松井証券のIPO抽選方法と入金が必要なタイミング

最終更新日: 2021年6月4日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

松井証券 IPO

松井証券は大手ネット証券の1つで、IPOの取扱もあるため、松井証券からIPOの抽選に参加できます。

引受数は大手店頭証券と比べて少ないですが、ネット証券特有の一般の個人投資家に優しいIPO抽選方法となっていますので、意外に当選確率は高いです。

松井証券のIPO抽選のしくみや配分方法、入金が必要なタイミングなどをまとめて紹介したいと思います。

松井証券のIPO抽選方法

松井証券 IPO

  • 完全平等抽選
  • 申込は1人1抽選権
  • 購入期間に申込可能な後期抽選型

松井証券の抽選は機械的に抽選を行う完全平等抽選です。

また1人(1口座)1抽選権となり、資金量の少ない投資家も平等に抽選のチャンスがあります。

1口座1抽選権でない申込口数に応じて抽選権を付与する証券会社もありますが、そうすると仮に10万円で買えるIPO銘柄の申込を1億円分申し込むと1,000口の申込となり、10万円で1口申し込んだ人と比べると1,000倍も抽選権が変わることになります。

これでは資金量の少ない投資家が当選する可能性はぐっと低くなってしまいます。

1口座1抽選権になることで、このような大口の投資家も1抽選権となるため、資金量の少ない一般投資家の当選確率がぐっと上がります。

また、松井証券は後期抽選型の証券会社ですので、前期抽選型の証券会社でIPO抽選に外れた後でもIPOの申込ができます。

IPOではブックビルディング期間中に抽選の申込をする(前期型)証券会社が多いですが、松井証券はその後の購入申込期間にもIPOの申込が可能になっています。

ブックビルディング期間

購入申込期間(ここで申込可能)

購入

上場

そのため、他社で外れた後にでも申込することができます。

なお、松井証券ではブックビルディング期間、購入申込期間ともにIPOの申込が可能で、ブックビルディング期間にも申込することができます。

ブックビルディング期間に申込をしなくても抽選には参加できますが、ブックビルディングに参加しておいた方が抽選の優先順位が高くなるので当選確率が高まります。

松井証券でIPOを当選したかったら、ブックビルディング時と購入申込時の2段階で申込をするようにしましょう。


松井証券のIPO抽選配分

  • 引受株数の70%を完全抽選

松井証券では、引き受けた株数のうち70%を完全抽選に回して、抽選を行っています。

店頭証券会社ではネット抽選に回ってくるのは、引受株数の10%であることが多いため、比較すると同じ株数の引受であれば当選確率は7倍も高いことになります。

大手店頭証券会社の引受株数の方が多くても、配分を考えると松井証券の方が当選確率が高かったということもよくあるので、ネット抽選に高い割合で配分してくれるのは嬉しいですね。

ネット抽選に配分されない残りの30%は、機関投資家や優良顧客へと裁量配分されますので、一般の投資家ではそれらのIPOをゲットするのは難しくなっています。

ネット抽選に100%配分している証券会社には、マネックス証券とauカブコム証券があります。

いずれも1口座1抽選権となるため、当選確率も高く、少額投資でIPOを狙うならマネックス証券とauカブコム証券はぜひ持っておきたい口座です。


松井証券のIPOで入金が必要なタイミング

  • ブックビルディング時は前受金不要で申込可能
  • 購入申込期間の申込は入金が必要
  • 抽選時(購入申込最終日)に資金拘束される
  • 当選後のキャンセルは不可

上述した通り、松井証券はブックビルディング期間と購入申込期間の2度申込ができ、購入期間終了後に抽選を行う後期抽選型と呼ばれる証券会社です。

ブックビルディング時は前受金不要で申込が可能になっており、複数銘柄に申込が可能です。

また購入申込期間の申込には入金が必要になっており、抽選が行われる前日の購入申込最終日に資金拘束がされます。

当選=購入となりますので、当選後のキャンセルは不可となっています。

後期抽選型なので、他の証券会社で落選した場合でも申込することができますが、2段階申込制度を面倒に感じる投資家もいますので、逆に手間を惜しまない人なら当選確率アップが期待できます。


松井証券の入金方法

  • 即時入金
  • 銀行振込

松井証券の口座へ入金する方法には、即時入金と銀行振込による入金があります。

即時入金はオンラインバンキングサービスを利用して手数料無料で即時に入金する方法です。

銀行の営業時間内であれば、即時に入金することができます。

15:00以降の入金手続きの場合は翌営業日付の入金として画面に反映されます。

利用可能な金融機関はメガバンクやゆうちょ銀行、住信SBIネット銀行、PayPay銀行、ソニー銀行、楽天銀行、じぶん銀行など主要なネット銀行を利用することができます。

利用にあたっては各銀行でオンラインバンキングサービスを利用できるようにしておく必要があります。

銀行振込は松井証券が指定する銀行口座に振込することで松井証券の口座へ入金をします。

銀行の営業時間内であれば、入金から30分から1時間くらいで松井証券の口座の余力に反映されます。

また振込手数料は利用者負担となりますので、振込手数料には要注意です。

松井証券にはATMカードがないので、手数料無料で入金するには即時入金を利用するしかありません。

即時入金の対応銀行は多いので、メインで使っている銀行から即時入金して入金するのがスピード的にも手数料的にも良いと思います。


松井証券の出金方法

  • 振込出金
  • 即時出金

松井証券から出金する方法は振込出金(翌営業日以降出金)と即時出金があります。

通常の振込出金は、松井証券では「翌営業日以降出金」と呼ばれ、登録金融機関宛に振込で翌営業日以降に出金がされます。

即時出金は、登録金融機関に即時に出金することができますが、手数料として1回330円(税込)がかかります。

また、即時出金はゆうちょ銀行では利用できません。

IPOは資金管理が重要なので、即時に出金できるのは魅力ですが、手数料300円は毎回利用するには高いです。

どうしても出金が必要な時に即時出金を利用するのは良いですが、普段は翌営業日以降出金でも間に合うように余裕のあるスケジュールを立てていきたいですね。


1口座1抽選権で持っておきたい証券会社

松井証券はIPO引受数がそれなりに多く、ネット抽選向けの配分も70%と高いため、本気でIPOを狙うなら作っておきたい証券会社です。

松井証券からIPOに申込をしている人も限られますので、それなりの当選確率が期待できます。

IPOを狙うなら、当選実績の多いSMBC日興証券、大和証券、SBI証券や、抽選の競争は激しいですが主幹事案件の多い野村證券から口座開設するのが基本ですが、IPOを本気で狙うなら作っておきたい証券会社です。

株主優待のタダ取りにも使えるので、作っておいて損はありません。

松井証券の口座開設

SMBC日興証券の口座開設

大和証券の口座開設

SBI証券の口座開設

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