SBI証券に口座を開くメリット、デメリット

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SBI証券に口座を開くメリット、デメリット

SBI証券ははじめて投資を行うかたにもおすすめの証券会社です。

他のネット証券にはないメリットもあり、少額取引を行いたいかたにも向いています。

単元未満株取引や夜間取引、1通貨からのFX取引など独自性がある証券会社です。

ここではSBI証券のメリットや強みと、デメリットについてまとめています。


SBI証券のメリット、強み

投資商品やメニューの強み

売買手数料が安い

売買手数料が安い

SBI証券のオンライン手数料は、ネット証券の中でも安く設定されています。

最安値ではありませんが、少額取引と高額取引どちらの場合もバランスの良い手数料形態のため使い勝手も抜群です。

特に少額取引を1日に何度も行うかたは、1日10万円まで手数料が無料のためコストがかかりません。


投資信託の積立コースが豊富

SBI証券の投信積立は5種類の積立コースから選択できます。

一般的には毎月指定した日付に積立するタイプが多いですが、SBI証券では予算や目的に合わせたコース選びができる点が魅力です。

主要ネット証券では2種類から3種類のコースが一般的で、5種類から選択できるのはSBI証券のみです。


毎月積立

1か月に一度、好きな日付を選んで積立が可能です。


毎週積立

月曜から金曜までの好きな曜日を選んで積立が可能です。


毎日積立

毎営業日少しずつ積立が可能です。


複数日積立

1か月の中で複数の日付を指定して積立が可能です。


隔月積立

2か月に一度、好きな日付を指定して積立が可能です。


単元未満株取引ができる

通常の株式取引は1単元ごとの取引です。しかし高額な株式の場合、少ない予算で取引ができません。

しかしSBI証券では「S株」の取り扱いがあります。S株は1株から取引が可能で、通常の株式の100分の1や1,000分の1単位での取引ができます。

複数の株式に分散投資しやすい他、配当金や株主優待なども対象です。

また単元未満株は1日2回取引が可能です。単元未満株に形態が近いミニ株の取引は1日1回のタイミングに限られますが、単元未満株で取引を行うことで投資の機会が増えます。

SBI証券ではテーマを選択し、複数の銘柄に投資できるS株Now!も取り扱っています。


夜間取引が可能

SBI証券では、PTS取引が可能です。通常、株式の取引は市場の取引時間のみ行うことができます。

PTS取引は取引時間外でもリアルタイムで投資が可能です。SBI証券では寄付前の朝8時20分から16時までノンストップで取引が可能です。

また夜間は17時から23時59分まで時間外取引を行うことができます。

日中は仕事で多忙なかたも、帰宅後にゆっくり取引が可能です。取引時間外のニュースや世界の動向を見ながら、リアルタイム取引を楽しめます。

PTS取引は取引所よりも約5%安く設定されているため、コスト面でも有利です。

主要ネット証券で夜間PTS取引を扱っているのは、2018年3月現在SBI証券のみです。


つなぎ売りが可能

つなぎ売りは株主優待目的など、株の価格変動リスクを抑えて取引をしたい時に便利です。

現物買いと信用売りを同時に行うことで、株が値下がりした場合もリスクが軽減します。

SBI証券は一般信用売りが可能な銘柄が多く、株主優待をノーリスクで手に入れたいかたにもおすすめです。

つなぎ売りを行う場合は権利付最終日の寄付までに、現物買いと信用売りを同価格同数量で注文します。

株価の動きがない取引時間外に成行注文を行うことがポイントです。

貸株料や手数料等はかかりますが、現物買いと信用売りを同時に手放すとそれ以外のコストはかかりません。


iDeCoが取り扱われている

2017年から対象者が拡大し、20歳以降の現役世代がほぼすべてiDeCoを利用できるようになりました。

ネット証券では取り扱っている会社が少ないですが、SBI証券ではiDeCoの取り扱いがあります。

iDeCoは拠出額が全額所得控除となり、有利に投資できる個人型年金の一種です。

60歳まで原則出金できないため、余剰資金を預け入れることが大切です。


ロボアドバイザーによる投資商品が購入できる

SBI証券ではWealthNaviとTHEOの2種類からロボアドバイザーが選択できます。

WealthNaviは最低投資額30万円からで、預り資産や運用者数は主要ロボアドバイザー4社のうちナンバーワンです。

ノーベル賞受賞理論を基に開発され、投資対象が米国上場のETFから7銘柄に厳選されていることも特徴です。また税金も自動で最適化し、税負担が少なくなるよう計算されています。

THEOは顧客ごとに合わせた運用プランを提供するロボアドバイザーです。231通りのポートフォリオから最適なプランが適用されます。

最低投資額は月1万円からで、売買手数料は無料です。ノーベル賞受賞理論に独自のスマートベータ戦略をプラスしていることが特徴です。

ロボアドバイザーを取り扱っている証券会社はいくつかありますが、好みのアドバイザーを選択できる点はSBI証券ならではの魅力です。


投資信託が100円から購入できる

2017年7月以降、SBI証券では投資信託の買付や積立が最低100円から可能になりました。

100円から買付できることで、少額投資のかたや複数の銘柄を組み合わせたいかた、最適なポートフォリオを作成したいかたにも向いています。


FXは1通貨から取引可能

SBIのFX取引は1通貨から可能です。通常FXは1万通貨の取引が主体ですが、SBI証券では1通貨単位から自由に購入単位を設定できます。

FXを体験したいかたや少額でFXを運用したいかたにもおすすめです。


コスト面のメリット

SBIポイントが貯まる

SBIポイントが貯まる

SBI証券では取引状況に応じてSBIポイントが貯まります。新規口座開設のみでも100ポイントが付与されるため、お得です。

また他社から国内株式移管入庫を行うことでも、1回につき100ポイントが貯まります。

SBIポイントが貯まる取引は国内株式現物取引や、投資信託、金・プラチナ取引です。

国内株式と金・プラチナ取引は手数料によって貯まるポイント数が変動しますが、投資信託は保有しているだけでポイント付与の対象です。

対象外銘柄以外はすべて、月間保有金額に応じたポイントが貯まります。


IPOチャレンジポイントで当選確率がアップする

SBI証券のポイントプログラムには、IPOチャレンジポイントがあります。

IPOは新規公開株のことで、値上がりしやすい特徴があるため投資家に人気のある投資商品です。

ただし人気が高いために、購入したい株式が必ず購入できるとは限りません。人気が高い株式は抽選となり、当選したかたのみが株式を買う権利を手に入れます。

IPOチャレンジポイントは、IPOに当選しなかった場合に貯まります。

このポイントはIPOの当選確率を上げるために利用可能です。どうしても手に入れたいIPOがある場合、IPOチャレンジポイントを使って当選確率を高めることができます。


住信SBIネット銀行と連携できる

SBI証券は同じ系列会社の住信SBIネット銀行と連携できます。

住信SBIネット銀行と連携を行うメリットは複数あり、SBI証券をスムーズに利用したいかたにおすすめです。


SBIハイブリッド預金

SBIハイブリッド預金は、SBI証券と連動した預金です。SBIハイブリッド預金に預け入れた資金は、自動でSBI証券の買付余力に反映します。

入金や出金手続きが必要ないため、入出金処理の手間が省けます。

また通常の円貨預金に比べて金利が高く、高い利率で運用したいかたにも最適です。


アグリゲーション機能

SBI証券の残高を住信SBIネット銀行で確認できるサービスです。残高確認のためにログインする手間が省けます。


追加保証金等自動振替サービス

SBI証券で信用取引口座を開設している場合、取引内容によって追証が発生するケースがあります。

この場合、別途追証金額を確認しSBI証券に入金が必要です。しかし住信SBIネット証券の連携サービスを設定している場合に限り、追加保証金が自動で振替されます。

追証が発生した場合、期限までに解消ができないとSBI証券の建玉が強制決済されます。

強制決済の場合は高額な手数料も発生し、コストが余計にかかるため注意が必要です。住信SBIネット銀行の連携サービスを設定しておくと、銀行の残高の範囲で自動振替を行ってくれるため安心です。


キャンペーンが開催されている

SBI証券では不定期にキャンペーンが開催されています。新規口座開設で現金がキャッシュバックされるキャンペーンや、家族・友達を紹介して手数料がキャッシュバックされるキャンペーンは比較的常時行われているキャンペーンです。

その他にも金・プラチナ取引や投信積立など、取引内容に応じたキャンペーンも開催されています。

SBI証券のマイページからキャンペーン内容を確認しておきましょう。自動エントリーされるものもありますが、別途エントリー手続きが必要なキャンペーンもあります。


手続き面のメリット

オンライン手続きで口座開設が可能

オンライン手続きで口座開設が可能

SBI証券では郵送手続きだけでなくオンラインのみで口座開設が完了します。

本人確認書類やマイナンバー確認書類をWebアップロードかEメール添付で提出できることが条件ですが、最短で総合口座を開設したいかたにぴったりです。

また同時に住信SBIネット銀行の開設申込や信用取引口座、先物・オプション取引口座の開設もできます。


SBI証券のデメリット、注意点

コスト面のデメリット

すべての売買手数料が業界最低水準ではない

すべての売買手数料が業界最低水準ではない

SBI証券の手数料は対面式の証券会社と比べると、安く設定されています。しかしすべてのネット証券の中で最安値ではありません。

SBIネオトレード証券やGMOクリック証券など、現物取引の手数料が格安に設定されているネット証券も増えています。

GMOに至ってはグループ会社の株主優待取得で手数料が軽減されるなど、独自のサービスも展開しています。

手数料最安値にこだわる場合は、他の証券会社も選択肢に入れてみましょう。

ただしSBI証券のアクティブプランは1日の約定金額合計が10万円まで手数料が無料です。高額取引をしない場合は、回数を問わず手数料が無料に設定されています。

また高額取引を行う場合は、大口取引適用で信用取引の手数料が無料に設定されます。

少額取引を複数回行うかたや、大口取引対象者の場合はSBI証券で手数料がかからないため有利です。


iDeCoの移管出庫時に手数料が発生する

iDeCoの手数料は有利に設定されていますが、別の金融機関へ変更する場合は4,320円の手数料が発生します。

他の金融機関にiDeCoを変更する可能性がある場合は、よく検討した上で金融機関を決定しましょう。

楽天証券や大和証券でもiDeCoを別の金融機関に変更する場合同額の手数料が発生するため、ネット証券を選ぶ場合は移管手数料の有利不利はありません。


インターネットコース以外は取引手数料が高い

SBI証券にはインターネットコース以外にコールセンター、対面、ダイレクトなど複数のコース選択が可能です。

ただしインターネットコース以外は手数料が個別に設定されており、売買手数料は高めです。

低コストで証券会社を利用したい場合は、選択肢がインターネットコースに限定されます。


投資信託の移管出庫時に手数料が発生する

SBI証券から他社へ投資信託を移管する場合、出庫手数料がかかります。1銘柄につき、3,240円です。

売却でも利益が出る場合は、移管よりも売却後他社で買い直す方が有利です。


SBI証券の注意点

銀行振込で当日出金ができない

銀行振込で当日出金ができない

SBI証券では銀行振込で当日出金する方法がありません。

住信SBIネット銀行はSBI証券の提携銀行ですが銀行振込でリアルタイム出金には対応しておらず、ATM出金か自動スィープ出金を選択する必要があります。

ATMカード出金は対象のATMへ出向いて出金する必要があり、自動スィープ出金はSBIハイブリッド預金へ出金されるものの、住信SBIネット銀行から出金するためにATMへ出向く必要があります。

設定は無料ですが、別途申込手続きも必要です。


ATMカードは別途発行手続きが必要

SBI証券ではATM用のキャッシュカードまたはクレジット機能付きカードを発行すると、当日出金ができます。

ただしATMカードは口座開設時に発行されるわけではなく、必要なかたは別途発行手続きが必要です。

キャッシュカードは無料ですが、再発行時には手数料がかかります。またクレジットカードは2年目以降年会費が必要です。

クレジットカードを保有している場合、SBI証券の顧客情報変更がクレジットカードと紐付けされるため書面での手続きも必須となります。


SBIポイントの交換レートは交換先によって異なる

SBIポイントの交換レートは1ポイント1円ではありません。

交換先によってレートが大きく異なり、現金に交換する場合は住信SBIネット銀行経由は1ポイント0.85円、他の銀行経由は1ポイント0.8円です。

SBIMasterCardを保有しているかたには限定レートが用意されていましたが、MasterCardが廃止されたため今後限定レートも廃止予定です。

他ポイントやマイルに交換する場合も、1ポイント1円換算で交換できるものは少ないため注意しましょう。


オンライン口座開設では本人確認書類が限定される

証券会社の口座開設時、本人確認書類アップロードを導入している会社は増えています。SBI証券も本人確認書類やマイナンバー確認書類をWebアップロードで提出できます。

ただし自動読み込みに対応しているため、利用できる確認書類が限定されていることが特徴です。

本人確認書類は運転免許証、各種保険証、住民票の写しに限られます。マイナンバー確認書類は通知カードか個人番号カードです。

SBI証券のWebアップロードに対応していない本人確認書類を提出する場合、郵送手続きが必須です。


設定や商品選びに悩むかたにはやや不向き

SBI証券は投資商品の取扱数も多く、他のネット証券にはない取引形態も豊富です。

設定も細かくできるため、初心者で何が良いのか分からないかたはどの商品を選んで良いのか迷ってしまうこともあります。

その場合はランキングのおすすめ銘柄や株主優待特集など、自分の目的に合わせて投資商品を選びましょう。

また商品選びに時間がかけられないかたや簡単に資産運用をしたい場合は、ロボアドバイザーに任せてみることもおすすめです。


まとめ

まとめ

ここまでSBI証券のメリットとデメリットについて見てきました。

内容を簡単にまとめておきましょう。

  • SBI証券は取扱の投資商品も多く設定も自由度が高い
  • ポイントプログラムや銀行連携など独自のサービスもある
  • デメリットもいくつかあるが限定的

SBI証券は他のネット証券で取扱が少ないPTS取引や単元未満株取引、iDeCoなどいろいろな商品を取り扱っています。

また投資信託の積立コースも豊富で、毎日、毎週、毎月、複数日、隔月と自由な設定が可能です。

ポイントプログラムも利用でき、SBIポイントが貯まる他IPOチャレンジポイントなど取引が有利に進むプログラムも用意されています。

主なデメリットは銀行振込では当日出金ができないことと、オンライン口座開設時の書類が限定されていることです。

自由度が高い分選択肢が多いと迷ってしまうかたには向いていませんが、ロボアドバイザーやS株Now!などお任せで資産運用ができるシステムも整っています。

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