ボリンジャーバンドでトレンドと値幅をつかむ

最終更新日: 2013年11月18日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ボリンジャーバンドは「大半が価格はこの幅に収まる」ということがわかるトレンド系のテクニカル指標です。


ボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンドはトレンド系の最も有名な指標の一つで、統計学を活用して移動平均線をもとに算出した「価格がおさまる範囲(バンド)」を示したテクニカル指標です。

計算には標準偏差の考え方が使われていて、ばらつきが収まる確率ごとに株価が変動する範囲をσ(シグマ)線で表しています。

少し難しく聞こえますが、1σ(シグマ)の範囲内には約69%、2σ(シグマ)の範囲内には約96%、3σ(シグマ)の範囲内には約99.7%の確立で株価が収まるという考え方です。

なお、ボリンジャーバンドという名称はボリンジャーバンドの考案者であるジョン・ボリンジャー氏の名前からきています。


ボリンジャーバンドを構成する線

ボリンジャーバンドは移動平均線とそこから算出した「大半がこの範囲内に収まるであろう価格」を可能性別に1σ(シグマ)から3σ(シグマ)までプラスとマイナス分線を引いたものです。

実際にチャートに描画した画面イメージは以下になります。

ボリンジャーバンドのイメージ
WS000257

各線の意味は以下の通りです。

ボリンジャーバンドを構成する線

名称 概要・活用方法 算出方法
中心線 株価の移動平均線でボリンジャーバンドの基準となる線 期間内の終値の単純平均
+1σ線 移動平均からの1次標準偏差で「価格が約69%は収まる範囲」の上限を意味している。 移動平均と株価の1次標準偏差
-1σ線 移動平均からの1次標準偏差で「価格が約69%は収まる範囲」の下限を意味している。 -(移動平均と株価の1次標準偏差)
+2σ線 移動平均からの2次標準偏差で「価格が約96%は収まる範囲」の上限を意味している。

一般的には+2σ線が株価の抵抗線として見られ、株価が+2σに触れたら売りサインとされている。

移動平均と株価の2次標準偏差
-2σ線 移動平均からの2次標準偏差で「価格が約96%は収まる範囲」の下限を意味している。

一般的には-2σ線が株価の支持線として見られ、株価が-2σに触れたら買いサインとされている。

-(移動平均と株価の2次標準偏差)
+3σ線 移動平均からの3次標準偏差で「価格が約99.7%は収まる範囲」の上限を意味している。 移動平均と株価の3次標準偏差
-3σ線 移動平均からの3次標準偏差で「価格が約99.7%は収まる範囲」の下限を意味している。 -(移動平均と株価の3次標準偏差)


ボリンジャーバンドの使い方

上記でも少しふれましたが、ボリンジャーバンドでトレンドを見る時は+2σ線と-2σ線を見るのが一般的です。

2σであれば約96%は+2σ線と-2σ線の範囲内に収まるはずなので、逆にいうと株価が-2σに触れたら買いサインで、+2σに触れたら売りサインとなります。

逆にボリンジャーバンドを抜けてしまう場合はトレンドが転換したと考えられるので、株価が-2σラインを抜けたら売りサインで、+2σラインを抜けたら買いラインとなります。


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