エリオット波動理論でテクニカルの基本的考えを学ぶ

最終更新日: 2013年11月18日

テクニカル分析の考え他を学ぶ上でエリオット波動理論を知っておくと、テクニカル分析の考え方が入ってきやすいです。


エリオット波動理論とは?

エリオット波動理論とは、アメリカのラルフ・ネルソン・エリオットという人が考案した株価の動きで、株価の動きは5つの上昇期と3つの下降期を1つのサイクルとして繰り返していくという考え方です。

株価をこのサイクルとしてとらえることで、現在の株価がトレンドのどの位置にいるのかをつかむことができ、投資に活かすというものです。


エリオット波動理論の波動ごとの特徴

典型的なエリオット波動理論の株価の動きは以下のようなイメージになります。

エリオット波動理論のイメージ
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上昇局面での第1~5波、下降局面でA波~C波と連続して上下動をしつつトレンドを形成していることがわかりますね。

実際にはここまできれいにはまるケースは限られると思いますが、各波動の特徴を見ていくと現在の株価がどこの状態にあるかということを考えるうえで重要になります。

各波動の特徴は以下になります。

波動ごとの特徴

名称 特徴
第1波 上昇の初期。上昇トレンドに入ったと認識する人はほとんどおらず、主に下降局面の戻りによる値上がりと認識される。
第2波 初期上昇に対する反落。下落はするが第1波の底値を下回らない状態。

急落となることもしばしばある。

第3波 本格的な上昇の波。長期間にわたって上昇をし、多くの投資家が上昇トレンドに入ったことを認識する。

出来高も急激に膨らみ、全面高となる展開が多くみられる。

第4波 第3波の調整の下げとなる局面。

第3波の上昇による利益確定売りが出て下落するが、上昇トレンドに遅れてきた投資家の買いも入るため本格的な下げとはならず、一時的な調整局面となる。多くの投資家の認識も一致する。

第5波 調整から再度大きな上昇局面に入る波。多くの投資家が参加している状態で、材料株などは大きく売買が膨らむ傾向にある。

楽観的に天井まで値上がりをしていく。

A波 下降トレンドに入った最初の下落。

上昇局面でも一時的な調整が入るためほとんどの投資家は下降トレンドに入ったことに気づかない。

B波 下落に対する反発の波。上昇トレンドか下降トレンドか見極めが難しい局面。

上昇トレンドであることを信じる投資家の押し目買いなどが入り相場は上昇する。

C波 本格的な下降トレンドとなる株価下落の波。大きな下落となることが多い。

下降トレンドが市場に浸透し、多くの投資家が押し目買いから投げ売りに回り一方的な下げ局面となる。

また、エリオット波動理論では上記の波動を長期から短期間までの周期で繰り返すとされています。

エリオット波動理論における周期は以下の名称で呼ばれています。

エリオット波動理論の周期

名称 周期
グランドスーパーサイクル 100年以上
スーパーサイクル 50年
サイクル 10年
プライマリー 3~5年
インターミディエット 30週~50週
マイナー 10週
ミニュット 3~5週


まとめ

エリオット波動理論についてみてきました。

ここまで読んでいただければわかりますが、エリオット波動理論は株価の変動の基本的な考え方であり、個別の投資判断ができる指標ではありません。

また市場平均の株価の値動きについての理論であり、個別銘柄の値動きについては個別の事情があり理論通りでない値動きとなることも少なくありません。

波の周期もいろいろありますので、一つの値動きについて上昇トレンドとみるか下降トレンドとみるかが異なるケースもあります。

そのためまずは基本的な考え方であることを理解して、株価は上昇トレンドと下降トレンドの中で上下動を繰り返していくものだという理解をするようにしましょう。



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