがほとんどです。

    一方、取引所FXは売買のたびに200円程度の手数料がかかります。取引会社ごとに値下げなどをしていますが取引会社は取引所に支払う手数料があると思われ、無料にすることはできません。

    スプレッドも手数料と同じくコストですが、スプレッド1銭で約100円のコストと考えることができます。

    店頭FXのスプレッドは1銭を切っている会社がほとんどという状況において、この約200円という手数料は取引所FXにおける大きなデメリットです。スプレッドが往復のコストを表しているのに対して、手数料は売買のたびにかかりますので往復で倍かかります。

    仮にスプレッドが0.5銭とすると、往復の売買コストは店頭FXが50円に対して取引所FXは400円と取引所が8倍高いコストと考えることができます。

    取引条件では店頭FXの方が断然よいというのが今の状況であり、当サイトで店頭FXを前提に説明をしているのもこのためです。


    その他の違い

    その他に今は違いがないのですが、2012年までは店頭FXと取引所FXには税制の違いがありました。

    以前は、取引所FXは申告分離課税で20%課税であったのに対し、店頭FXは総合課税で最大50%課税となっていました。総合課税となると給与所得などの税率が増加する可能性もあり店頭FXの税制は以前大変不利な状況でした。

    そのような状況から取引条件が有利な店頭FXに対して、取引所FXは税制優遇のあるFXとして人気となっていました。

    しかし、同じ金融商品でありながら税制が異なる状況にメスが入り、2012年より店頭FXも申告分離課税となりました。これにより他の商品との損益通算や損失の繰延控除なども可能になりました。

    取引所FXは税制優遇を失い、もともと取引条件の有利であった店頭FXに顧客が流れ、店頭FXが主流である現在に至ります。

    今後は取引所FXが取引条件を良くするなどして、主役の座に戻るかが注目ですが、しくみの違いから手数料を無料にするのが難しい取引所FXですので、そんなに簡単な話ではないのかもしれません。



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