SBI証券で取引できる海外ETFの種類と手数料無料にする方法

最終更新日: 2017年6月28日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

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低コストで海外へ投資することができる海外ETFは人気の商品ですので、これまで国内株や投信だけに投資している人でもチャレンジしてみたいと思っている人は多いと思います。

ネット証券では簡単な手続きですぐに取引可能になるので、海外ETFを気軽に始めることができます。中でも取り扱う海外ETFの数が多いのはネット証券最大手のSBI証券と楽天証券です。

本ページではSBI証券で取引可能な海外ETFの種類や手数料無料で取引する方法を紹介します。

楽天証券については別のページで紹介していますので、楽天証券ユーザの人はこちらの記事を参考にしていただければと思います。

SBI証券で取引できる海外ETFの種類と手数料

  • 200を超える銘柄に投資が可能
  • 1株から取引が可能
  • 専用の外国株口座の開設が必要

200を超える銘柄に投資が可能

SBI証券では200を超える様々な国、セクター、商品の指数に投資することが可能です。

連動する指数は幅広く、先進国と新興国を含めた複数国の経済指数に連動するものや先進国の指数に連動する銘柄、特定のセクター指数に連動する銘柄、債券の指数に連動する銘柄、コモディティの指数に連動する銘柄などがあります。

海外ETFは外国の取引所に上場するETFですので、商品の区分としては外国株式となります。それぞれの国で取引可能なETFの銘柄数と手数料は以下のようになっています。

■SBI証券で取引可能な海外ETFの銘柄数

種類 銘柄数 手数料
米国株 229 約定代金の0.45%(税別)
最低手数料5ドル(税別)
上限手数料20ドル(税別)
中国株 47 約定代金の0.26%(税別)
韓国株 1 約定代金の0.9%(税別)

※銘柄数は2015年12月時点

米国に上場している海外ETFが200超と多く、香港市場に上場するETFも多く取引可能になっています。


1株から取引が可能

SBI証券の外国株サービスは1株から取引可能ですので、小口で取引することも可能です。(ただし、どの外国株でも最低手数料が設定されているので手数料負けする可能性が高くなります。)

海外ETFの中でも人気の銘柄は以下の銘柄で、これらの銘柄は世界の株式市場に気軽に投資できるものが多く、信託報酬も割安なものがほとんどです。

SBI証券の売買代金ランキングで上位の銘柄なので、はじめて海外ETFを投資する際にはこれらの銘柄から自分が投資したい対象に近い銘柄に投資するのも良いかもしれませんね。

■人気の海外ETF

順位 ティッカー 銘柄名
1 VT バンガード トータル ワールド ストックETF
2 IVV iシェアーズ・コア S&P 500 ETF
3 VOO バンガード S&P 500 ETF
4 VWO バンガード FTSEエマージングマーケッツETF
5 VTI バンガード トータルストックマーケットETF
6 HYG iシェアーズ iBoxx USD Hイールド社債 ETF
7 PFF iシェアーズ 米国優先株式 ETF
8 SPY SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY)
9 IBB iシェアーズ NASDAQ バイオテック ETF(IBB)
10 SHV iシェアーズ 米国短期国債 ETF

専用の外国株口座の開設が必要

SBI証券の外国株取引は総合口座開設後に専用の外国株口座を開設することで取引可能になります。

外国株口座は一回手続きをすればすべての外国株を取引することができるので、まずはSBI証券の外国株口座を開設すると簡単に海外ETFへ投資が可能になります。(外国株口座の開設はWEB申込のみで4クリックで完了します。)

SBI証券の口座を持っていない人は総合口座が必要になりますので、まずは総合口座を開設しましょう。

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SBI証券の海外ETFは特定口座に対応

  • 特定口座に対応しているので原則確定申告不要で取引可能

またSBI証券の外国株取引は2015年12月25日からは特定口座に対応するので、源泉徴収ありを選択している人は原則確定申告不要で取引することが可能です。

外国株扱いとなると一般口座になって確定申告しなくてはいけなくなるという理由で海外ETFへの投資へ二の足を踏んでいた投資家の人も多いですが、特定口座に対応したことで国内株式と同じように取引が可能です。

もちろん国内株、投資信託など特定口座で運用している他の商品との損益通算や損失の繰越控除をすることもできます。


手数料無料で海外ETFを取引する方法

  • SBI証券のNISAは海外ETFの買付手数料が実質無料

上述した通り、海外ETFは外国株取引となりますので、取引にあたっては原則として各外国株の手数料がかかります。

しかし、実質手数料無料で海外ETFに投資をする方法もあります。

それはNISA口座を活用して海外ETFに投資をすることです。

SBI証券のNISA口座は国内株式、投資信託、外国株式が対象商品となるため、海外ETFを取引することができます。

そして、SBI証券ではNISA口座促進のため、国内株式の手数料は全額無料、外国株式も海外ETFに限っては買付手数料を全額キャッシュバックするようになっています。(2015年はキャンペーンという形でしたが、2016年以降は恒久化されました。)

買付時のみ手数料が無料となり、売却時には手数料がかかることになりますが、買付手数料が全額キャッシュバックされることで、毎月少額を積み立てる手動の積立投資も可能になり、NISA口座を海外ETFで活用することができます。

海外ETFは金額買付ができず、株価によってはNISAの投資枠が半端になる可能性はありますが、そこは1万円以上1円単位で取引できる国内の投資信託で埋めるなどやりようはありますので、海外ETFをNISAで投資するのは非常におすすめです。

SBI証券でもNISAで海外ETFへ投資することを推奨しており、低コストでわかりやすい投資対象に投資できる以下の銘柄をおすすめしています。

■SBI証券おすすめの海外ETF銘柄

地域 ティッカー 銘柄名 特徴
全世界 ACWI iシェアーズ MSCI ACWI ETF MSCI 全世界指数(All Country World Index)に連動。日本を含む全世界の株式への投資。
先進国 TOK iシェアーズ MSCI コクサイ ETF MSCI コクサイ インデックスに連動。海外投資のベンチマークにされることが多い指数。日本以外の先進国が投資対象。
米国 IVV iシェアーズ・コア S&P500 ETF 米国S&P500インデックスに連動。ビジネスの中心である米国の主要株式へ投資できる。管理報酬の低さも魅力。
新興国 EEM iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF 新興国市場の大型株、中型株で構成される指数に連動。中国、韓国、台湾、ブラジル、ロシア、インドなどが主な投資先。
新興国 VWO バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF 新興国市場の大型株、中型株で構成される指数に連動。ブラジル、ロシア、インド、中国、台湾、南アフリカなどが主な投資先。管理報酬の低さも魅力。
バンガード・インベストメンツ PDFです。新しいウィンドウで開きます。
アジア VPL バンガード・FTSE・パシフィックETF アジアパシフィック地域の先進国の企業で構成される指数に連動。日本、オーストラリア、韓国、香港、ニュージーランド、シンガポールなどが主な投資先。管理報酬の低さも魅力。


住信SBIネット銀行を利用して為替手数料を節約

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また、外国株取引をする上でのコストは取引手数料以外に通貨を円から外貨に交換する際のスプレッドである為替手数料がありますが、SBI証券なら為替手数料を節約することができます。

通常、円から外貨への交換はSBI証券の為替取引を利用することになり、米国株の場合は1米ドルあたり15銭の為替手数料がかかることになります。

これを住信SBIネット銀行の外貨預金を活用することで、為替手数料を安くする方法があります。

SBI証券と住信SBIネット銀行は「外貨即時決済サービス」というサービスで、住信SBIネット銀行の外貨預金をSBI証券の外貨口座へ手数料無料で即時に入金することができます。

外貨即時決済サービスを利用することで、住信SBIネット銀行からSBI証券へは為替手数料をかけることなく資金移動することが可能になり、この場合は為替手数料は住信SBIネット銀行の外貨預金への預入時にかかります。

住信SBIネット銀行の米ドルの外貨預金の為替スプレッドは9銭となっており、為替手数料を40%安く米ドルに交換することができます。

さらに住信SBIネット銀行では毎月25日に為替手数料を無料にする「外貨特BUY日」を実施していますので、うまくタイミングがあえば為替手数料無料で海外ETFの買付をすることができます。

SBI証券と住信SBIネット銀行といえばハイブリッド預金が有名ですが、このような便利なサービス連携をしていますので、SBI証券を利用している人はとりあえず住信SBIネット銀行の口座は持っておいた方が良いでしょう。

  • SBIハイブリッド預金のしくみと活用法

  • これからSBI証券の口座を申し込む人は以下から住信SBIネット銀行と同時口座の開設も可能ですので、ご利用されると良いと思います。(申込時に「住信SBIネット銀行の口座開設もする」にチェックを入れるだけです。)

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