確定申告が不要になることも!特定口座について
特定口座とは
ネット証券特有のサービスではありませんが、「特定口座」にネット証券も対応しています。
特定口座とは投資に関する納税を簡単に行うことができるように作られた「特定口座制度」に対応した口座のことです。
特定口座内での取引は証券会社で損益などを計算してくれます。選択することで証券会社が株式等にかかる譲渡益税を源泉徴収して納税してくれます。源泉徴収を希望しない場合は証券会社からは「年間取引報告書」が送付されてきますのでそれをもとに確定申告をします。
なお、この源泉徴収の有り無しは年の最初の取引までに選択する必要があります。
特定口座と一般口座
特定口座に対して、証券会社の口座には一般口座という口座があります。
一般口座は特定口座と異なり、証券会社から交付される取引報告書などをもとに自分で年間の損益を計算して確定申告をする必要があります。
特定口座の開設申し込みをしていないと自動的に一般口座が開設され1年間特定口座は開設できません。
確定申告の手間を考えると特定口座を開設しておくのが無難です。事実、投資家の90%ほどは特定口座を開設しているといわれています。
特定口座や一般口座で税制優遇に違いはあるの?
株式で発生した損失(上場有価証券等の譲渡損失)は確定申告することで損失を3年間繰り越し控除することができる税制優遇ありますが、これは特定口座の源泉徴収の有無に関わらず、また一般口座でも確定申告をすることで繰り越しすることができます。
まとめ
特定口座制度についてみてきました。
ここまでの内容をまとめると以下のようになります。
源泉徴収なしの場合は譲渡益が20万円を超えない場合は確定申告不要となっているので、譲渡益が20万円を超えないといえる場合は特定口座の源泉徴収なしを選択したほうがよいといえます。
ただ、源泉徴収の有無はその年の最初の取引時に選択しないといけないので、その時点で年間の譲渡益が20万円を超えないと予想をすることはなかなか難しいでしょう。
手間などを考えると特定口座の源泉徴収ありを選んでおくのが無難だと思いますが、自分の利益がどれくらいになりそうかを考えて判断する必要があります。
いずれにせよ特定口座制度にネット証券各社でサービスの差はないので、ネット証券選びには関係なく投資に関する基礎知識と考えるのがよいと思います。
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