クレジットカードを使って楽天証券の取引をする方法
クレジットカード決済はほとんどの店舗やオンライン決済で利用できますが、証券会社はどのようなシステムなのでしょうか?
そこで、楽天証券でクレジットカードの利用が可能な取引をまとめています。また、クレジットカード入金が可能なのかも調査してみました。
クレジットカードを使って楽天証券の取引をする方法
楽天証券でクレジットカードを使える取引はある?
楽天証券では株式取引、投資信託、楽ラップなど多数の投資商品を扱っています。
この中で、クレジットカードが利用できる取引はほぼありません。楽天証券だけでなく、他の証券会社でも取引自体にクレジットカードを利用できる会社は国内では見当たりません。
しかし、楽天証券では投資信託に限り条件を満たすことでクレジットカードの利用が可能になっています。
楽天カードなら一部の引き落としに利用可能
楽天証券でクレジットカードを使いたい場合、楽天カードが必須です。投資信託の積立に限り、引き落とし先に楽天カードを選択することができます。
その他のクレジットカードを利用することはできません。
株式取引や金・プラチナ、積立以外の投資信託ではクレジットカード引き落としは対象外です。
投信積立サービスに利用できる楽天カードの種類
楽天カードは多くの種類がありますが、原則利用できるカードが決まっています。
一般の楽天カード、楽天PINKカード、楽天ブラックカード、楽天プレミアムカード、楽天カードアカデミー、楽天銀行カード、楽天ANAマイレージクラブカードの7種類です。
その他の関連カードは対象外のため、対象のクレジットカードを保有しているか確認しておきましょう。
楽天カードを使った投信積立の取引ルール
楽天カードを投信積立の引き落とし方法に設定した場合、毎月11日の3営業日までに申込を行うことで27日に引き落としが行われます。
投信積立の買付日は翌月12日です。休業日の場合は翌営業日に買付されます。
楽天カードの積立設定方法
楽天カードを投信積立に設定する場合、投信積立の注文時に引き落とし方法を設定します。
引落口座の選択欄から「楽天カードの引落口座」を選択し、チェックを入れます。
その他に積立金額、分配金コース、口座区分、ボーナス月設定を入力すると注文が可能です。
注文方法を設定後、カード情報を入力します。有効期限があるもののみ利用可能です。
楽天カードを投信積立の引き落としに利用する場合の注意点
投信積立は一度引き落とし方法を設定すると、解約するまで変更ができません。楽天カードを途中で解約する可能性がある場合や、他の引き落とし方法との比較で利用するか考えましょう。
また楽天カードを利用しても、クレジットカードのポイントは貯まりません。クレジットカードの明細にも記載されないため注意が必要です。
他の引き落とし方法に比べて、申込から実際の買付日が遅れることも特徴です。
クレジットカード引き落としに対応している証券会社は少ない
2018年1月現在国内で投信積立のクレジットカード引き落としに対応している証券会社は、楽天証券とマネックス証券のみです。
楽天証券は楽天カード、マネックス証券はセゾンカードと提携のクレジットカードのみが対象です。
どちらを選択してもクレジットカードの利用ポイントの対象外で、利用明細には記載されません。
現状、クレジットカードを利用していることにはなっていますが実質クレジットカードの契約口座から引き落としを行っているだけで、クレジットカード決済とは異なります。
もしクレジットカードの引き落としが行われた際に口座に現金がない場合は、買付も行われません。
クレジットカードから楽天証券に入金できる?
楽天証券でクレジットカード入金は可能?
楽天証券で取引にクレジットカードを利用できる方法は、投信積立のみであることは先に述べた通りです。入金は日本円と外貨に対応していますが、クレジットカード入金には対応していません。
どうしてもクレジットカードを利用して入金する必要がある場合、クレジットカードのキャッシング枠を利用して一旦現金を手に入れ、楽天証券に入金することは可能です。
しかしキャッシング枠を利用して現金を手に入れる方法は利子が発生するため、おすすめできません。カードローンとは異なり、無利子期間がないためです。1日ごとに金利が発生します。
現金がある場合は、クレジットカードからの入金は避けた方が良いでしょう。
どちらにせよ、現金がない場合の投資はトラブルの原因になるため余剰資金での取引を行うことが大切です。
何故楽天証券はクレジットカード入金が不可能?
証券会社では、口座開設時に投資資金の有無を確認します。実際に余剰資金がない場合は口座開設自体を断られるケースもあるでしょう。
投資には現金が重要です。何故ならクレジットカードを利用して入金を行った場合、その代金が回収できなくなる可能性もあるためです。
クレジットカード会社は回収できなくなる可能性も考えて、クレジットカードの加盟店に手数料を請求しています。
証券会社が手数料を支払ってまでクレジットカードに対応するメリットは、ほぼありません。証券会社自体が取引手数料で運用されているためです。
もしクレジットカードに対応する場合、その手数料分が上乗せされることも考えられます。
また利用者を保護する目的からも、投資のジャンルによっては出資法が定められています。以前はクラウドファウンティングなどもクレジットカード利用の規制が行われていました。
現在はクラウドファウンティングの一部ではクレジットカードの利用が可能になっており、今後投資の分野でもクレジットカード利用が一般的になる可能性は残されています。
しかし現金を持っていない場合でも投資が可能になると、投資が成功した場合は問題ありませんが失敗した時に支払いができなくなります。
このようなトラブルを避ける目的もあり、国内の証券会社ではクレジットカード入金に対応していません。国内の証券会社を利用している限り、楽天証券以外でもクレジットカード入金を行うことは2018年1月時点では不可能です。
海外のFX会社ならクレジットカード入金にも対応可能
楽天証券以外でクレジットカード入金が可能な会社を探す場合、海外の会社に目を向ける必要があります。
海外ではクレジットカード入金ができるだけでなく、クレジットカードのポイントも発生します。
もしクレジットカード入金を利用したい場合は、対応可能な会社を利用することも方法の一つです。
楽天証券で利用できる入金方法
楽天証券で入金を行う場合、利用できる入金方法は複数存在します。都合の良い入金方法を選択しましょう。
らくらく入金
らくらく入金は楽天銀行口座を保有し、マネーブリッジに登録している場合のみ利用可能です。
楽天銀行からリアルタイムで入金が完了するだけでなく、銀行口座のWebサイトにログインする必要がありません。
手数料は楽天証券が負担するため無料です。楽天証券または銀行のシステムメンテナンス時は入金ができません。
自動スイープ入金
マネーブリッジを登録し、自動スイープ入出金をオンに設定している場合利用が可能です。
投資商品の買付時に楽天銀行から自動で資金が振替されます。
対象の投資商品は限定されていますが、自動スイープだけでなくらくらく入金やリアルタイム入金と併用が可能です。
リアルタイム入金
楽天銀行だけでなく対応の金融機関から入金が可能です。
ネットバンキングを契約している必要はありますが、リアルタイムで入金が完了します。
手数料は楽天証券が負担するため無料です。楽天証券の口座と同名義のみ利用が可能です。
銀行振込
楽天証券の口座名義と同じ名義で振込を行う必要があります。
窓口またはATMから振込が可能ですが、振込の反映までに一定時間を要します。
振込手数料は利用する金融機関によって異なります。
まとめ
ここまで、楽天証券で可能なクレジットカード取引や入金方法について見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- 楽天証券でクレジットカードが利用できるのは投信積立
- 楽天証券ではクレジットカード入金は不可能
- 海外にはクレジットカード入金可能なFX業者もある
楽天証券でクレジットカードの利用が可能になっているのは投信積立のみです。投信積立では4種類の引き落とし方法を選択することができ、楽天カードも対象です。
楽天証券で利用できるクレジットカードは楽天カードのみで、その他のクレジットカードは利用できません。
クレジットカード入金については、国内の証券会社は対応していないため現金での入金が必要です。日本円または外貨での入金に対応しており、手数料無料の入金方法も用意されています。
必要に応じて入金方法を選択しましょう。
もしどうしてもクレジットカード入金が利用したい場合は、海外のFX会社では対応していることもあります。
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