一目均衡表ははじめてのテクニカル指標におすすめ

最終更新日: 2013年11月18日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

一目均衡表を紹介します。一目均衡表はとてもメジャーなテクニカル指標なので聞いたこともある人も多いかもしれません。

その名の通り「一目」でトレンドや売買サインがわかるのが特徴で、多くの方が参考にしている指標なので信頼度も高い優れたテクニカル指標です。

一目均衡表は少しとっつきにくいと思っている方、まだよくわかっていないという方はぜひ見ていってください。


一目均衡表とは

一目均衡表はローソク足と5本の線から構成していて、その関係からトレンド、売買サインをとらえるテクニカル指標です。

指標の特徴としては株価が一定周期の中で上下するものであると考え、その波をとらえようと「時間」に着目していることが特徴です。

いわゆる株価の波動論や時間論に対応した指標であるといえ、多くの根強いファンがいる指標です。

また一目均衡表は日本人が考案した数少ない指標としても知られます。


一目均衡表を構成する5本線

一目均衡表は株価と5本線の関係を見る指標ですので、一目均衡表を構成する5本線がどのようなものか紹介します。

一目均衡表を構成する5本線

名称 概要・活用方法 算出方法
基準線 線の向きや株価との関係で相場のトレンドを見る基準となる線 26日移動平均
転換線 基準線との関係で株価の転換点を見るための線 9日移動平均
遅行スパン 26日前の株価と遅行スパンの関係で株価のトレンドを見る 26日先の株価
先行スパン1 一目均衡表において重要な雲を構成する線の一つ 26日前の基準線と転換線の中値
先行スパン2 一目均衡表において重要な雲を構成する線の一つ 26日前から見た過去52日間の高値+安値÷2
先行スパン1と2の間のエリアで株価の抵抗線、支持線となる。

先行スパンがクロスするときは相場の転換を表す

先行スパン1と2の間のエリア

文章ではわかりづらいと思いますが、実際に線が引かれると以下のような感じになります。

一目均衡表のイメージ
WS000256

一つ一つの線は9日、26日という期間の移動平均や26日前の株価などシンプルな指標が使用されていることがわかります。

線の意味はこういったものなのかという程度に覚えておけば大丈夫ですので、次は最も大事な一目均衡表の使い方を見ていきましょう。


一目均衡表の使い方

一目均衡表は5本線と株価の関係など以下の観点でチェックしてトレンドや売買サインをとらえます。

一目均衡表の使い方

着目点 内容
基準線の向き 基本的に基準線が上向きの時は上昇トレンド下向きの時は下降トレンドです。
基準線と転換線の関係 基準線の向きと合わせて転換線と基準線の関係で買いサイン、売りサインがあります。

転換線が基準線を下から上に抜けると買いサイン上から下に抜けると売りサインとされています。

ただし、買いサインの時も基準線が上向きである必要があり、売りサインの時は基準線が下向きの必要があるといわれています。

株価と雲の関係 株価が雲より上にある場合は雲が支持線となります。
逆に株価が雲より下にあると雲は抵抗線となり株価はそれ以上上昇しづらいです。

株価が雲を上から下に抜けると売りサイン、下から上に突き抜けると買いサインとなります。

なお雲は厚いほど抜けづらく、薄いほど抜けやすいといわれています。

遅行線と26日前株価の関係 遅行線が26日前の株価を上回っているときは上昇トレンド、遅行線が26日前の株価を下回っているときは下降トレンド
雲を構成する先行スパン1と先行スパン2がクロスした場合は相場の転換点が近いことを表しています。

ただ上昇、下降どちらのトレンドに転換するかはわかりません。

以上が一目均衡表の基本的なトレンドや売買タイミングのとらえ方です。

シンプルではありますが、覚えきれないという方は最低限「株価が雲の上にある時は雲は支持線となり、雲の下にある時は雲は抵抗線となる」という点だけでも覚えておくとよいと思います。


三役好転、三役逆転は強い売買サイン

なお、上記の条件のうち、以下の3つの条件を同時に満たしている場合は三役好転、三役逆転と呼ばれ、三役好転は強い買いのサイン、三役逆転は逆に強い売りのサインと言われています。

三役好転の条件
・株価が雲より上にある
・転換線が基準線を上回っている
・遅行スパンが26日前の株価を上回っている

三役逆転の条件
・株価が雲より下にある
・転換線が基準線を下回っている
・遅行スパンが26日前の株価を下回っている

2つ条件が揃っている状態で最後の条件が揃ったタイミングで一気に株価が変動する可能性が高いので2つ条件が揃っている場合は特に注意しましょう。

以上が一目均衡表の説明です。

どのような指標か、どのように使えばよいかという点はわかりましたでしょうか。

一目均衡表は指標もシンプルで売買のタイミングも一目でわかるので最初に使うテクニカル指標としては最適ですので、テクニカル指標を使って売買をしたいという方はまず一目均衡表を使ってみることをおすすめします。


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