信用取引の現渡しを使って優待タダ取りのコストを下げる方法

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信用取引の現渡しを使って優待タダ取りのコストを下げる方法

信用取引には反対売買での決済だけでなく現引き、現渡しで決済を行う方法があります。反対売買で決済を行うと売買手数料がかかりますが、手元にある株式や現金を使って決済を行うことで手数料コストを軽減することができます。

特につなぎ売りを利用して株主優待タダ取りを考えている場合には、株主優待の利益がコストを上回るように計算しなければいけません。現渡しで決済を行うだけで手数料を下げることができるため積極的に活用していきましょう。


信用取引の現渡しを使って優待タダ取りのコストを下げる方法、できる証券会社

信用取引の現渡しとは

信用取引の現渡しとは

信用取引を行う場合、現引きと現渡しを行うことができます。現引きは信用取引の買いを発注した場合に利用できる決済方法です。信用買いで借りている株の代金を証券会社に支払い、現物株を手に入れることができます。

逆に現渡しは、信用取引の売りを発注した場合に利用できる決済方法です。売建の株を決済する場合、手元に持っている同銘柄、同数量の株を差し入れることで決済します。

現渡しは、主に現物取引の買い注文と同時に信用取引で売り注文を出している時に利用されます。つなぎ売りでは現渡しを利用することで、株主優待タダ取りのコストを下げることが可能です。


信用取引の現渡しでコストを下げる方法とは?

もしつなぎ売りを行う際に、現物取引の買い注文の決済と信用取引の売り注文の決済を別々に行うと手数料が二重にかかります。現物取引の売買手数料と、信用取引の売買手数料が必要になるためです。

ですが信用取引の売り注文で現渡しを行うと、手数料は不要です。元々現物株を同数量持っている場合、その株を利用して決済することができるためです。

株主優待タダ取りでコストを下げるためには、まず信用取引の売建注文が可能な証券会社を利用する必要があります。信用取引の売り注文が可能な証券会社ではつなぎ売りを行うことができます。もちろん、現渡しも可能です。


現渡しを利用する方法

例えば楽天証券で現渡しを行う場合、当日の15時30分まで注文が可能です。株主優待タダ取りを行う場合は権利付最終日までは株式を保有している必要があるため、権利付最終日の15時から15時30分の間に現渡し手続きを行うと株主優待が取得できなくなります。

必ず現渡し注文は権利付最終日の翌日以降に行うようにしましょう。

現渡しを行う場合はマイページから国内株式の信用取引画面を開きます。現引き・現渡し注文のタブを選択すると、注文可能な建玉が選択できます。現渡しを行いたい銘柄を選択し、現渡しボタンをクリックすることで注文が可能です。


信用取引の売建が可能な証券会社

信用取引の売建が可能な証券会社

信用取引の売建が可能な証券会社はいくつかあります。それぞれ手数料や優待銘柄の種類が異なることが特徴です。また信用取引の種類も証券会社によって異なるため、返済期限や取扱銘柄を確認して使いやすい証券会社を選択するようにしましょう。

制度信用取引は逆日歩が発生する可能性があるため、株主優待タダ取りには向いていません。また証券会社によって現引き、現渡しは品引き、品渡しと表記されることもあります。名前が違っていても内容は変わらないため、手数料がかからない方法で決済することが大切です。


SBI証券

つなぎ売りには無期限と短期の2種類が利用できます。SBI証券の短期売りは返済期限が5日間に設定されていることが特徴です。他の証券会社の短期売りに比べると、やや短めに設定されているため、早めに株式を購入しておくことはできません。その分最大でも5日分の貸株料で優待タダ取りができます。

手数料コースは1約定ごとに手数料がかかるスタンダードコースと、1日の約定合計で手数料が決まるアクティブコースがあります。


楽天証券

制度信用取引、一般信用無期限、一般信用短期がつなぎ売りに利用できます。楽天証券の短期売りは14日間の返済期限が設けられています。

手数料コースは超割コース、いちにち定額コース、ワンショットコースの3種類です。


松井証券

松井証券では、現物取引の手数料と信用取引の手数料が同額に設定されています。1日の現物取引と信用取引を合計した金額で手数料が決まる仕組みです。

松井証券では、無期限信用取引が利用できます。


auカブコム証券

auカブコム証券では、一般信用取引で売短が利用できます。売短は返済期限が13日に設定されていることが特徴です。auカブコム証券は株主優待銘柄の取扱が多いことも魅力です。

手数料は約定代金ごとに異なりますが、前営業日の建玉残高、約定代金により割引も用意されています。


岩井コスモ証券

岩井コスモ証券でも一般信用取引売建が利用できます。株主優待銘柄を増やすなど、つなぎ売りに適した環境も整っているため利用しやすい証券会社です。


優待タダ取りのコスト

優待タダ取りのコスト

優待タダ取りには株式売買手数料以外に貸株料などのコストがかかります。現渡しを利用することにより売買コストを最低限に抑えることができるため、つなぎ売りを行う際には現物取引や信用取引の反対売買ではなく、現渡しを利用して決済を行いましょう。

現渡しの決済は返済期限が残っている間しかできないため、短期売りを利用する場合は返済期限までの日数にも気を配る必要があります。


まとめ

まとめ

ここでは信用取引の現渡しと現渡しで優待タダ取りができる証券会社について見てきました。

内容をまとめておきましょう。

  • 現渡しを利用すると手数料がかからない
  • 現渡しは信用取引売建と現物取引買建で同銘柄を所持している際に利用可能
  • 証券会社によって信用取引の種類や取扱銘柄が異なる

株主優待のタダ取りを考えている場合は、まずコスト削減を第一に考える必要があります。コストを削減することで、株主優待の利益が大きくなるためです。簡単にコスト削減を行う方法は、決済の際に反対売買ではなく現渡しを利用することです。

証券会社によっては一般信用取引の売建が利用できないところもあるため、一般信用取引の売建が可能な証券会社を利用して株主優待タダ取りを行いましょう。


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