岡三オンライン証券のIPO抽選方法と入金が必要なタイミング
岡三オンライン証券は口座数は少ないですが、岡三証券と同じグループ会社ですので、岡三証券が幹事入りすると委託販売(裏幹事)でIPOの割当があります。
裏幹事は証券会社のサイトを見ないとわからず、IPOの取扱い開始が2013年と比較的新しいこともあって、ライバルが少なく穴場の証券会社です。
前受金不要でもあり、持っておいて損のない証券会社といえますので、岡三オンライン証券のIPO抽選のしくみなどを見ていきたいと思います。
岡三オンライン証券のIPO抽選方法
- 完全平等抽選
- 申込は1人1抽選権
岡三オンライン証券の抽選は機械的に抽選を行う完全平等抽選で行われます。
1人1抽選権となり、資金量の少ない投資家も平等に抽選のチャンスがあります。
取引量に応じたステージ制があり、人によって当選確率は異なりますが、完全に平等抽選になっている点はIPO投資家にとっては嬉しいポイントです。
岡三オンライン証券のIPO抽選配分
- 引受株数の100%を完全抽選
- ステージごとに配分をして抽選を実施
- ステージは期間中の手数料等で決まる
岡三オンライン証券では、引き受けた株数の100%をネット抽選に回しています。
引き受けた株がすべて抽選に回るのは嬉しい限りですね。
抽選はステージごとに配分をして、各ステージ別に抽選が行われます。
ステージごとの配分割合
各抽選ごとの対象となるステージとそれぞれの配分割合は以下の通りです。
抽選 | 対象ステージ | 配分割合 |
---|---|---|
第一抽選 | ステージS | 45% |
第二抽選 | ステージS及びステージA | 45% |
第三抽選 | 全ステージ(S、A、B) | 10% |
仮に100枚の割当があった場合は、以下の株が配分されることになります。
- 第一抽選:45枚
- 第二抽選:45枚
- 第三抽選:10枚
ステージの適用条件
各ステージの適用条件は以下のようになります。
対象ステージ | 適用条件 |
---|---|
ステージS | 手数料優遇コースの「プレミアゼロ」または「プラチナ」が適用。判定期間中の手数料合計が100万以上 |
ステージA | 判定期間中の手数料合計が10万以上100万未満 |
ステージB | 判定期間中の手数料合計が10万未満 |
普通に考えると、多くの人が一番下のステージBとなるかと思います。
ですので、実質的には岡三オンライン証券が引き受けた株数の10%を、IPO投資家の中で抽選をして争うことになります。
結局店頭証券と同じくらいの配分と思うと萎えますが、諦めてはいけません。
岡三オンライン証券の口座数は2017年5月時点で13.4万口座となっており、SBI証券と比べると30分の1くらいの規模です。
競争率としてはそれほど高くありませんし、何より抽選に参加するのはノーリスクですので、ステージ制によって若干当選しづらくなっていると言っても申込をしない手はありません。
岡三オンライン証券のIPOで入金が必要なタイミング
- 抽選申込時に入金が不要で前受金不要
- 当選、補欠当選の場合は入金締切日までに余力が必要
- 発行価格決定日の翌日15時までに入金が必要
岡三オンライン証券では、抽選申込時、抽選時ともに入金が不要な前受金不要の会社です。
口座にお金を入れていなくても申込できるので、岡三オンライン証券でIPO株の取扱があった時は無条件で抽選に参加したいですね。
他に前受金不要の証券会社には野村證券があります。
前受金不要は資金量が少ないIPO投資家には嬉しいですが、一方で申込が増えますので、抽選の競争率は高くなるデメリットがあります。
岡三オンライン証券で入金が必要なタイミング
岡三オンライン証券で入金が必要になるのは、抽選後です。
抽選後に当選、補欠当選した人は発行価格決定日の翌日15時までに入金が必要です。
抽選から入金までは1日しかありませんので、抽選結果は必ずその日中に確認をして当選していたらすぐに入金できるようにしておく必要があります。
岡三オンライン証券の当選結果は、ログイン後のメッセージに掲載される他、メールで抽選結果が出ている旨の通知があります。
落選時にはメッセージは掲載されません。
前受金不要で競争は激しいですが、まだまだ口座数が少ないので穴場といえます。
資金量が少ない人でも、岡三オンライン証券と野村證券にはとりあえず申込をしておくのが良いでしょう。
岡三オンライン証券の入金方法
- 銀行振込
- 即時入金
岡三オンライン証券では、一般的な銀行振込での入金のほかに、インターネットバンキングを利用した即時入金で入金することができます。
名前の通り、即時に手数料無料で入金することができるので便利です。
岡三オンライン証券の即時入金に対応している金融機関は、以下の金融機関です。
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- PayPay銀行
- セブン銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- スルガ銀行
- ゆうちょ銀行
多くの銀行に対応していますので、いずれかは利用できる人が多いと思います。
岡三オンライン証券の出金方法
- 振込出金
岡三オンライン証券では、登録した金融機関へ振込による出金を行うことができます。
ログイン後の画面から出金指示をすることで、営業日の15:30までの指示で翌営業日、以降は翌々営業日に振込がされます。
振込手数料は岡三オンライン証券が負担するため、手数料無料で出金することができます。
口座数が少なく委託販売がそこそこある証券会社
岡三オンライン証券は岡三証券からの委託で裏幹事となることが多く、主幹事を務めることもある証券会社です。
ステージ制の配分により、多くの投資家は10%配分の抽選となり、前受金不要のため申込も多く競争率が高くなりそうなしくみになっていますが、口座数が少ないため当選の期待値は高い穴場証券です。
前受金不要で口座に資金がなくても抽選に参加できるので、欲しい銘柄には必ず抽選に参加しておくことをおすすめします。
委託販売しかないので、取引所等の発表がないため、注目度が低く、そういった面での競争率は低く、IPOにも力を入れているので、今後はIPO投資家の必須証券会社となりそうです。
当選実績の多いSMBC日興証券、大和証券、SBI証券や、抽選の競争は激しいですが主幹事案件の多い野村證券などと合わせて、IPOを本気で狙うなら作っておきましょう。
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