海外ETFとは

最終更新日: 2014年6月11日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

個人投資家の間で人気の商品に海外ETFという商品があります。

聞いたことはあるけれどきちんとどういった金融商品かを説明できる人は意外に少ないものです。そこで海外ETFとは何かということを「ETFとは何か」、「海外ETFと国内ETFの違い」を説明しながら解説していきたいと思います。


海外ETFって何?

海外ETFとは海外の取引所に上場しているETFのことです。

そもそもETFとは「Exchange Traded Fund(上場投資信託)」の頭文字をとったもので、投資信託が取引所に上場したものです。投資信託のように資金を投資家から募って色々な企業の株や債券に投資をして、特定の株価指数等に連動するように設計されています。

そのため日経平均連動型のETFに投資をすることで日経平均があがれば利益が出て、下がれば損失が出るといった具合に株価指数に直接投資が可能になるという魅力があります。

これがETFです。

海外ETFはこれの海外版で、投資対象やアメリカ、中国や新興国の指数などに連動した商品があります。

それでは国内のETFと海外ETFの違いについて考えてみましょう。


国内ETFと海外ETFの違いは?

国内ETFと海外ETFの最大の違いは上場している取引所です。

この違いにより以下のような違いが国内ETFと海外ETFの間に存在します。

国内ETFと海外ETFの違い

  • 外国株式用の口座開設が必要になる
  • 手数料
  • 売買通貨
  • 取扱銘柄の違い
  • 税金
  • 外国株式用の口座開設が必要になる

    国内のETFは東証などの国内の取引所に上場していますが、海外ETFはアメリカなどの海外の取引所に上場しています。そのため扱いとしては外国株式と同様になり、取引の際は各証券会社で外国株式の口座開設が必要になります。


    手数料

    上場している取引所が異なる(海外ETFが外国株式となる)ことで取引ルールが変わってきます。

    国内ETFは国内株式のルールに則りますが、海外ETFは外国株式になるので海外の取引所および取扱いの証券会社によってルールが異なります。

    大きいのは手数料です。取引手数料は国内ETFが国内株式の手数料になるのに対して、海外ETFは外国株式の取引手数料がかかります。


    売買通貨

    売買通貨も異なります。

    国内ETFの取引通貨は円ですが、海外ETFは各市場の取引通貨での売買となるので、為替取引をして外貨に交換する必要があります。


    取扱銘柄の違い

    取扱銘柄(投資対象)も異なります。

    基本的に国内のETFは日経平均やTOPIXなど、日本株に関連した指数を投資対象としており、海外ETFは海外の国の指数や先進国、新興国といったグループの経済指標に連動するETFが揃っています。

    最近は取扱銘柄も増え、一部例外もありますが、日本国内の指数であれば国内ETF、海外の指数に投資がしたい場合は海外ETFという風に理解しておくとよいと思います。


    税金

    取引にかかる税金も異なります。国内ETFであれば国内株式、海外ETFであれば外国株式と同様の課税がされます。

    基本的には上場有価証券の譲渡益、および配当による利益ですので課税方法は同じですが、外国株式については配当控除がなく、外国税控除があるなど違いがありますので注意しましょう。

    以上が国内ETFと海外ETFの主な違いになります。


    まとめ

    海外ETFとは何かということを見てきました。

    内容についてまとめると以下のようになります。

    海外ETFとは何かのまとめ

  • 海外ETFとは海外の取引所に上場したETFである
  • 海外ETFは海外の指標に直接投資ができる点が魅力
  • 海外ETFは外国株式になるので国内ETFとは取引ルール等に違いがある
  • 海外ETFは海外の取引所に上場している投資信託のことで、投資対象が海外の各国の経済指数等に連動する商品が揃っています。

    商品によっては新興国の成長の果実を得ることができるなど大きな利益を狙うこともでき、インデックスファンドよりも信託報酬などのコストが非常に安くなっているので個人投資家にも非常に人気の商品です。

    リスクもありますが、シンプルでわかりやすくコストが安い商品性が魅力のETFの海外投資版ですので、海外の国に投資してみたいという方はチェックしてみるとよいと思います。

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