auカブコム証券の未成年口座の特徴と開設条件、取引商品

最終更新日: 2021年4月3日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

auカブコム証券の未成年口座の特徴と開設条件、取引商品

auカブコム証券は、2015年6月1日より未成年者の証券口座開設が可能になりました。

2016年に開始されたジュニアNISA口座への対応のためです。未成年口座開設が可能な証券会社は、限られており、開設条件も異なります。

この記事では、0歳からでも加入できるauカブコム証券の未成年口座の特徴と開設条件、取引商品、開設までの流れ、活用方法について紹介します。


auカブコム証券の未成年口座の特徴と開設条件、取引商品

特徴

特徴

auカブコム証券の未成年口座は、0歳から口座開設が可能で、少額で取引が開始できるため人気が高いです。

未成年口座を開設することにより、子どもに対する投資教育ができます。子どもの頃から株式投資の仕組みを知ることにより、義務教育では教わらないお金の勉強が可能です。

例えば、村上ファンドを創設した村上世彰氏は、子ども時代に父親からもらった100万円を元手に株取引を開始し、その運用益を小遣いにしていました。

auカブコム証券のWebサイトには、「動画で学べるkabu・study」など、動画を視聴するだけで株式投資を学ぶこともできるため、未成年の投資教育に適しています。

現代では、証券会社に行かずに、自宅でネットによる株取引が可能です。

判断能力の乏しい未成年者が、いきなり投資を始めると大きな失敗につながります。未成年口座を親権者が管理することで、それを防ぐことができます。


開設条件

未成年口座を開設する条件は、証券会社により異なります。

auカブコム証券では、20歳未満かつ未婚の国内居住者であることが、口座開設の条件です。20歳以上になる、または結婚をした場合は、成人口座に自動的に引き継がれます。

未成年口座の開設は、親権者(または未成年後見人)が行います。未婚で20歳未満の場合は、本人のみでの口座開設はできませんので注意しましょう。

auカブコム証券で未成年口座を開設するには、親権者のいずれか1名がauカブコム証券に口座開設している必要があります。

父母いずれもauカブコム証券の口座を開設していない場合は、口座開設手続きを行いましょう。

親権者がauカブコム証券に口座開設した後、その証券口座を通じて未成年口座の開設資料を請求します。

auカブコム証券の未成年口座開設にあたり、親権者両方の署名が必要です。

口座は片方のみが開設してればよいのですが、署名は父母ともに必要なため、間違えないようにしましょう。

親権者両方と子との3名について、続柄を証明する書類の提出が必要です。世帯全員の続柄が記載されている住民票の写しなどを、郵送で提出しましょう。


取引商品

取引商品

未成年口座の取扱商品は、現物株式・プチ株・投資信託・外貨建MMF・債権です。

未成年者は資金が少なく投資に割くことができる時間も少ないため、ハイリスクハイリターンな投資を行うには不向きです。そのため、レバレッジ取引などはできません。

これらのうち、未成年におすすめの商品は「プチ株®」「ワンコイン積立」「フリーETF」です。

プチ株®は、単元未満の株を買う取引方法です。auカブコム証券では、プチ株®を効率よく積み立てることが可能なため、未成年口座と相性が良いです。数千円ずつ、子どもに対するお小遣いの感覚で投資できます。

ワンコイン積立は、毎月500円から少額積立できる投資信託です。積立は、早い年齢から始めるほど有利です。

auカブコム証券では、0歳からでも未成年口座が開設可能なため、長い期間、積立の恩恵を受けることができます。

ETFは、日経平均株価やTOPIXなどの値動きに連動した商品です。手数料無料で買うことができるETFをフリーETFといいます。

ETFは株価の変動時にも安定しているため、ローリスクで運用でき、未成年者向きです。

ノーロード商品を選ぶと、手数料無料で積立でき、さらにリスクを低くできます。


auカブコム証券の未成年口座の開設までの流れ、必要書類

未成年口座の開設までの流れ

未成年口座の開設までの流れ

auカブコム証券で未成年口座を開設するには、親権者もしくは未成年後見人がauカブコム証券の証券口座を開設した上、Webサイトより未成年口座開設の資料請求をする必要があります。

口座開設書類に本人確認書類などの必要書類を添付し、auカブコム証券に返送しましょう。

審査が無事に通ると、口座開設手続きがなされ、「口座開設のご通知」が簡易書留で届きます。

その書類に記載された口座番号、パスワードを入力することにより、未成年口座にログインできます。


必要書類

必要書類

未成年口座を開設する際、本人確認を証明するための必要書類を添付しましょう。

親権者と未成年者が同居している場合は住民票の写し、同居していない場合は戸籍謄本と口座開設者の本人確認書類が必要です。

住民票の写しは、発行から6か月以内のもので、かつ親権者全員と口座を開設する未成年との続柄および生年月日が記載されたものを用意しましょう。カード式以外の健康保険証で代用も可能です。

戸籍謄本が必要となる場合も、発行から6か月以内のものに限ります。全部事項証明のものを用意しましょう。複数枚にわたる場合は、全てを添付します。

本人確認書類は、健康保険証、運転免許証、住民票の写し、印鑑証明書、在留カードなどが利用できます。いずれも現住所、氏名、生年月日が確認できるものを用意しましょう。

親権者の離婚、死別、再婚などにより続柄に変更が生じた場合は、変更手続きをしましょう。

未成年口座は、特定口座(源泉徴収あり)のみ開設できます。口座開設後に変更することは可能です。

未成年口座で利益が発生した場合、納税の義務が生じます。


auカブコム証券の未成年口座の活用方法

auカブコム証券の未成年口座の活用方法

auカブコム証券は、IPOの抽選がほぼ完全抽選です。そのため、資金が少ない投資家にも当選のチャンスが高くなります。

未成年口座を開設すると、親子それぞれに抽選券があるため、当選確率を2倍以上にできます。

auカブコム証券の未成年口座では、ジュニアNISA口座を開設することが可能です。

非課税投資枠が80万円で、通常現物株式投資の取引手数料が最大5%オフとなる「NISA割®」が適用されます。

ジュニアNISAは、未成年口座開設時に「未成年口座とジュニアNISA口座を同時開設」の項目にチェックを入れることにより、簡単に同時開設できます。

ジュニアNISA口座の投資資金は、原則的に18歳までは払い出し不可です。20歳になると、自動的に成人向けNISAに引き継がれます。

ジュニアNISAは、長期保有に適しています。0歳から19歳までコツコツ少額からでも積み立てることができ、しかも18歳まで払い出しできないため、教育資金や結婚資金などに活用しましょう。

ジュニアNISAと生前贈与をセットで活用することにより、相続対策になります。2015年から、相続税の基礎控除額が大幅に減額され、相続税がかかる対象者が増加したため、注目されています。

2015年以降の相続税の基礎控除額は、「3,000万円+600万円×法定相続人の数」です。

法定相続人が3人の場合は、4,800万円となります。相続財産がそれを上回る場合、その分の相続税を支払う義務が生じます。

ジュニアNISA口座を開設して生前贈与すると、相続税を減らすことが可能です。

その代わりに贈与税が発生しますが、贈与税の基礎控除額は受贈者一人当たり年間110万円です。

そのため、複数のジュニアNISA口座開設者に数年にわけて生前贈与することにより、相続税および贈与税をほぼ0円にすることも可能です。

auカブコム証券は、ネット証券会社の中でも特にオンラインサポートを重視しています。そのため、電話による問い合わせと違い、会話しなくても良いメリットがあります。

また、若年層はネットが得意なため、大人になっても活用し続けることが可能です。


まとめ

まとめ

auカブコム証券の未成年口座の特徴と開設条件、取引商品、開設までの流れ、活用方法について紹介しました。

まとめると以下の通りです。

  • auカブコム証券の未成年口座は0歳から19歳まで口座開設可能
  • 未成年口座開設ができるのは、auカブコム証券口座を開設している親権者または未成年後見人のみ
  • ジュニアNISA口座の活用で少額の資金を長期的に積立でき、節税にもなる

auカブコム証券の未成年口座を開設し、ジュニアNISA口座を活用してプチ株®、ワンコイン積立、フリーETFなどを積立投資すると、子どもの教育資金などに活用できます。

未成年口座は、本人が成人するか結婚すると成人口座に引き継がれます。

auカブコム証券の未成年口座を開設するには、親権者の一人または未成年後見人が行う必要があります。

親権者なども、auカブコム証券の口座を開設しましょう。

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