マネックス証券のリバース注文の特徴と注文可能なツール
マネックス証券では多くの自動注文が利用できますが、中でもリバース注文は便利な注文方法です。
買い注文を発注した時に合わせて売り注文も設定できるため、2種類の注文を発注する手間を省くことができます。
また相場をずっと見ることができない時でも、自動で売却注文が執行されるため便利です。
ここではマネックス証券のリバース注文について解説します。
マネックス証券のリバース注文の特徴と注文可能な商品、ツール
マネックス証券で利用できるリバース注文とは
マネックス証券では、株式の注文時にリバース注文が利用できます。
リバース注文は同一銘柄内で一つの注文が約定した場合に、反対売買注文が自動で発注されるしくみです。
たとえば100円で株を購入して130円まで上がったら売りたいと考えている場合、リバース注文では約定金額から30円上がった時点で売却する予約注文ができます。
一つの注文で売却の設定までできるため、後日売却注文を行う手間が省けます。
ログインできない時間帯に株価が上昇した場合も自動的に売却注文が執行されるため便利です。
注文の有効期間は当日中のため、解除の手間もかかりません。デイトレードを行うかたに最適です。
リバース注文の主な特徴
リバース注文は親注文と子注文の組み合わせで成り立っています。
親注文は最初の注文です。親注文は条件付注文の利用が可能です。
成行注文だけでなく指値、逆指値、ツイン指値など自由に注文方法の選択が可能です。
子注文では、親注文の約定価格を基準に±α円を設定可能です。指成注文も合わせて指定できます。
または指値の指定や、逆指値、ツイン指値の指定も可能です。
リバース注文が利用可能な商品とツール
マネックス証券では株式の注文時にリバース注文を利用できます。
現物取引や信用取引など、通常の単元株取引の際に利用可能です。
リバース注文が利用できるツールはPCのみです。
スマートフォンアプリや電話、iモードでは対応していないため注意が必要です。
マネックストレーダーではリバース注文に対応していないため、Webサイトでの取引を行いましょう。
リバース注文が利用できる証券会社とは
リバース注文はUターン注文とも呼ばれ、複数の証券会社で利用できます。
マネックス証券以外には、auカブコム証券や松井証券などで同様の注文が可能です。
auカブコム証券ではUターン注文と呼ばれ、松井証券では返済予約注文がリバース注文と同じしくみです。
リバース注文ができる証券会社の数は多くありません。自動注文に力を入れている証券会社がリバース注文を取り扱っています。
複雑な注文ができないかたでも、リバース注文などの簡易な注文方法なら手軽に複数の注文指示ができます。
Webサイトを活用して取引を行っているかたは、積極的に活用してみましょう。
マネックス証券でできる自動注文
マネックス証券は比較的自動注文の数が多く、手軽に状況に合わせた注文方法を選択できます。
リバース注文は市場が開いている時間帯に相場のチェックができないかたにおすすめですが、それ以外にも使える自動注文が多数あります。
たとえばツイン指値は利益確保だけでなく損切りも同時に行うことができ、リスクに備えたいかたにぴったりです。
また同一銘柄ではなく別の銘柄にも有効な、連続注文も便利です。連続注文は一番最初の注文が約定すると、自動で次の注文も発注されるしくみです。
たとえばA銘柄を購入できた場合、Bの銘柄も購入したいなど別々の注文が同時に発注できます。
マネックス証券のリバース注文を活用した取引手法
利益が出た場合にすぐ売却したい場合
たとえば株価が上がる気配を感じて成行注文を行う場合、その後も相場の動きを確認できないケースがあります。
仕事や都合でマネックス証券にログインできない場合などです。
成行注文の価格が80円で、当日中に85円まで上がったら売りたいと考えている場合リバース注文を活用します。
リバース注文で親注文を成行で注文し、子注文の部分に株数や約定価格を入力します。
上記のケースでは約定価格(親)+5円を設定しましょう。
リバース注文では買った株数と同じ株数だけでなく、一部数量の売却も可能です。
約定金額の+α設定も0円から160円まで対応しています。
ツイン指値を利用して利益確保と損切りに対応する
親注文は指値や成行など自由に設定できますが、子注文でも条件付注文が設定できます。
子注文にツイン指値を活用すると、利益確保と損切りが同時に可能です。
たとえば80円の時に株を購入し、90円になったら売却する注文と、70円まで下がった場合にも売却する注文を同時に発注できます。
リバース注文を設定しておくと、別途ツイン指値の設定をしなくても一つの注文でリスク管理が可能です。
親注文に指値を設定して相場の値上がりに対応する
日中に注文自体が難しいかたでも、リバース注文の親注文に指値を設定しておけば相場が動いた時も対応が可能です。
朝は大きな値動きがなかったものの株価が80円を突破した場合更に値上がりが見込めると予想した場合、指値を80円で設定します。
リバース注文では同時に売却指示もできるため、指値の80円から+5円で子注文を設定すると利益確保ができます。
しかし一度80円まで値上がりしたものの、その後値下がりする場合もあります。
値下がりのリスクに備える場合は、ツイン指値を使って85円と75円で売却指示を行うと利益と損失両方に備えることができます。
リバース注文はデイトレードをしているかたに最適
リバース注文の有効期限は当日中です。
長期トレードを考えているかたには活用しにくい注文方法のため、当日中に利益確定や損切りをしたいかたに向いています。
リバース注文は±数円の値動きでも設定が可能です。大きな値動きではなく、少しでも利益が出た時に株を売却したいと考えるかたにおすすめです。
特にずっと相場を見ている時間がない忙しいかたは、リバース注文を活用して短時間で利益確保を狙うことができます。
親注文を指値に設定しておくと、状況によって有利な価格で確定する場合があります。
有利な価格で確定した場合は、確定した約定価格から指定値幅を増減した価格が子注文に反映されます。
たとえば子注文で約定価格+5円担った時に売却の設定をしていたとします。指値100円で設定していたものが97円で約定した場合、105円ではなく102円で売却が行われます。
マネックス証券の自動注文を使った取引手法
マネックス証券はリスク管理がしやすい証券会社で、ツイン指値やリバース注文、連続注文を使うことで手軽に損切りの設定ができます。
リバース注文は主に利益確定を重視した注文方法ですが、ツイン指値と組み合わせることができるためリスク管理にも使うことが可能です。
また連続注文は複数銘柄を取引したいかたも使えるため、自由にいくつかの注文を組み合わせて設定できます。
リバース注文だけではなく様々な自動注文を使いこなすことで、相場を見ていない時でも利益確定や損切りが可能です。
まとめ
ここまでマネックス証券のリバース注文について見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- マネックス証券のリバース注文はPC取引で利用できる
- 株を買った時点で売却の予約が可能
- 相場をチェックできない時でもスムーズに利益が確保できる
マネックス証券のリバース注文は、日中の相場チェックが難しいかたにおすすめの注文方法です。
利用可能なツールはPC取引のみですが、注文時に売却指示もできるためスムーズな取引ができます。
特にツイン指値を利用すると、利益が出た時だけでなく損失が出た場合のリスク管理もできます。
注文の有効期限は当日中のため、希望する相場にならなかった場合は自動的に注文がキャンセルされるしくみです。
当日中に利益確定をしたいかたや多忙なかたは、マネックス証券の自動注文を活用してみましょう。
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