マネックス証券のフル板サービスの特徴、表示方法、活用方法
フル板サービスは直近の相場の動きをチェックしたいかたに適したサービスです。
マネックス証券でもフル板情報ツールがあり、有料で利用できます。
ここではマネックス証券で利用できるフル板サービスの特徴や表示方法など詳細をまとめました。
またフル板サービスを投資に活用する方法なども紹介します。
マネックス証券のフル板サービスの特徴、表示方法、利用可能なチャネル
フル板サービスの特徴とは
通常、板情報で確認できる株価は本数に制限があります。
マネックス証券のリアルタイム株価画面では、売り、買いどちらも10本の板情報が確認できるしくみです。
しかしマネックス証券のフル板情報ツールでは、すべての板情報が確認できます。
1画面に表示される本数は売り、買いどちらも最大16本です。
詳しい板情報をチェックしたい場合、フル板サービスが便利です。
また株数以外に、注文件数も表示されます。どのような注文が入ったか詳細を知ることができるため、今後の株価の動きが予想しやすくなります。
フル板情報ツールで確認できる銘柄は、東証、名証、福証、札証に上場している銘柄です。
マネックス証券のフル板サービスの料金や利用可能なチャネル
マネックス証券のフル板情報ツールは有料です。
お試し申込の場合1か月分が無料になりますが、PCの利用環境によって利用できないケースもあります。
お試し申込が利用できる回数は1回のみで、それ以降は月額税込330円がかかります。
なお、お試し申込の場合は1か月の利用期限が過ぎると自動的に解約扱いとなり、有料サービスには移行しません。
有料サービスを利用したい場合は、再度申込を行いましょう。
利用可能なチャネルはPCのみです。Windows 7、8.1、10に対応し、OSはInternet Explorerの最新バージョンです。
マウスなどのポインティングデバイスが使用できる端末に限ります。インターネット回線は128Kbpsが推奨されています。
フル板サービスの表示方法と使い方
フル板サービスは、板情報を詳細に表示するツールです。
そのためフル板情報ツールを申し込み、ツールを起動して板情報を表示させる必要があります。
フル板情報ツールは利用しているPCにソフトをインストールして利用します。
初回利用時にインストールを行うと、次回からはインストール不要です。
フル板情報ツールは株価情報を確認するだけのツールであり、発注はできません。
発注にはトレーディングツールやWebサイトなどを利用しましょう。
トレードステーションなどの有料ツールではマトリックスと呼ばれる板情報が採用され、フル板機能だけでなく価格別出来高などの確認もできます。
発注も同時に行いたい場合は、フル板機能を備えたトレーディングツールを利用した方が便利です。
マネックス証券のフル板サービスを投資に活用する方法
株の取引状況をすべて表示する
フル板サービスの主な特徴は、注文状況がすべて確認できるところです。
いつ、どのような注文が入ったのか、株数や売買の種類などすべてを確認できます。
注文状況を把握すると、相場の動きが読みやすくなります。
特にデイトレードなど細かい株の売買状況を確認したい時に便利です。
直近の注文だけでなく株価の変動と注文状況がセットで確認できるサービスです。
株の動きを読んで売買タイミングを掴みたいかたに向いています。
デイトレードなど直近の情報が重要な取引をしているかたには適していますが、長期投資を考えているかたはフル板サービスを利用しなくても最低限の情報は手に入ります。
どうしても直近情報を細かく確認したい時に利用してみましょう。
売りと買いの気配を掴む
フル板サービスを活用すると、売りと買いどちらの勢いが強いのか判断しやすくなります。
注文状況や株の注文件数、数量など細かい情報を確認できるためです。
10本以上の直近情報を確認したい場合は、フル板サービスの活用がおすすめです。
特に、売買タイミングを悩んでいるかたなどに最適です。
自分が知りたい気配値を中心に状況確認ができる
マネックス証券のフル板情報ツールでは、任意の数値を入力すると中心値表示が可能です。
指値注文や逆指値注文などを考えている場合で、気になる株価付近の状況を確認したい場合に役立ちます。
買い数量や売り数量など、状況が把握しやすいためどの株価で指値や逆指値注文を発注するべきか悩んでいる場合に便利です。
フル板情報ツールは投資に慣れているかたにおすすめ
フル板情報ツールは、通常の板情報よりも詳しい注文状況が確認できる機能です。
初心者の場合は注文状況を見ても具体的な相場の動きを予測できないこともあります。
通常の板情報でも最大10本の気配値が確認できるため、10本では足りないと感じた時にフル板情報サービスを利用してみることをおすすめします。
また投資に慣れているかたでも、1か月以上の長期投資をメインに考えている場合細かい情報が必要ないこともあります。
状況に合わせてフル板情報ツールを使うか検討しましょう。
マネックス証券ではフル板サービスが原則月額有料のため、必要がある場合のみ申し込む方がコスト削減にも役立ちます。
フル板サービスが利用できる証券会社
楽天証券では、フル板サービスが無料で利用できます。
利用する場合はマーケットスピードの申込が必要ですが、無料条件を満たしている場合はコストがかかりません。
SBI証券でもフル板情報表示サービスが利用できますが、2018年8月6日から有料化されます。料金はマネックス証券と同様で、月額税込330円です。
GMOクリック証券でも、トレーディングツール内で株式フル板注文が利用できます。利用料は無料です。
auカブコム証券の場合は、kabuステーションの追加オプションにフル板があります。
無料利用条件を満たしている場合は無料で利用できますが、kabuステーションは月額税込945円、フル板オプションも月額税込945円です。
フル板を活用したい場合、無料で利用できるGMOクリック証券は比較的おすすめです。
楽天証券やauカブコム証券は無料条件を満たす場合には利用しやすいでしょう。
SBI証券は無料条件を満たした場合は無料で利用できましたが、8月から有料化します。マネックス証券もお試し利用以外は月額料金がかかります。
トレーディングツール内のフル板は発注も合わせてできるため、確認と発注を同時に行いたい場合はマネックス証券のトレードステーションやその他のトレーディングツールを活用しましょう。
どのフル板サービスもすべての注文状況がチェックできる点は同様です。
使い勝手やトレーディングツールに組み込まれているかなど、目的に合わせて使いやすいサービスを選ぶことがおすすめです。
まとめ
ここまでマネックス証券のフル板サービスについて見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- マネックス証券のフル板サービスは月額税込330円で利用できる
- トレードステーション内にもフル板機能がある
- 無料でフル板を使える証券会社もある
フル板サービスは利用できる証券会社が限られています。また、利用ツールもPC対応が大半です。
細かい情報をチェックしたいと考えているかたや、投資に慣れてきて株価情報から今後の相場予測をしたいと考えているかたはフル板の利用が適しています。
一般的には機関投資家などのプロフェッショナルが活用している機能ですが、デイトレーダーにも人気です。
マネックス証券でトレードステーションを利用している場合はトレーディングツール内にフル板機能があるため、別途フル板情報ツールの申込は不要です。
またGMOクリック証券などフル板サービスが無料で利用できる証券会社もあります。
証券会社によってフル板サービスの利用料金は異なるため、フル板サービスを重視するかたは比較した上で証券会社を決めることをおすすめします。
特にデイトレードで売買タイミングを見極めたい場合や、指値注文や逆指値注文の株価設定を迷っている時におすすめの機能です。
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