買い手と売り手で異なる!オプション取引のリスクについて

最終更新日: 2014年6月11日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

オプション取引には他の金融商品と同様リスクが存在します。

少し難しい商品で、組み合わせて利用することもあり、リスク感覚が麻痺してしまいがちですがきちんとリスク管理をすることが最も重要です。

特にオプションは買い手と売り手でリスクが異なりますのでそれぞれをきちんと理解しておきましょう。


オプション取引のリスク

オプション取引には以下のリスクがあります。

オプション取引のリスク

  • 価格変動リスク
  • 流動性のリスク
  • 証拠金が引き上げられるリスク
  • 制限値幅が変更になるリスク
  • 価格変動リスク

    価格変動は対象の原資産(日経225オプションの場合は日経平均株価)やオプション自体の価格が変動することにより損失が発生する可能性があることを意味しています。

    なお、価格変動のリスクは買い方と売り方双方に存在しますがそれぞれに存在するリスクの内容は異なります。

    ■買い方の場合
    支払ったプレミアム額を上限として損失が発生する可能性があります。

    買ったオプションは原資産の価格の変化やオプションの価格の変動、時間の経過によって、価値がなくなる可能性があります。その場合は支払ったプレミアムが全額損失となります。

    ■売り方の場合
    対象原資産の価格の変動によって、損失が生じる可能性があり、その損失額に限度はありません。

    対象原資産の価格が変動すると、売り建てしたオプションの権利行使価格との関係で損失が出る可能性があります。その場合損失は限定されませんし、日経225オプション取引の魅力でメリットとしてあげたレバレッジ効果が逆に働き、投資額を上回る損失が発生する可能性があり、その場合は証拠金を追加で差し入れる必要もあります。


    流動性のリスク

    流動性のリスクは投資した金融商品が市場参加者が極端に少ないなどの理由で現金化しようと思ってもできない、または時間がかかるというリスクです。

    オプション取引は取引所の取引ではありますが、権利行使価格によっては市場参加者が極端に少なくなり、取引が成立せず思ったようなタイミングで反対売買ができないという可能性はありますので、流動性リスクについても注意しましょう。


    証拠金が引き上げられるリスク

    オプション取引は大阪証券取引所で取り扱っている商品なので、取引ルールは大阪証券取引所が決めています。

    そのため相場が急変した時などに取引ルールが変わり必要な証拠金が引き上げられ、必要な証拠金が予期せず増額する可能性があります。その場合、追加で証拠金が必要になることもあります。

    また、オプション取引に必要な証拠金は大阪証券取引所が定めたルールをもとに証券会社が独自の掛け目をかけているので、証券会社の取引ルールの変更によっても必要な証拠金が増額される可能性があるという点も注意しましょう。


    制限値幅が変更になるリスク

    必要な証拠金と同様に制限値幅も取引所のルールなので相場急変時は変更となる可能性があり、その場合予期しない損失の拡大などが起こる可能性があります。


    まとめ

    オプション取引のリスクを見てきました。

    内容をまとめると以下のようになります。

    オプション取引のリスク

  • 価格変動リスク
  • 流動性のリスク
  • 証拠金が引き上げられるリスク
  • 制限値幅が変更になるリスク
  • 他の商品と同じようなリスクもありますが、取引するオプション自体の価格が大きくないことなどが理由で、リスクを認識しづらいのかなという印象があります。

    特に売り建てをしている場合はレバレッジを聞かせて取引をすることになるので、もらえるプレミアム(オプション価格)だけを見ていると、その何十倍もの金額を取引していることを忘れ大きなリスクを取りかねません。

    オプション取引の特に売り建てをする際は、そのリスクの大きさを認識することが最も重要であると思います。



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