【割安かの判断1】まずは時価総額で企業全体の今の価格をチェック
ここまで企業の価値を測る指標として成長性、安全性、収益性、効率性を見てきました。
ただこれらの数値を分析しただけでは株式投資で勝利することはできません。
なぜでしょうか?
それは今の株価が高すぎるかもしれないからです。
成長しそうで、収益的にも高い企業があったとして、その株を買えるでしょうか?その企業に100億円の価値があるとわかったらその株を買えるでしょうか?いずれも買えないと思います。
評価した結果、適正な価格を自分なりに算出してその時の株価が適正価格よりも安いとなった時に初めて投資の機会が生まれます。
なので評価した結果と現在の価格を比較して割安かどうかの判断をしないといけません。
今まで私たちが見てきた評価は会社全体の評価を見てきましたね。一方で株価は一株あたりの価格が出ているため、比較をするためにまずは今の株価だと会社全体がいくらと評価されているかを見る必要があります。これが時価総額です。
時価総額の算出は以下の通りです。
時価総額=株価×発行済み株式数
企業の価値は株式数の総和ですので、発行済みの株式の数分1株の値段である株価をかけてあげれば現時点の企業の値段が出ます。
時価総額だけをみて投資判断をすることは難しいですが、割安性を測る指標の計算のもととしてよく使用されますので、直接的に比較をするかは別の話として概念として覚えておきましょう。
まとめ
割安かどうかの判断をするための時価総額について説明しました。これから最終的に投資判断をするまでの割安かどうかの判断するための手法、指標について紹介していきます。
ここからがファンダメンタルズ分析の難しいところですが、きちんと分析をすることで仮に一度失敗したとしても必ず投資の精度はあがっていくものですので頑張りましょう。
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