手数料無料になるauカブコム証券の「フリーETF」の特徴とメリット

最終更新日: 2021年4月3日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

手数料無料になるauカブコム証券の「フリーETF」の特徴とメリット

auカブコム証券では、フリーETFが利用できます。他社では見かけないサービスで、対象銘柄の売買手数料が無料になることが特徴です。

キャンペーンではなく常時行われているため、ETF取引の運用コストの軽減が可能です。

銘柄が限定されるため取引したい銘柄が対象になっているか確認の必要がありますが、コストを減らしたい場合には有利です。

ここではauカブコム証券のフリーETFの内容やメリット、対象銘柄、取引の注意点を紹介します。


auカブコム証券の「フリーETF」の特徴、メリット

auカブコム証券のETFは取引手数料がお得

auカブコム証券のETFは取引手数料がお得

auカブコム証券では、一部のETFが売買手数料無料のフリーETFの対象です。

フリーETFは銘柄が限られていますが、売買手数料がかからないため運用コストの軽減が可能です。

ETF取引を考えている場合は、フリーETF対象銘柄を選択すると有利に運用できます。一時的なキャンペーンではないため、常に売買手数料がかからない点が魅力です。


フリーETFのメリット

ETFは投資信託の一種ですが、株式市場で販売されています。そのため、一般の投資信託と異なり信託報酬が低めに設定されています。

投資信託は販売会社を通して取引を行うため、販売会社の手間賃が信託報酬に含まれています。

ETFは販売会社を通さない分運用コストが安いため、通常のETFでも投資信託より運用しやすい形態です。

フリーETFは売買手数料もかからないことから、コストが最低限に抑えられることが特徴です。

またETFは株価指数連動型上場投資信託の略称で、株価指数に連動していることも魅力です。一定の指標に連動した運用成果が期待できるため、銘柄選びが簡単にできます。

ETFは株式と同様に信用取引が可能で、レバレッジを効かせた取引も可能です。リアルタイムに取引でき、ETFの価値を見ながら買付の時期を決めることができます。


フリーETFは信託報酬の低い商品が揃っている

auカブコム証券のフリーETFは、信託報酬の低い商品が揃っています。

銘柄数は限定されますが、売買手数料の面だけでなく保有中のコストも他のETFと比べて安くなるため利益が得やすい商品です。

値上がり分がほとんど利益になるため、売買で安定した利益確保を目指すかたに向いています。


電話注文の場合も売買手数料がかからない

電話注文の場合も売買手数料がかからない

電話注文の場合、売買手数料が高くなりがちです。

オペレーター経由や自動応答システムで取引を行うと、インターネット取引よりも売買手数料が高く設定されています。

しかしフリーETFの場合は注文方法を問わず売買手数料が無料のため、普段から電話注文が多いかたにも最適です。


他社に比べて運用コストが安くなる

多くのネット証券では、ETF取引に売買手数料が発生します。

キャンペーンや特定の口座で取引を行うと手数料が無料になるサービスを行っている会社もありますが、auカブコム証券のフリーETFと同じサービスは見当たりません。

同じ銘柄を購入した場合でもコストが変わるため、フリーETF対象銘柄を選択する場合はauカブコム証券での購入がおすすめです。

ETF取引には現物取引または信用取引の売買手数料がかかるため、約定金額ごとに手数料は異なります。

フリーETF以外の銘柄を購入する場合は他社の方が手数料が安いケースもあるため、銘柄によって購入先を変更すると更にコストの軽減が可能です。


フリーETFの対象銘柄と主な特徴

auカブコム証券のフリーETF対象銘柄

auカブコム証券のフリーETF対象銘柄

2018年6月時点のフリーETF対象銘柄は全部で8銘柄です。銘柄数は時期によって異なります。


日本株指数連動の対象銘柄

日本株指数に連動する銘柄は4種類で、MAXIS JPX日経インデックス400上場投信、MAXIS トピックス上場投信、MAXIS JPX日経中小型株指数上場投信です。

MAXIS JPX日経インデックス400上場投信は東証上場銘柄の中から厳選された計400銘柄で構成され、流動性やROE、営業利益などから銘柄を選択しています。毎年8月に銘柄入替が行われ、状況によって利益が出やすい銘柄に変わります。

信託報酬は年率0.08424%以内に設定され、1株単位で売買が可能です。

MAXIS 日経225上場投信は東証上場の銘柄から225銘柄をピックアップし、構成されています。日経平均株価に連動した運用成果を目指す商品です。

信託報酬は年率0.1836%以内に設定されています。1株単位の取引が可能です。

MAXIS トピックス上場投信は東証1部に上場されている約2,000銘柄で構成される商品です。東証株価指数に連動する運用成果を目指します。

信託報酬は年率0.08424%に設定され、10株単位で取引できます。多くの銘柄で構成されているため、市場全体の相場変動に連動して価値が変わります。

MAXIS JPX日経中小型株指数上場投信の銘柄選定は、JPX日経インデックス400と同様のコンセプトで行われています。

JPX日経インデックス400と異なる点は大型株式ではなく中小型株に特化した銘柄選定であることです。

また一般的な中小型株指数とも異なり、ROEやコーポレートガバナンスなど企業価値も意識して銘柄選定が行われています。

銘柄数は約200で構成され、中小型株の中でも直近の時価総額が100億円を超え、1年間の売買代金が150億円を超えていることを基準に構成銘柄が選択されています。

信託報酬は年率0.50%以内で、1口単位で購入が可能です。


外国株指数連動の対象銘柄

外国株指数連動の対象銘柄

外国株指数に連動するフリーETF対象銘柄は2種類で、MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信、SPDR S&P 500 ETFがあります。

MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信は、MSCIコクサイインデックスに連動する運用成果を目指す商品です。

日本以外の先進国で構成され、大型株式が中心です。銘柄数は1,000以上で、国を問わず幅広く投資が行われます。

信託報酬は年率0.27%で、10株単位の取引が可能です。

SPDR S&P 500 ETFは米国株価指数に連動する運用成果を目指します。1993年から米国で上場していましたが、2011年に日本でも取扱が開始されました。

国内ETFではなく米国で取り扱われるETFのため、税務上の取扱は外国ETFと同様です。米国株価指数は米国を代表する主要な500社で構成される指数で、米国株式市場の8割をカバーしています。

主な業種は情報技術、金融、ヘルスケア、一般消費財・サービスなどで、米国の有名な企業であるアップルやマイクロソフト、アマゾンなどが組み入れられています。

信託報酬は年率0.0945%程度で、1株単位の取引が可能です。


外国債券連動の対象銘柄

外国債券に連動する銘柄は1種類で、ABF汎アジア債券インデックス・ファンドが対象です。

アジアの8か国で発行される国債または公債に投資し、Markit iBoxx ABF汎アジア指数に連動する運用成果を目指します。

経費率は年によって異なりますが、2015年時点で計算された経費率は純資産総額の0.19%です。


不動産投資信託連動の対象銘柄

auカブコム証券では、REIT指数に連動する銘柄もフリーETFの対象です。取扱は1種類で、MAXIS Jリート上場投信が売買手数料無料で取引できます。

投資対象の不動産は主にオフィスや各種不動産に利用されていることが多く、全体の6割程度を占めます。

信託報酬は年率0.27%以内で、10株単位で取引が可能です。


フリーETFを取引する際の注意点

対象銘柄を事前に確認しておく

対象銘柄を事前に確認しておく

auカブコム証券のフリーETFは対象銘柄に限定されるサービスです。他のETFを選択した場合、売買手数料は通常どおりかかります。

フリーETFの取扱は10から20銘柄程度のケースが多いですが、2018年6月現在対象銘柄は8銘柄です。

多くの選択肢が欲しい場合はフリーETF以外の銘柄も検討し、自分に合う銘柄を選択しましょう。


信託報酬はフリーETFでも必要

フリーETFのメリットは売買手数料がかからないことです。信託報酬は通常のETFと同様にかかります。

一定の運用コストはかかるため、信託報酬はチェックしておきましょう。auカブコム証券のフリーETFには信託報酬が低い商品もありますが、海外指数連動タイプやREITはやや信託報酬が高めです。

信託報酬が高くても利益が出る商品の場合は問題ありませんが、過去の運用履歴などから信託報酬に見合う利益が出ているか調べることをおすすめします。


積立購入システムがない

投資信託は積立購入が可能で、一度設定すると自動的に積立ができます。

購入忘れや時間分散投資ができる積立投資は投資信託の大きなメリットです。ETFは投資信託と異なり市場で購入できる投資信託のため、積立投資ができません。

定期的に購入したい場合はその都度買付設定が必要です。時間がないかたや自動で定期的に買付したい場合は投資信託が有利です。


信用取引の大口優遇適用の場合は状況が異なる

信用取引の大口優遇適用の場合は状況が異なる

ETF取引は現物取引、信用取引どちらも可能です。

取引方法によって手数料は異なります。信用取引の場合大口優遇が適用されると売買手数料が無料になるため、フリーETF以外のETFも売買手数料が無料です。

売買手数料が無料の場合、フリーETFにこだわらず好きなETFを購入できます。


他社で優遇システムの対象になっている場合はメリットが少ない

auカブコム証券以外でも、現物取引や信用取引の売買手数料を優遇するシステムが用意されています。

他社で優遇システムが適用されている場合、ETFの手数料も優遇対象のケースがあります。

状況によってすべてのETF売買手数料が無料になることもあるため、取引状況によっては他社を利用する方が選択肢が広がります。

優遇システム以外にも他社ではETF取引に有利なシステムが用意されています。たとえば一日定額手数料の場合、金額によってはETFを少額取引しても手数料が増えません。

auカブコム証券では一日定額手数料のシステムがないためフリーETF以外は約定ごとに手数料がかかります。

SBI証券や楽天証券などを利用している場合は一日定額を適用すると、少額運用の場合手数料無料で取引が可能です。


REITや外国ETFは税金の取扱が異なる

フリーETFの中にはREITや外国ETFなど、配当控除や損益通算ができない商品が含まれます。

他の商品と損益通算をしたい場合や配当控除を受けたい場合などは、国内ETFが最適です。

取引を行う前に商品ごとの利益や配当金の税務取扱を確認しておきましょう。


まとめ

まとめ

ここまでauカブコム証券のフリーETFについて見てきました。

内容を簡単にまとめておきましょう。

  • auカブコム証券のフリーETFは売買手数料が無料
  • 一定の銘柄に限定されるため対象銘柄の確認が必要
  • フリーETFでも信託報酬はかかる

auカブコム証券のフリーETFは、売買手数料をかけずにETF取引ができる銘柄です。銘柄数は時期によって変化し、10から20銘柄程度が対象です。

2018年6月時点では8銘柄が登録されています。

フリーETFのメリットは運用コストの軽減が期待できる点です。日本株価指数、海外株価指数連動など種類が一通り揃っており、信託報酬も低く設定されています。

auカブコム証券のフリーETF対象銘柄の中に取引したい銘柄がある場合は、コストを抑えた取引が可能です。

しかし状況によっては他社の方が有利に取引できるケースがあります。手数料割引に関する優遇や、一日定額手数料の適用を受けている場合です。

auカブコム証券では一日定額手数料コースがありません。SBI証券、楽天証券などの一日定額手数料は一定額まで取引手数料が無料のため、少額取引の場合はETF取引も手数料がかかりません。

フリーETFのように銘柄が限定されるデメリットもないため、取引額や手数料コースによっては証券会社の検討も行いましょう。

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