テクニカル分析の基本と考え方
銘柄分析の手法にファンダメンタルズ分析と並んで多くの人が使用している分析手法にテクニカル分析があります。
投資対象の価値を分析して割安な株を見つける手法のファンダメンタルズ分析に対して、テクニカル分析は過去の株価の値動きをもとに未来の株価を予想する分析手法です。
言い換えると株の需給をとらえて分析を行い、株価の方向性をとらえて投資をする分析手法になります。
どのような投資家がテクニカル分析をしているの?
テクニカル分析は多くの投資家に活用されていますが、多くは短期売買をする投資家に利用されています。
長期投資の投資家はファンダメンタルズ分析を行う方が多いですが、短期の売買となるとファンダメンタルズよりも短期的な相場のぶれのような形で需給に左右されて値動きをすることになります。その場合ファンダメンタルズの効果はなくなり、短期投資家にとっての売買の頼りとなるのはテクニカル分析だけになるからです。
逆に長期取引を行う投資家にとっては10年後の株価は企業の価値に基づき価格が決まっていくはずなので、一般的に長期投資家はテクニカルよりもファンダメンタルズを重視します。
テクニカル分析は当たるの?
では、過去の株価の動きを分析するテクニカル分析は当たるのかというと、当然ながら100%当たるものではなく、テクニカル指標で値上がりするといわれる条件に合致したときでも何の値動きもないというケースもあります。
やはり過去は過去であり、未来も同じ値動きをするとは限らないからです。
しかし歴史は繰り返すとも言います。過去の株価の動きから一定確率で同じ値動きをするケースもあり、そこから利益を上げている投資家がいるのも事実です。
またテクニカル指標は多くの投資家が参考にしているため、あるテクニカル指標の条件に合致すると売買が行われるため値動きがあるということもありますので、テクニカル指標を参考にして売買をしていくのが間違っているということはありません。
テクニカル分析で重要なことはより再現性の高い値動きのルールを発見することです。つまり自分が参考にするテクニカル指標とそれを活用した売買ルールの確立です。
テクニカル分析を活用した売買は投資家によって十人十色であり正解はありません。一つのテクニカル指標のみをつかって売買する投資家はまれで、多くはいくつかのテクニカル指標を組み合わせて買いのサイン、売りのサインを見極めています。
初心者の方であれば、まず各テクニカル指標がどのように算出されていて、どのようなサインとされているのかを学んだうえで自分の売買ルールを見つけましょう。
まとめ
テクニカル分析の基本について見てきました。
これまでの内容をまとめると以下のようになります。
テクニカル分析は絶対的な答えがなく、投資をある程度行ってきた中上級者向けの分析手法であるといえます。
答えがないことから当サイトでもこのような売買手法が有効という方法は紹介することは無責任だと思いますので、まずはテクニカル分析をする上で基本となるチャートの味方や代表的なテクニカル指標を個別に紹介して皆さんの売買ルール策定のお手伝いをさせていただきたいと思っております。
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