マネックス証券のIPO資金が拘束されるタイミング、解放されるタイミング

IPO銘柄の申込には、事前に資金の準備が必要です。

証券会社によってタイミングは異なりますが、当選が決まる前に資金拘束が行われる証券会社も多いです。

ここではマネックス証券の資金拘束タイミング、資金が解放されるタイミングをまとめました。

マネックス証券のIPO資金が拘束されるタイミング、解放されるタイミング

マネックス証券のIPOで資金が拘束されるタイミング

マネックス証券のIPOでは、入金後ブックビルディングの申込を行います。その後売出価格などの確認と抽選結果後に購入申込を行い、IPO申込手続きが完了するしくみです。

ブックビルディング参加前に該当金額の入金が必要となるため、資金が拘束されるタイミングはブックビルディング前です。

申告時に必要な金額は内容によって異なりますが、新規公開の場合は希望価格に株数を掛けたもので、公募・売出の場合は基準値に株数を掛けたものです。

複数の株を同時に申し込む場合は、それぞれの金額が必要です。すべて当選するとは限りませんが、IPO銘柄を多数申し込む場合は多額の資金が必要です。

マネックス証券では抽選後に購入申込が行われるため、キャンセルは可能です。資金が十分にあるかたは、同時に多くのIPO銘柄に申込を行い当選確率を上げることができます。

マネックス証券のIPOで資金が解放されるタイミング

マネックス証券のIPOでは、抽選結果が判明するまで資金が拘束されます。ブックビルディングを申し込み、価格などを確認した後抽選が行われます。

資金が解放される具体的なタイミングは、抽選日の18時以降です。

マネックス証券ログイン後、商品・サービスタブから新規公開株（IPO）の取扱銘柄一覧の詳細情報に移動すると、抽選日が確認できます。

当選や補欠当選の場合は資金の拘束は続きます。募集・売出期間中の場合は抽選の状況確認・購入のボタンから購入辞退が可能です。

辞退を行った場合は資金拘束も解除されます。なお購入申込後は辞退ができないため、資金の解放はありません。

他社のIPOの資金拘束、解放のタイミング

マネックス証券ではブックビルディング前に資金拘束が行われ、抽選後に資金が解放されるしくみです。

しかし他社のIPOではマネックス証券と異なる資金拘束や解放のタイミングで、IPO申込が行われるケースがあります。

たとえばSBI証券の場合、資金拘束のタイミングは抽選時です。大和証券やSBIネオトレード証券は当選した時点で資金拘束が行われます。

GMOクリック証券、松井証券などは購入申込の最終日に資金拘束が行われます。

多くのネット証券ではブックビルディング申込時に買付余力が必要ですが、SBIネオトレード証券や岡三オンライン証券などは買付余力がない状態でも申込が可能です。

手持ちの資金が少ないかたでも多くのIPO銘柄に同時申込できるなど、証券会社によってメリットやデメリットが異なります。

マネックス証券では複数の銘柄を申し込む場合それぞれの注文に必要な金額が拘束されますが、ネット証券によっては同一資金での複数銘柄申込も可能です。

たとえばSBI証券や松井証券、GMOクリック証券などは買付余力なしでのIPO申込はできませんが、同一資金での複数銘柄申込には対応しています。

また一部の証券会社では抽選に当選した場合は辞退ができないケースもあります。

マネックス証券は当選後のキャンセルが可能で、特に罰則も設けられていません。松井証券や楽天証券、auカブコム証券などはIPO申込後の辞退ができない証券会社です。

複数銘柄の申込を行う場合は、申込後に辞退が可能か確認しておくことも大切です。辞退できない証券会社の場合は、必ず欲しい銘柄のみ申込を行いましょう。

まとめ

ここまでマネックス証券のIPOで資金拘束されるタイミング、解放されるタイミングについて見てきました。

内容を簡単にまとめておきましょう。

IPOに申し込む場合、資金拘束のタイミングによっては多くの銘柄に同時申込ができません。

マネックス証券の場合はブックビルディング参加時に資金拘束が行われます。複数申込を行う場合は、それぞれの株を購入するための資金が必要です。

資金拘束の解放は、落選が決定した時点で行われます。当選した場合は辞退を行うことで資金拘束が解除されるしくみです。

資金拘束のタイミングは会社によって異なり、抽選時や当選時、購入申込最終日など様々です。マネックス証券は申込時に資金が拘束されるものの、購入申込の辞退は任意で行うことができます。

当選確率を上げつつ、必要のない銘柄は辞退できるためある程度資金を準備できるかたにとっては利用しやすいしくみです。

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