SBI証券の投信積立の特徴、メリット、支払方法

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SBI証券の投信積立の特徴、メリット、支払方法

SBI証券では投資信託を積立で購入できます。

投信積立は一定額を定期的に積み立てるシステムですが、SBI証券には他社にないメリットも用意されています。

ここではSBI証券の投信積立やつみたてNISAのメリットや特徴、デメリットなどをまとめました。

また積立の支払方法も紹介しています。


SBI証券の投信積立の特徴、メリット

100円から積立が可能

100円から積立が可能

SBI証券では、原則100円から投信積立が可能です。一部対象外銘柄はありますが、10本から20本程度でほとんどの銘柄は100円積立に対応しています。

100円積立はリスクも低いため投資信託をはじめて購入するかたや、どの投資信託が良いのか実際に試したいかたにもおすすめです。

また複数銘柄を組み合わせて、細かく分散投資したいかたにも向いています。


積立コースが5種類ある

投信積立は、1か月に一度好きな日時を設定して積み立てる形式が一般的です。

証券会社によっては選択できる日時が限定されている場合もありますが、SBI証券では1日から月末まで好きな日時を設定できます。

またコースは5種類あり、予算や都合の良い時期に合わせて積立設定が可能です。


SBI証券の投信積立で選べるコース

毎日積立

土日祝日以外の毎営業日に自動積立が行われます。


毎週積立

毎週月曜から金曜の間で好きな曜日を設定できます。


毎月積立

毎月1日から30日、または月末の中から好きな日時を設定できます。


複数日積立

毎月1日から31日の間で申込日を複数設定できるコースです。


隔月積立

奇数月と偶数月から選択し、日時は1日から30日、または月末から任意の日付を設定できます。


ボーナス月コース

オプションでボーナス月を設定する場合に選択できます。1月から12月を選択し、日付は1日から30日、または月末から設定可能です。


設定時のポイント

毎日積立はSBI証券の営業日のみ積立が可能で、100円ずつ積立を行うと毎月の予算は2,000円前後です。

毎週積立は曜日を設定でき、毎月4回から5回程度に分けて積立したいかたに向いています。

複数日積立は毎営業日では日数が多すぎると考えるかたや、月に2、3回程度積立したいかたにも便利です。

他のネット証券では2、3種類の積立コースの設定が多めですが、SBI証券は5種類と他社よりも豊富なコース形態が用意されています。

なお、閏月などで申込設定日に該当する日付が存在しない場合は、月末扱いで自動発注されます。


投資信託の買付手数料がキャッシュバック

SBI証券では2017年9月1日以降、投信積立時の買付手数料が実質無料です。一度買付手数料は計上されますが、同額が翌月末までにキャッシュバックされるしくみです。

ノーロード投信が多く買付手数料がかからない銘柄が豊富なSBI証券ですが、投信積立の場合は買付手数料を気にせず銘柄選択が可能です。

特に設定や申込も必要ないため、投信積立で買付手数料が有料の銘柄を購入した場合自動でキャッシュバック対象となります。


NISAの非課税枠を気にせず注文できる

NISAの非課税枠を気にせず注文できる

NISAで投信積立を行う場合、気になるのが残りの非課税枠です。NISAでは非課税枠を超える注文が受け付けられないため、積立自体ができないケースがあります。

しかしSBI証券ではNISAを使っているかたのために、2種類の注文方法が用意されています。NISAの非課税枠の残りを気にする必要はありません。


NISA枠ぎりぎり注文とは

NISA枠ぎりぎり注文は残りのNISA枠を計算し、自動で積立額を調整してくれる注文方法です。通常の注文では、NISA枠を超える金額が設定されていた場合、該当の注文がすべて取り消されます。

20,000円のNISA枠が残っていても、積立設定が24,000円だった場合は注文が取り消されて20,000円分のNISA枠が使えません。

NISA枠ぎりぎり注文ではNISAの非課税枠を超える注文を設定している場合でも、NISA枠の分だけ自動で注文されます。わずらわしい計算をする必要がなく、非課税枠を余らせてしまうこともありません。


課税枠シフト注文とは

NISAと通常の口座を使い分けて投資を行っている場合に適した注文方法です。

NISA枠が積立設定金額を下回っていた場合、課税口座で積立発注を行います。

NISA枠ぎりぎり注文とセットで設定することもでき、非課税分はNISAで注文し残りの分は課税口座で自動発注を行うことが可能です。


外貨建MMF積立にも対応

SBI証券では、外貨建MMF積立にも対応しています。外貨建MMFは米ドル、カナダドル、豪ドル、ニュージーランドドル、南アフリカランド、トルコリラのいずれかを選択して投資する投資信託です。

外貨建MMF積立は毎月5,000円から設定可能で、好きな通貨を選ぶことができます。円貨決済サービスにも対応しており、外貨注文だけでなく日本円から直接外貨建MMF注文が可能です。


銀行から自動引き落とし設定が可能

SBI証券では、投信積立銀行引落サービスが設定できます。証券会社の口座に入金する必要がなく、都合の良い銀行口座を引き落とし先に設定できるため便利です。


投信マイレージサービスが利用できる

投信積立で購入した投資信託も、投信マイレージサービスの対象です。

投信マイレージサービスは対象銘柄の投資信託の保有額に応じて、SBIポイントが貯まるシステムです。

貯まるポイントは保有額の0.03%から0.2%に設定されています。

通常銘柄の場合、保有額1,000万円未満で0.1%、保有額1,000万円以上で0.2%分のポイントが貯まります。

通常銘柄を1,000万円分保有し、月の平均保有額の変動が1年間ない場合年間20,000円程度のSBIポイントが貯まります。


SBI証券のデメリット、注意点

SBI証券の投信積立にデメリットはある?

SBI証券の投信積立にデメリットはある?

SBI証券は他社よりも積立コースが多く、すべての投資信託の買付手数料が無料になるなどメリットが多い証券会社です。

積立金額も100円から設定でき、NISA枠を活かすための注文方法も用意されています。

一見デメリットはないように感じられますが、SBI証券の投信積立にも多少のデメリットがあります。


つみたてNISAの場合積立コースが減る

つみたてNISAを選択する場合、複数日積立と隔月積立を選択できません。

実質コースが3種類になるため、つみたてNISAで投信積立をしたい場合は他社とコースの種類はほぼ変わりません。

他社よりも選択肢が減るわけではないためそこまでのデメリットではありませんが、複数日や隔月の積立に魅力を感じているかたにとっては大きな問題です。


毎日積立は取引報告が多い

他社では取扱が少ない毎日積立ですが、毎日積立を行った場合取引回数が多くなることが特徴です。

取引報告はメールやマイページのお知らせで通知され、営業日ごとにお知らせが届きます。

このお知らせがわずらわしいと感じるかたは、SBI証券のメリットでもある毎日積立は向いていません。

メールは受信設定を変更できますが、設定方法によっては他の投資商品の取引も通知されないため問題を感じるかたもいます。

また取引状況の確認やチェックも回数が多くなるため、管理が複雑です。


コース選択によって積立金額が一定にならない

毎日積立、毎週積立の場合、1か月の積立金額が一定になりません。毎月予算を決めて投資を行いたいかたは、他の積立方法を設定する必要があります。


一般的な投信積立のデメリット、注意点

一般的な投信積立のデメリット、注意点

SBI証券を選択した場合特有のデメリットはそれほどありませんが、投信積立自体にもいくつかデメリットがあります。


短期間の積立ではドルコスト平均法の良さが出ない

投信積立の魅力は、時間分散によって平均的なリターンを生み出す「ドルコスト平均法」の考えが活かされることです。

しかし半年や1年程度の積立期間では、ドルコスト平均法の良さが活かせません。

ドルコスト平均法は投資信託の価値が高い時も低い時も購入を続ける手法で、投資期間が長くなるほどリスクが軽減するためです。

投信積立は中長期の資産形成を考えるかたに向いており、短期の投資を考えている場合はメリットが少ない投資方法です。


投資信託の価値が上がり続けた場合のリターンが少ない

中長期で投資し、一度も投資信託の価値が下がらず値上がりを続けた場合、最初にまとめて一括投資を行った方が有利です。

購入のタイミングが見極められる場合は、一括投資の方が最終的なリターンが大きいことは理解しておきましょう。


最終的に価値が下落した場合のリターンが少ない

投資をはじめた時点の価格から一旦上昇し、最終的に価値が下落した場合投信積立では価格が高い時点で投資信託を追加購入しているためリターンが減ります。

価格が低い時にまとめて購入した方が下落幅も少なく、価格が上がった時に売却する方法も選択できます。

価格が上昇し続けたケースと同様、タイミングを見極められるかたは一括購入の方が有利に取引を進めることができます。


SBI証券の投信積立の支払方法

証券口座からの引き落とし

証券口座からの引き落とし

SBI証券で投資商品を購入する場合、原則証券口座に入金した資金から買付が行われます。ただし投信積立の場合毎月自動的に積立を行うため、証券口座に資金がない場合積立が行われません。

この事態を防ぐため、SBI証券では証券口座からの引き落とし以外の支払方法を用意しています。


銀行引落サービス

銀行引落サービスは、顧客が設定した任意の金融機関から投信積立の積立金額を自動引き落としするサービスです。

銀行引落サービスには主に、2種類の利用方法があります。


住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行のハイブリッド預金を利用する方法です。住信SBIネット銀行口座とSBI証券口座を保有しているかたは誰でも設定ができます。


SBIハイブリッド預金の設定方法

SBI証券と住信SBIネット銀行口座を同時申込した場合は、自動的に利用可能です。SBI証券口座と住信SBI銀行を別々に申し込んだ場合は別途設定が必要です。

住信SBI銀行またはSBI証券のサイトで設定を確認しましょう。申込を行う場合は住信SBIネット銀行のWebサイトにログインし、口座情報からお客様情報設定・確認から申込できます。

画面指示に従って手続きを進めると、SBI証券のWebサイトへ遷移します。SBI証券のサイトで申込完了後預り金自動スィープサービスが利用できます。営業日の15時までの設定で、当日17時頃から利用可能です。

15時以降の受付は翌営業日の17時頃に設定が完了します。


振替上限額の設定方法

SBI証券の口座管理からお客様情報設定・変更に進み、お取引関連・口座情報を開きます。住信SBIネット銀行関連サービスからSBIハイブリッド預金振替上限金額の確認・変更ボタンから上限金額の確認と変更ができます。


その他の金融機関

その他の金融機関

住信SBIネット銀行以外の金融機関でも銀行引落サービスは利用可能です。


銀行引落サービスの申込方法

銀行引落サービス設定ページで、電子交付サービスの承諾画面を開きます。内容を確認後承諾ボタンを押し、個人情報の第三者提供の同意を進めます。

収納代行業務の委託先に個人情報を提供するためです。銀行引落サービスの約款を確認後同意を行い、取引パスワードを入力します。

「同意して次へ」のボタンをクリックすると、べリトランス株式会社のWebサイトへ移動します。

べリトランス株式会社のWebサイトで利用する金融機関を設定し、金融機関側のWebサイトでも手続きを進めると銀行引落サービスの設定は完了です。


銀行引落サービスの引き落とし日

銀行引落サービスの引き落とし日は、投信積立日の設定によって細かく設定されています。

SBI証券のWebサイトで、銀行引落サービスの引き落としスケジュールの確認が可能です。

引き落とし日は14日または27日のどちらかです。


SBI証券のつみたてNISAのメリット

他の口座とつみたてNISA口座の違い

他の口座とつみたてNISA口座の違い

SBI証券では一般口座、特定口座の他にNISA口座が利用できます。

NISA口座は一般NISA口座と、新しく2018年から生まれたつみたてNISA口座から選択が可能です。

つみたてNISA口座は、積立商品の買付限定の口座です。年間40万円まで非課税で運用でき、非課税期間も長く設定されています。

今まで一般NISA口座を利用していたかたも、年に一度つみたてNISAへの移行が可能です。


つみたてNISAのメリット

金融機関を問わず、つみたてNISAには共通のメリットがあります。


まとまった資金がなくても投資が可能

つみたてNISAは年間40万円が上限に設定されているため、1か月にすると33,000円ほどが上限です。

まとまった資金がなくても、毎月少しずつ積み立てることで投資ができます。


非課税期間が長い

つみたてNISAの非課税期間は2037年までです。最長で20年間非課税期間が続きます。


最大の非課税投資額が多い

つみたてNISAは1年間の非課税額が40万円と少なく見えますが、20年の非課税額を合計すると最大800万円の資金が非課税で運用できます。

一般NISAの非課税期間は5年で年間120万円が上限のため、合計額はつみたてNISAの方が200万円増えます。


一定条件を満たした投資信託が対象

つみたてNISAで選択できる投資商品は、国が定めた基準を満たしています。

中長期的な投資向けの安定した投資信託が揃っているため、初心者でも銘柄選びを迷うことがありません。

もちろんアクティブ系投信にも投資が可能です。


金融機関変更が可能

つみたてNISA口座では1年に一度、金融機関の変更が可能です。積み立てた投資商品は残したまま、他の金融機関で新しく投資をはじめることもできます。


払い出しはいつでも可能

ジュニアNISA口座やiDeCoでは払い出しに制限がありますが、つみたてNISA口座の資金はいつでも出金できます。

投資信託の売却や購入も自由にでき、必要に応じて資金が利用できます。


買付手数料が無料

つみたてNISAで取り扱われている投資信託は、買付手数料が無料です。

信託報酬も基準を満たしたファンドに限定されているため、高額な手数料を支払う必要がありません。


SBI証券のつみたてNISAのメリット

取扱商品が豊富

取扱商品が豊富

SBI証券のつみたてNISAには、投資商品が100本以上用意されています。

選択肢が豊富で、好みの投資信託を探しやすいことが魅力です。


毎日積立が可能

SBI証券のつみたてNISAでも通常の投信積立と同様、毎日積立が選択できます。

毎日少しずつ積立したいかたにも最適です。


カートつみたて機能が利用できる

つみたてNISAは非課税枠の確認など、一般の口座に比べてしくみが複雑です。

SBI証券ではつみたてNISAの設定が簡単にできる「カートつみたて機能」が搭載されています。

カートつみたて機能を利用すると、グラフで現在の積立状況を確認したり積立条件の設定が一括で可能です。

ボタン一つで一括設定ができるため、複数の銘柄を積み立て手いる場合でもわずらわしさがありません。


NISA枠ぎりぎり注文が利用できる

NISA枠ぎりぎり注文はSBI証券特有の注文方法で、つみたてNISAでも利用できます。

自動計算でNISA枠を使い切ることができ、余った分は課税口座で発注する課税枠シフト注文も併用可能です。


SBIポイントが貯まる

SBI証券の投信マイレージはつみたてNISAの商品も対象です。年間40万円分を積立し0.1%の銘柄を選択した場合、1年に400円分のSBIポイントが貯まる計算です。

非課税運用とポイントの相乗効果で、更に効率良く投資が進められます。


まとめ

まとめ

ここまでSBI証券の投信積立について見てきました。

内容を簡単にまとめておきましょう。

  • SBI証券の投信積立は5種類のコース設定が可能
  • 投信積立では買付手数料がすべて無料
  • NISAではNISA枠ぎりぎり注文も活用できる

SBI証券の投信積立は、他社に比べてコース設定が豊富で取扱商品も多いことが特徴です。

独自機能のNISA枠ぎりぎり注文や課税枠シフト注文など、非課税口座を活用しているかたにもメリットがあります。

銀行引落サービスも利用でき、証券口座への入金忘れも防ぐことができます。2017年9月からは投信積立に限り、すべての銘柄が実質買付手数料無料になったことも特徴です。

SBI証券で投信積立を行うデメリットはそれほどありませんが、投信積立自体が中長期向けの投資方法であることは理解しておきましょう。

またSBI証券のつみたてNISAでは通常の投信積立よりコース選択は減りますが、非課税運用が可能で投資商品が限定されていることが特徴です。

投信マイレージサービスの対象にもなり、NISA口座だけのカートつみたて機能などマイページも充実しています。

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