楽天証券のフル板サービスの特徴、表示方法、活用方法

最終更新日: 2020年4月3日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

楽天証券のフル板サービスの特徴、表示方法、活用方法

楽天証券のトレーディングツール、「マーケットスピード」を利用しているかたにおすすめなのが、「フル板サービス」です。フル板サービスを利用することにより、トレード時の板を全て表示することが可能になります。

この記事では、フル板サービスの特徴や利用料金、表示方法、利用可能なチャネル、さらにどのように投資に活用するかの方法などをご紹介します。


楽天証券のフル板サービスの特徴、表示方法、利用可能なチャネル

楽天証券のフル板サービスの特徴、表示方法、利用可能なチャネル

楽天証券のフル板サービスは、マーケットスピードで利用できるサービスです。まずはマーケットスピードの紹介をします。


マーケットスピードとは

マーケットスピードとは、楽天証券で利用できる、豊富なチャートなどを実装したトレーディングツールです。マーケットスピードを利用するためには、パソコンにダウンロードし、利用申請をします。その後、ログインすることにより利用可能になります。

マーケットスピードは月額2,700円(税込)の有料サービスです。ただし、新規利用から3か月間は無料で使用できます。

その他、信用口座・先物オプション取引口座・FX口座のいずれかを開設した場合、30万円以上楽天証券口座に入金している場合、楽天銀行とマネーブリッジ設定をしている場合も無料です。


フル板サービスとは

フル板サービスは、以前はマーケットスピード上で提供する有料の情報サービスでした。マーケットスピードの使用量に加え、月額2,160円(税込)が必要でした。合わせると最大月額4,860円(税込)が必要だったことになります。

しかし、2014年10月27日に最新バージョンがリリースされたことに伴い、フル板サービスが無料化されました。このことにより、フル板サービスの利用者が増加し、他の証券会社から楽天証券に移行したかたも増えました。

楽天証券以外の証券会社もフル板サービスに相当するサービスを提供していますが、有料の場合や、別ブラウザで開く必要がある場合などがあり、楽天証券が無料でマーケットスピード上で利用できるのは大きなメリットです。


フル板サービスの特徴

フル板サービスの特徴

フル板サービスの特徴は、東京証券取引所に上場されている全銘柄の板情報が配信されることです。さらに、通常は基準値を中心に気配値等が8本までに限定されますが、フル板サービスは全注文を制限値幅まで表示されます。

このことにより、上場されている全銘柄の全ての注文情報をリアルタイムで把握できます。売買件数、売買累計、引け注文の値段、引け注文の数量までの詳細情報を知ることができ、より深く値動きを分析できます。


フル板サービスの表示方法

フル板サービスを表示する方法は、まずマーケットスピードにログインし、「投資情報」から「市況情報フル板」を選択し、「ザラバフル板」を選択することにより、表示されます。

また、マイページに「市況情報フル板画面」を登録することが可能です。ただし、マイページ1画面に登録できるのは、1画面のみに限られます。


フル板サービスの利用可能なチャネル

フル板サービスを利用できるチャネルは、マーケットスピードのみです。マーケットスピードはWindows8.1以降またはMacでのみ使用可能のため、スマホでは使用できません。

スマホのチャネルは、iSPEEDが利用できますが、マーケットスピードには対応していません。また、表示画面の小ささから、フル板サービスに対応することは今後も難しいと考えられます。


楽天証券のフル板サービスを投資に活用する方法

楽天証券のフル板サービスを投資に活用する方法

楽天証券のフル板サービスは、東京証券取引所に上場されている銘柄のみ取り扱います。海外の銘柄をメインに使うかたにはあまり適していません。

フル板サービスの表示画面は3通りあります。「市況情報フル板」、「ザラバ情報フル板」、「マイページ」の3通りで、より多くの板が表示される市況情報フル板が一番活用しやすいため、以下紹介していきます。

フル板サービスでは、通常の気配値が8本なのに対し、初期状態で16本・32本・48本から選択できます。さらに、最大512本まで自由に設定を変更することもできます。板に多数の気配値が並ぶことにより、より相場の動向を詳しく知ることができます。

これは、東京証券取引所で実際に用いられている売買注文のデータを、個人投資家にも提供することにより、実現しているすごいサービスです。大引け前に約定しなかった注文が大引け時に成り行き注文に替わる不成注文の数も分かります。

さらに、歩み値情報を使うことにより、あなたが指定した特定の銘柄において、いつ、どれだけの株価が、いくらの値段で約定したのかを時系列で把握できます。株価の動きを分析するために役立てましょう。

フル板には、表示する板の基準値を中心値にする中心表示と言う名の便利な機能があります。ワンクリックで自動的に中心に戻ります。最も安い売り気配と最も高い買い気配の両方を表示する最良気配と切り替えながらトレードすると効率的です。


パラレル板の表示

パラレル板の表示

楽天証券は、他の証券会社が提供する同様のサービスの中では初めての導入となる、パラレル板表示を導入しています。通常は売り気配が左上、買い気配が右下に表示されますが、パラレル表示では買板と売板が分離されて平行に表示されます。

パラレル表示を使用すると、画面上により多くの数字が並び、多くの情報を見ることができる反面、従来の表示に慣れたかたにはかえって情報が多すぎて見にくくなることもあります。


ザラバ情報の表示

オークション形式でどんどん約定していくザラバ情報も、楽天証券では表示することができます。

好みの銘柄を最大50項目まで表示できます。市況情報フル板の画面で右クリックすることで、その銘柄をザラバ情報フル板に簡単に登録できます。

マイページにフル板を登録することも可能で、環境設定から機能を自由にカスタマイズすることもできます。より自分に合った画面表示に切り替えましょう。


武蔵の利用

武蔵の利用

楽天証券には、板発注機能「武蔵」があり、スピーディーな取引が実現できます。その武蔵は、2014年7月からフル板に対応しました。武蔵とフル板を組み合わせると、簡単なマウス操作でリアルタイムに取引できるようになりました。

武蔵を使えば、板の左右に表示されている注文数量を、買板または売板の価格までマウスでドラッグアンドドロップするだけで発注できます。慣れれば1秒程度で注文完了です。また、注文価格を訂正したい時も、板上で簡単にできます。

また、逆指値を設定する時も、板上で右クリックするだけで、簡単に発注できます。逆指値は常に発注する習慣をつけ、暴騰や暴落のリスクを回避しましょう。

武蔵では、現物取引だけでなく信用取引も使えます。操作方法はほぼ同じです。

気配値に小数点が多くなって画面がみづらくなることがあります。そんな時は、「武蔵まとめ板」を利用しましょう。武蔵まとめ板を使えば値段を1円刻み、5円刻みなど指定でき、画面がすっきりします。

さらに取引スピードを速めるために、余計な注文確認画面を表示しないようにすることもできます。方法は、条件設定で注文確認画面とダブルクリック注文の入力画面を消せば完了です。ご発注のリスクも高まることにご注意ください。


エクスプレス注文の利用

武蔵の他に、ワンクリックで発注できる機能「エクスプレス注文」も便利です。エクスプレス注文は信用取引のみ利用できます。現物取引は武蔵を利用しましょう。

ワンクリックで買いや売りが約定されるため、即時に注文できますが、注文ミスもしやすいため、初心者は手を出さない方が無難です。

エクスプレス注文では、条件付き注文「IOC注文」が実装されています。ICO注文をすると、自分が設定した値段で即時に約定され、約定しなかった注文数量は自動的に失効します。

ICO注文をうまく活用すれば、価格が激しく動く相場や、サラリーマンなどでチャートをずっと見ていられない場合などに、注文し損ねたり注文を取り消しできないなどのトラブルを回避しやすくなります。


まとめ

まとめ

楽天証券のフル板サービスの特徴や表示方法、うまく活用する方法について紹介しました。まとめると以下の通りです。

  • 楽天証券のフル板サービスは無料で利用可能な多機能ツール
  • パソコンのマーケットスピードで使用でき、スマホでの使用は不可
  • 武蔵やエクスプレス注文を活用しスピーディーな取引ができる

楽天証券のフル板サービスは、その他の証券会社が運営する同様のサービスよりも多機能で初心者にも使いやすいです。しかも、一定の条件を満たせば無料で使用できます。

東京証券取引所で表示される同じ画面が個人で利用できるため、うまく活用すればプロトレーダーと同じような環境を自宅のパソコンに再現できます。

便利なツールや機能が多数そろっていますが、使い方を誤ると誤発注や思わぬミスもあるため、操作に関しては自己責任でミスがないようにしましょう。

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