ネット証券口座を複数開設するメリットとおすすめ組み合わせ

最終更新日: 2016年6月10日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

当サイトではネット証券の口座は一つではなく複数開設することをおすすめしています。

その理由はいくつかありますが、ネット証券の口座を複数開設することでよりよいサービスを受けつつ、ネットで株を取引する際に発生するリスクの一部を軽減することができるからです。

ネット証券は口座開設料、口座管理料は無料ですので、複数口座開設をしても追加で発生する費用はありません。あるのは資料請求の際の3分程度の手間ですので。メリットがこれを上回ると感じられたら複数口座開設をしておくことをおすすめします。

それではメリットを見ていきましょう。

ネット証券の口座を複数開設するメリット

ネット証券の口座を複数開設するメリットには以下のものがあります。

ネット証券の口座を複数開設するメリット

  • 複数の会社の注文方法やサービスを利用できる
  • 万が一システムトラブルがあった場合のリスクヘッジになる
  • 発注は最も安い手数料のネット証券を利用することでお得に取引ができる
  • IPOの当選確率が倍々になる


複数の会社の注文方法やサービスを利用できる

最も大きなメリットはやはり複数の会社のサービスの一番良いものを利用できるという点でしょう。

例えば、auカブコム証券は注文方法が豊富ですが、手数料は他社より高めの設定になっています。また信用取引の売り建て可能な銘柄もauカブコム証券は豊富です。

一方でSBI証券は手数料は安いですが、注文方法のバリエーションはauカブコム証券ほど豊富ではありません。また一般信用の売り建てはできず信用の売り建ては制度信用のみになります。

この2つのネット証券の口座を開設することで、普段の取引は手数料の安いSBI証券で行いつつ、一般信用の売りをしたいときや少し複雑な戦略を組んで特殊注文が必要な取引をしたいときにはauカブコム証券を利用するという利用の仕方をすることができ、単体の証券会社の口座のみを持っている人にはできない取引を行うことができ、手数料も安く抑えることができます。

さらに投資情報はよいことづくめで、各社が提供しているアナリストレポートは口座開設者であれば無料で閲覧できますが、複数口座開設しておけば口座開設している証券会社分のアナリストレポートを見ることが出来るようになります。


万が一システムトラブルがあった場合のリスクヘッジになる

万が一のシステムトラブルがあった場合のリスクヘッジとしても活用することができる点も大きなメリットです。

インターネットで株取引をする際に最も恐ろしいのはネット証券のシステムがダウンして取引ができなくなることです。システムトラブルがあると思うような取引ができず場合によっては損失が拡大するのをただただ眺めるしかないという状況に追い込まれる可能性があります。

システムトラブルはアクセスが急増することで起こりやすくなるため、システムトラブルが起きるのは相場急変時が多く、損失も大きくなります。

複数のネット証券を保有しておくことでそのような事態でも損失を最小限とすることができます。1つの会社で売買ができなくなったら他の保有口座で取引をすることで売買ができないという最悪の事態は避けることができます。(SBIで保有している株式を売ることが出来なくなった場合、楽天証券で同じ銘柄を売り建てておくなど。)

この点は一つの口座しか保有していない場合の最大のデメリットであり、逆にいうと複数口座を開設した場合のメリットであるということができます。


発注は最も安い手数料のネット証券を利用することでお得に取引ができる

基本的ですが、手数料を最適化することが出来る点もメリットとしてあります。

複数のネット証券の口座を開設することで最も手数料の安い証券会社で取引をすることでお得に取引をすることができます。

サービスが良くても手数料が他社より高い証券会社を利用している人にとっては手数料の安い証券会社を利用することで手数料分のコストを引き下げることができます。


IPOの当選確率が倍々になる

最後にIPOの当選確率が開設している証券会社分上がります。

人気のIPOですが、ブックビルディングに応募してもなかなか当選しない点が悩ましいところですね。

複数のネット証券の口座を開設するとIPOの当選確率が確実にあがります。どういうことかというと、IPOの抽選への申込は1人1回分ですが、これは1証券会社内での話です。そのため複数口座があれば、例えばSBIにもマネックス証券にもブックビルディングの申込をすることができるので当選確率は単純に倍になります。(各証券会社のIPOの割り当て分と抽選申し込み者により各社の当選確率は異なりますので正確に2倍になるわけではありません。)

IPOを当てたくて仕方ない人は多いですが、意外にメインの口座からしか申し込んでいない人は多いので、複数の口座を持つだけで多くの人より有利な状況でIPOの抽選に挑むことができます。

IPOの取り扱いの多いSBI証券とauカブコム証券はIPO狙いの方は絶対に開いておいた方がよいです。


ネット証券の口座を複数開設するデメリット

次に複数のネット証券の口座を開設することのデメリットについても考えます。

複数口座を開設することのデメリットは以下の点が考えられます。

ネット証券の口座を複数開設するデメリット

  • 証券会社間での損益通算をする場合、確定申告をする必要がある
  • 口座開設処理の手間がかかる

証券会社間での損益通算をする場合、確定申告をする必要がある

複数の口座を保有して取引をする場合に、一番気になるのは税金関連だと思います。

ネット証券の口座は特定口座で源泉徴収している投資家がかなり多いと思います。その場合、原則確定申告は不要ですが複数証券会社の口座で取引している場合、一方の証券会社の口座で利益が出て、一方で損失が発生している場合、証券会社間の損益を通算するには確定申告が必要になります。

全ての口座で利益が出ている場合は確定申告不要ですし、すべての口座で損失が出ている場合は、一つの口座であっても損失の繰り越し控除の特例を活用することになるため、一つでも複数でも同じというケースも多いですが、複数証券会社間の損益通算は確定申告が必要になりますので、手間がかかるという意味でデメリットといえます。


口座開設処理の手間がかかる

また口座開設の手間が開設する会社分かかるという点もデメリットと言えばデメリットでしょう。

資料請求が各社3分程度、その後一般的には書類を1往復する形ですので、開設する会社分その手続きをする必要があります。


メリット・デメリットまとめ

複数口座を持つことのデメリットを見てきましたが、見ていただければわかるように複数口座を開設するデメリットは手間がかかるというのみで経済的なデメリットはありません。

一方でメリットは便利なサービスを使えるようになったり、手数料が安くなったり、システム障害時のリスクを軽減したり、IPOの当選率が上がったりと経済的な利益に直結するものばかりです。

手間を惜しまないという方であれば、絶対に複数の証券会社の口座開設することをおすすめします。
(その手間もそこまでの手間ではありません。)


当サイトでおすすめのネット証券の組み合わせ

  • おすすめの組み合わせはSBI証券とauカブコム証券

最後に複数ネット証券の口座開設するとしておすすめのネット証券の組み合わせを紹介します。

それはSBI証券auカブコム証券です。

SBI証券は格安の手数料に加えて豊富な取扱商品や充実したサービスが魅力の総合力の高いネット証券です。

ネット証券最大手で多くの人に選ばれているネット証券で当サイトでも一押しのネット証券です。SBI証券は外すことはできずメイン口座として活躍してくれます。

SBI証券の弱点として注文方法の種類が若干少ないことと、一般信用の売りを扱っていないという点がありますが、auカブコム証券は注文方法の種類はネット証券No1で、かつ一般信用の売りも取り扱っておりますので、SBI証券の弱点を見事に補うことができる証券会社です。

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2016年1月追記
※SBI証券は一般信用の売りを開始しましたが、売りができる銘柄は各ネット証券でまちまちですので、一般信用の売りができる銘柄を増やすという意味で2つのネット証券の口座を開いた方が良いという点に変わりはありません。
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またIPOの取り扱いはSBI証券auカブコム証券はともに豊富でIPOの当選確率も倍増させることができます。

ネット証券の組み合わせとしてSBI証券auカブコム証券は相性ばっちりなのです。

さらにもう一つ口座を開設するということであれば、格安手数料と豊富なツールが魅力のGMOクリック証券がおすすめです。GMOクリック証券はFXの取り扱いが世界一というデリバティブに強い証券会社ですので、将来的にハイリスクハイリターンの取引を考えている方には特におすすめです。

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