楽天証券で現引き、現渡し取引をする方法、活用方法

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楽天証券で現引き、現渡し取引をする方法、活用方法

信用取引の決済方法では、多くのかたが「返済」を選択します。しかし、「現引き」や「現渡し」で決済した方が良い場合もあります。

この記事では、楽天証券の信用取引で決済をする時に、現引き、現渡し取引をする方法と、その活用方法についてご説明します。また、現引き、現渡し取引で手数料を節約する方法もあわせて紹介します。


楽天証券で現引き、現渡し取引をする方法

信用取引

信用取引

楽天証券で信用取引を行うには、総合口座とは別に信用取引口座を開設する必要があります。信用取引口座の開設は、最短10分でできます。

まず、電子交付の書面に関する同意を行います。PDFで表示される書面を確認し、同意ボタンをクリックします。次に登録されている個人情報を確認しましょう。

その後に、口座開設基準を確認します。一定以上の投資経験があること、金融資産が100万円以上あること、年齢が80歳未満であることなどが問われます。それらを確認した上、インターネット審査や電話面談を経て信用取引が可能になります

信用取引においては、現金や株式を担保にして、元手以上の金額の取引が可能です。楽天証券では、預けている担保評価額の最大3.3%までの株式売買が可能です。

預けているお金以上の取引が可能なため、より多くの利益を得るチャンスがある反面、値下がりした場合、より多くの損失が発生するリスクもあります。

そのため、信用取引口座の開設は、より厳しい審査が行われます。また、楽天証券以外の証券会社で信用取引の経験がある、もしくは楽天証券を含む証券会社でなんらかの株式投資を行った経験がある方が望ましいです。

信用取引を行う際、その株式を売却することによって利益が得られます。例えば買い建てで得た株式が値上がりした場合、売却によって得られる差額分から手数料を引いた金額があなたの利益になります。この行為を決済といいます。

決済

決済の方法は大きく分けて2通りあり、一つが返済、もう一つが現引き・現渡し取引です。多くのかたは返済を選択しますが、現引き、現渡し取引は手数料を節約できるなどのメリットがあります。

現引き、現渡しの「現」とは現物のことです。信用取引でありながら、現物株取引のような感覚で売買できる点が特徴です。

現引きのことを「品受け」、現渡しのことを「品渡し」と表現することもありますが、楽天証券のWebサイト内では、現引き・現渡しと表現されています。

現引きや現渡しを行う方法は、まず楽天証券のWebサイトにログインし、国内株式注文の信用取引のページに移動します。その後、「現引・現渡注文」をクリックすると、現引きや現渡しで取引が可能な銘柄が一覧表示されます。

画面左端の「注文」の欄に、現引きと現渡しの区分が記載されています。数量・単価・取引期日等を参考に、取引を行いましょう。

当日の内に現引きや現渡し取引を行いたい場合、その日の15時30分までに注文を行いましょう。取引時間中、つまり15時までに注文を入力した場合、即時に約定されます。


現引き、現渡し取引を活用して手数料を節約する方法

つなぎ売り

つなぎ売り

現引き、現渡し取引には手数料がかかりません。うまく活用すると、手数料を節約できます。

現引きの仕組みは、いったん信用取引で買い注文を執行した株式を、現物株として保有し直すことです。そして、信用取引手数料と現物株手数料とは違います。

信用取引の方が手数料は安いため、まずは信用買い分の手数料を支払い、すぐに現引きを選択します。1日分の金利が必要ですが、信用買い手数料+現引き手数料0円+1日分の金利現物株手数料より低くなる場合は、その金額を節約できます。

現渡しの仕組みは、現引きの仕組みで売り注文と買い注文を逆に考えると理解できます。現渡しの場合は株式の空売りを行い、その後に現物株で決済することです。

現渡しは、現引き以上に活用すると、効率よく手数料を節約することが可能です。例えば、保有している株式が値下がりしそうな時に、損切りのために使えます。これにより、すでに利益が出ている分が確定できます。

この方法を「つなぎ売り」と言います。現渡しでは、つなぎ売りを活用することで、株式が値上がりしても値下がりしても損をするリスクを減らしながら手数料が節約できます。その一つが、株主優待の取得です。

株主優待の取得

株主優待を取得するために、現渡しを活用すると、手数料が安くなります。株主優待とは、株主が所持する一定枚数以上の株式に対して、投資先の企業から割引券や商品などの贈呈があることです。

株主優待を受け取るためには、権利つき最終日の時点で、その会社の株式を一定枚数以上所持することが必要です。権利つき最終日は、決算日の3営業日前と決まっています。決算日は、3月31日と9月30日に設定している企業がほとんどです。

株主優待の権利確定日前に、現物買いと信用売りを組み合わせ、株主優待を取得する際に、現渡しを利用すると、手数料を節約しながら株主優待を取得できます。また、手数料よりも株主優待で得られる利益の方が大きくなります。

楽天証券で現渡しをするときには、現物買いした株式の銘柄を選択し、「全現渡」にチェックを入れて全ての株式を信用売りしましょう。その後、株主優待を数か月後に受け取ることが可能です。

決算日前には株主優待の取得を狙う投資家が同じような方法をとることにより、人気の高い銘柄は、大きく値上がりすることがある点に注意が必要です。


まとめ

まとめ

楽天証券で現引き、現渡し取引をする方法と、手数料を減らすなどの活用方法についてご説明しました。まとめると以下の通りです。

  • 現引き、現渡し取引は、信用取引の決済手段の一つ
  • 現引き、現渡し取引で手数料を節約できる
  • 株主優待のつなぎ売りで現渡し取引をすると大きな利益を得るチャンス

信用取引の決算手段で、返済を選択しているかたは多いですが、現引き、現渡し取引を活用することにより、手数料を節約できるなどのメリットが得られます。特に株主優待の取得におすすめの方法です。

現引き、現渡しは手順がやや面倒になる割に、手数料がわずかに安くなるだけですが、何度も取引を繰り返すと手数料は跳ね上がるため、長い目で見るとお得です。楽天証券は、現引き、現渡しは簡単な操作で執行できます。

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