楽天証券でETF・海外ETFを手数料無料で取引する方法
ETFは低コストで日経平均株価などの代表的な指数に投資できるため、少ない資金で日本全体に投資できる(分散効果がある)ため人気の商品です。海外の市場に上場する「海外ETF」も同様に低コストでグローバルな投資が可能になるため人気の商品です。
ETFで投資する人はコストを抑えて投資したい人が多いので、手数料を無料にしたいと考えている人も多くいると思います。
「さすがに手数料無料は無理か」と考えている人もいるかもしれませんが、結論としては楽天証券でETFや海外ETFを手数料無料で取引する方法はあります。
どのような方法なのか、またどのような条件があるのか、本ページでは楽天証券でETF、海外ETFを手数料無料で取引する方法を紹介します。
楽天証券で取引できるETF・海外ETFの種類と手数料
- 国内ETF:国内株式の取引手数料がかかる
- 海外ETF:上場国の外国株式の取引手数料がかかる
まずは楽天証券で取引できるETFや海外ETFの種類を見ていきましょう。
楽天証券で取引できるETFには国内市場に上場する国内ETFと、海外市場に上場する海外ETFの2種類があります。
国内ETFの取引手数料は国内株式と同じになりますので、選択しているコース、現物取引か信用取引かで変わってきます。詳細は楽天証券の手数料紹介ページをご覧ください。
海外ETFは各国の取引所に上場するETFを取引するもので、扱いとしては外国株取引となりますので、上場している国の外国株手数料がかかります。
■楽天証券で取引可能なETFと手数料
種類 | 商品分類 | 取引手数料 |
---|---|---|
国内ETF | 国内株式 | 楽天証券の国内株式手数料に準ずる※「楽天225ダブルブル」と「楽天225ダブルベア」の取引手数料は無料 |
海外ETF | 米国株式(229銘柄) | 1取引あたり25米ドル(税別) 楽天証券の米国株式手数料の詳細 |
中国株式(47銘柄) | 約定代金の0.50%(税別) 楽天証券の中国株式手数料の詳細 |
|
アセアン株式(61銘柄) | 約定代金の1.0%(税別) 楽天証券のアセアン株式手数料 |
楽天グループの楽天投信が運用している「楽天225ダブルブル」と「楽天225ダブルベア」を除くと国内ETFはすべて国内株式の手数料がかかり、海外ETFについてはすべて外国株式の手数料がかかります。
楽天証券の外国株取引には最低手数料も設定されており、必ず手数料がかかります。
楽天証券でETFを手数料無料で取引する方法
- 「楽天225ダブルブル」と「楽天225ダブルベア」を取引する
- NISA口座で取引をする
「楽天225ダブルブル」と「楽天225ダブルベア」を取引する
楽天証券で手数料無料でETFを取引する方法としては、まず唯一手数料が無料に設定されている「楽天225ダブルブル」と「楽天225ダブルベア」を取引する方法があります。
「楽天225ダブルブル」と「楽天225ダブルベア」は日経平均株価の2倍の値動きをするように設定されているETFでリスクはありますが、指数に沿った動きをする点に変わりはありません。
本来投資したい金額の半分の金額を投資すれば普通の日経平均に連動するETFとほぼ同じ投資効果を得ることができますので、むしろ資金効率は良いです。
また楽天225ダブルETFは同様のレバレッジETFと比べて保有コストである信託報酬が安い点も魅力です。
商品 | 信託報酬(税別) |
---|---|
楽天225ダブルブル楽天225ダブルベア | 0.378%/年 |
東証上場のレバレッジETF平均 | 0.812%/年 |
※楽天投信投資顧問調べ
非常に低コストで日経平均に投資できるので、楽天証券でも人気の投資信託で、さらに取引手数料が無料ということであれば、普通の日経平均連動のETFやレバレッジETFに投資するのであれば楽天225ダブルETFに投資するのが良いですね。
これら2銘柄はネット注文することで、すべての投資家の取引手数料が完全に無料になります。
NISA口座で取引をする
またもう一つの方法としてNISA口座で取引をする方法があります。
楽天証券のNISA口座では国内株式、投資信託、外国株式が取引可能になっていますが、国内株式についてはすべて手数料無料になっています。外国株式は基本的には手数料が通常の口座と同じようにかかりますが、海外ETFだけは例外的に買付時のみ手数料無料となっています。
売却時の手数料はかかってしまいますが、NISAの期間である5年間いっぱい保有していれば利益も大きくなり、取引コストはかなり少なくなります。
■楽天証券のNISA口座の取引手数料
商品 | 手数料 |
---|---|
国内株式国内株式(国内ETF・ETN・REITを含む) | すべて無料 |
投資信託 | 銘柄によって異なる |
米国株式 | 有料 |
中国株式 | 有料 |
アセアン株式 | 有料 |
海外ETF(米国ETF・中国ETF・シンガポールETF) | 買付のみ手数料無料 |
買付手数料のみではありますが、手数料が無料になるのは大きく、日経平均に連動するETF以外のETFに投資したい人はNISAを活用するのが良いですね。
NISAを活用する場合は、NISAの投資枠である年間120万円分しか取引ができず、手数料が無料になるのも当然年間120万円までとなりますので、多くの資金を運用したい人には向いていないかもしれません。
一部の銘柄や特定の条件下という制約はありますが、取引手数料無料で人気のETFを売買できるのは非常に大きなメリットですので、ぜひうまく活用して資産形成に役立てましょう。
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