楽天証券の未成年口座を開設できる年齢、活用方法、ジュニアNISA
楽天証券は2015年7月から未成年口座の開設が可能になっています。
2016年からジュニアNISAが始まり、子供の教育資産の運用など家族で投資することで非課税枠を多く利用できるようになりますので、子供がいる人はぜひ未成年口座を作っておいた方が良いでしょう。
未成年口座の開設には親の口座開設が必要になりますので、楽天証券がメイン口座の人は子供の口座も楽天証券で開設すると楽ですね。
本ページでは楽天証券の未成年口座のサービス内容や解説できる年齢や活用方法などを紹介したいと思います。
楽天証券の未成年口座の基本
- 0歳から口座開設できる
- 親権者の総合口座が必要
楽天証券の未成年口座は、原則20歳以上でなければ開設できない証券口座を、親権者が同意することで開設可能にしたものです。
取引主体者(実際に取引する人)は原則親権者となり、未成年者が15歳以上の場合は未成年者本人が取引主体者となることもできます。
親権者の同意があれば0歳から口座開設することができます。なお、未成年口座を開設する場合は未成年者の親権者が楽天証券の総合口座を開設している必要があります。
ジュニアNISAがはじまるタイミングで家族で投資をはじめる人はまず親の総合口座の開設するようにしましょう。
ジュニアNISAを利用できる
楽天証券に未成年口座を開設すると、2016年からはじまるジュニアNISAの口座も開設することができます。
ジュニアNISAは年間80万円の投資枠分までの投資から発生した利益がすべて非課税になる制度です。
■ジュニアNISAの概要と成人NISAとの比較
NISA | ジュニアNISA | |
---|---|---|
対象者 | 日本在住で20歳以上 | 日本在住で0歳~19歳 |
取引主体 | 本人 | 親権者 |
非課税投資枠(年) | 120万円 | 80万円 |
非課税期間 | 最長5年間 | 最長5年間 |
制度期間 | 2023年(平成35年)まで | 2023年(平成35年)まで |
対象商品 | 上場株式、投資信託 | 上場株式、投資信託 |
払出制限 | なし | 18歳まで払出不可 |
金融機関の変更 | 可能 | 不可 |
必要提出書類 | 住民票 | マイナンバー |
NISAは120万円の投資枠があり、成人のNISAよりは投資枠が少なくなりますが、家族で投資をすることで投資枠の上乗せをすることができます。
両親と子供2人の家庭で両親が成人NISA、子供2人がそれぞれジュニアNISAを利用すると120万円×2+80万円×2=400万円の非課税枠を毎年利用することができます。
ここまで投資枠が増えると投資金額のほぼすべてを非課税とすることができるでしょう。ジュニアNISAは2016年から始まる制度で利用する人も多いと予想される制度です。子供がいる人はぜひ利用した方が有利ですので活用していきましょう。
未成年口座を開設する条件
楽天証券で未成年口座を開設するには以下の条件を未成年者および親権者が満たしている必要があります。
■未成年口座を開設する条件
- 未成年者が20歳未満かつ未婚
- 親権者全員の同意があること
- 親権者のうち1名が楽天証券総合口座を開設している
- 未成年者、親権者がともに国内在住であること
- 親権者の口座に何の制約もかかっていないこと
口座開設者が未成年なのは当然として、結婚した場合も未成年口座ではなく成人用の口座の対象となりますので未成年口座を開設できなくなります。
また未成年者、親権者がともに国内在住である必要があり、親権者の口座の取引制限など何も制約がないことが必要になります。
未成年口座で取引できる商品
楽天証券の未成年口座で取引可能な商品は以下の商品です。
- 国内株式(現物)
- IPO、PO
- 立会外分売
- 外国株式
- 投資信託
- 債券
- 金・プラチナ
- 貸株
- 定時為替
信用取引やFX、先物取引などレバレッジを効かせた取引はできませんが、IPOや外国株式の取引も可能ですので、現物取引や投信以外にもチャレンジしてみて良いですね。
楽天証券独自の商品としては金・プラチナに投資できるのは主要ネット証券では楽天証券だけですし、貸株も利用できるのは楽天証券くらいです。
未成年口座の開設方法
楽天証券の未成年口座を開設するには、親権者が楽天証券の総合口座を開設後、親権者のID、パスワードでログインをし、ログイン後の画面から未成年口座の申込をします。
未成年口座の申込をWEB上ですると、口座開設申込書が送られてきますので、口座申込書に必要事項を記入し、一緒に送られてくる同意書、未成年者と親権者の本人確認書類、戸籍謄本(全部事項照明)と一緒に返送をすることで開設できます。
普通の成人用の口座開設よりも時間がかかりますので、取引したい時期がある人は早めに申し込みだけでもするようにしたいです。長期投資とはいえ、投資のチャンスはいつ来るかわかりませんしね。
親権者が楽天証券の総合口座を持っていない場合は、まず親権者の口座開設をすることから始めましょう。
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