FXの税金について
FXの税金について
FXで得た利益への課税は申告分離課税の雑所得扱いとなります。税率は20.315%がかかります。
余談ですが、以前のFXは店頭か取引所かで課税方式が異なり、取引所FXが申告分離課税の雑所得扱いで税率20%であったのに対して、店頭FXは総合課税の雑所得扱いでした。
総合課税は最大50%の税率がかかるだけでなく、給与所得なども同じ税率となるのでFXで大きく利益が出ている人はかなり高い税金を課せられていました。2012年からは税制が改正され、店頭、取引所の違いがなくなり申告分離課税の雑所得扱いとなり、税率も20%で統一されました。
結果、税制上有利だった取引所FXから取引条件がよい店頭FXに顧客が移り、店頭FXが人気になっています。
課税対象となる利益は?
FXの課税対象となる利益は決済して確定した決済損益およびスワップ損益です。
未決済の建玉の評価損益は課税対象とはなりません。また未決済の建玉から発生したスワップ損益も課税対象外となります。
FXの課税対象外となる取引
他の商品との損益通算は?
FXは他の商品との損益通算が可能で、日経225先物やオプション取引、取引所FXという市場デリバティブ取引との損益通算が可能になっています。
FXで大きく利益が出ていても他の商品で損失が出ている場合は税金が減額されるので活用したいですね。
3年間の損失の繰越控除が可能
また、FXは3年間の損失の繰越控除が可能になっています。
ある年に損失が発生した場合、翌年に利益が出たとしても前年の損失と合算した利益分のみが課税対象になるというのが繰越控除です。もちろん他の商品との損益通算も可能なので、先物取引などと合算して損失の繰越控除が可能になっています。
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