楽天証券の100円からできるミニ積立の特徴と活用方法
投資信託は通常、一つの銘柄で1万円からできるようになっています。しかしここ数年ネット証券では投資信託の最低金額が下がってきています。
楽天証券では2017年5月から100円からのミニ積立ができるようになっており、少額投資をしたいかたにも最適です。
ここでは楽天証券のミニ積立の特徴や、活用方法を紹介します。
楽天証券の100円からできるミニ積立の特徴と活用方法
楽天証券の投資信託は100円から積立可能
楽天証券では2009年から1,000円で積立できる「ミニ積立」を提供していましたが、2017年5月から積立の最低金額が更に下がり、100円から積立できるようになりました。
100円から積立できる投資信託はすべてではありませんが、100円投資が可能な投資信託は検索画面でも確認が可能です。
楽天証券のミニ積立の特徴
100円から投資できる投信積立は業界最低水準
投資信託の買付は、通常1万円が最低額です。しかし楽天証券ではほとんどの投資信託が100円積立に対応しています。
ネット証券の中でも100円の積立は最低水準で、少額で投資をしたい場合に最適です。
複数のファンドを組み合わせることができる
100円から積立ができるミニ投資では、少額でも複数のファンドを組み合わせて購入が可能です。
投資先を分散したい場合、1,000円ごとに分散投資するよりも更に細かく割合を設定することができます。
少額で投資信託のお試しができる
一度実際に投資をした場合の損益をチェックしてみたいと考える投資初心者も、100円積立なら負担なくファンドに投資することができます。
100円から積立をはじめると、損失が出た場合もそれほど大きな金額にはなりません。ファンドごとの特徴を見極めたい場合に最適です。
細かい金額も設定可能
100円から投資ができるため、少額の投資費用を細かく分散することができます。
1,000円からの投資では細かい金額を設定することが難しくなっていましたが、100円積立は100円以上1円単位で好きな金額を投資に回せます。
自動で積立できるため手間がかからない
100円のミニ積立でも、自動で引き落としが行われます。自分で手続きをするのは最初の1回のみのため、面倒はありません。
金額の変更なども行うことができます。
100円積立は引き落とし方法が限定される
100円積立は証券口座からの引き落としのみが対象です。
ポイントバックも対象
100円積立でも投信積立サービス手数料の1%ポイントバックの対象になっているため、手数料がかかる投資信託を買付した場合はポイントを貯めることができます。
貯まった楽天ポイントは楽天スーパーポイントになり、楽天市場などの楽天サービスで利用が可能です。
通常の口座と積立NISAでは積立の間隔が異なる
楽天証券では一般口座と特定口座でも100円からのミニ積立が可能です。
通常の口座では、1か月に1回積立日を設定することができ、同銘柄の積立を1か月に複数回行うことはできません。
しかし積立NISA口座の場合は100円から毎日積立を行うことができます。
積立NISA口座は非課税のため通常の口座とは用途が異なりますが、毎日100円ずつ積立をしたい場合は2018年3月現在では積立NISA口座を選択する必要があります。
ポイント買付サービスは対象外
楽天証券では投資信託を楽天スーパーポイントで買付できるようになっています。
もちろんポイントは100円以上1円単位で利用することができ、100円投資も対象です。
しかし買付方法に制限があり、通常買付の金額指定のみポイントで投資信託を買付することができます。
そのため100円からのミニ積立はポイント買付サービスの対象外です。楽天スーパーポイントを使用して投資信託を購入したい場合は、通常の買付を選択しましょう。
100円からできるミニ積立の活用方法
ハッピープログラムでポイントが貯められる
投資信託は金額によってハッピープログラムの対象になるため、100円積立では件数に含まれることはありません。
ただしマネーブリッジを設定し、自動スイープ入出金を利用している場合に限り100円積立の引き落としで入出金が行われます。
入出金の際に楽天銀行からの振込と楽天証券からの出金が行われるため、ハッピープログラムの件数に含まれます。
100円積立は証券会社口座からの引き落としに限定されるため、任意の日程を毎月1日から28日の間で設定できます。
日程をずらして100円ずつ投資を行うことで、ハッピープログラムの件数が加算されポイントも貯まります。
株式や債券の割合を自由に設定する
投資信託を買付する主なメリットは、債券や海外株式、国内株式など異なるジャンルの投資が一度にできることです。
また複数の投資信託に資金を分散することで、理想的な割合でポートフォリオを設定できます。
毎月1,000円の投資を行う場合でも、100円ずつ10種類のファンドを選択できます。また1万円を投資費用にしている場合でも、数十種類のファンドを組み合わせて分散投資することが可能です。
楽天証券には楽ラップなどのロボ・アドバイザーが効率の良いポートフォリオで資産を運用してくれますが、手数料がかかり10万円以上の投資資金が必要です。
自分で100円投資を行う場合は楽ラップなどを参考にして細かく割合を設定することが可能です。
投資の利益を投資信託に再投資する
株式や債券で配当金や分配金が出た場合、その利益を再投資に回すことで更に効率良く利益を得ることができます。
100円積立は配当金や分配金の再投資にも最適です。100円以上1円単位で設定ができるので、少額の配当金でも再投資に回しやすくなります。
また端数だけを投資信託に再投資することもできます。
まとめ
ここまで楽天証券のミニ積立について見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- 楽天証券では100円から投資信託の積立ができる
- 100円のミニ積立を行うことで少額でも自由に分散投資が可能
- ハッピープログラムのポイントを貯めたり、再投資に回すなど活用もしやすい
楽天証券はネット証券の中でも投資信託の積立金額が低く、100円から積立をすることができます。
毎月100円から積立が可能で、初心者やお試しでの投資も可能です。
100円のミニ積立のメリットは少額投資の場合だけでなく、分散投資をしたい時にも使いやすいことです。
100円以上なら1円単位で積立金額を設定することができ、自由にポートフォリオを組めます。
活用方法は色々ありますが、マネーブリッジと自動スイープ入出金を利用しているならハッピープログラムの件数にも反映されるためお得です。
また積立NISA口座を選択した場合は、毎日積立も可能です。
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