楽天証券FXのスプレッドとスワップポイント一覧

最終更新日: 2020年2月14日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

楽天証券FXのスプレッドとスワップポイント一覧

楽天証券ではFX口座を開設することでFX取引を行うことが可能です。楽天FXでは全部で24通貨ペアに対応しており、多くの通貨で取引ができます。

FX業者を比較する場合、スプレッドやスワップポイントの確認は重要です。

ここでは楽天FXのスプレッド、スワップポイントの一覧や過去のスプレッド事故の内容や対応をまとめています。


楽天証券FXのスプレッド

楽天FXのスプレッド一覧

楽天FXのスプレッド一覧

楽天FXの主要通貨ペアでは、2020年2月時点で以下のスプレッドが適用されます。原則スプレッドは一定ですが、状況によって変動します。

通貨ペア スプレッド(pips)
ドル/円 0.2
ユーロ/円 0.5
ポンド/円 1
豪ドル/円 0.7
NZドル/円 3.9
ランド/円 1
ユーロ/ドル 0.4
ポンド/ドル 1
豪ドル/ドル 1.9
NZドル/ドル 4
ユーロ/ポンド 4


楽天FXのスプレッドとは?

楽天FXのスプレッドとは?

楽天証券ではFX取引の際に買値と売値に差を設けています。どこの証券会社でも同じですが、この差は証券会社によって異なります。

スプレッドの差が少ないほど有利に取引が可能です。取引量が多くメジャーな通貨ペアほどスプレッドは狭くなる傾向にあります。

楽天証券はドル円で0.3銭のスプレッドを設けており、大手ネット証券の中でも比較的安い部類です。

FX取引自体には手数料はかかりませんが、実質このスプレッドが手数料の代わりと言えます。


実際に取引した場合の計算は?

スプレッドは0.3銭と非常に安い設定のため、実際の取引でどのくらいの金額が発生するのか分からない場合もあるのではないでしょうか。

楽天証券では1,000通貨単位で取引が可能です。もし1,000ドルを取引した場合、スプレッドによって発生する金額は3円です。

一番スプレッドが広い豪ドルNZドルの取引を行った場合は1,000ドルの取引ごとに120円が発生します。

単純に同じ相場で買いと売りを行った場合、米ドル円の場合は1,000通貨ごとに3円の手数料がかかり豪ドルNZドルの場合は120円の手数料がかかる計算です。

このスプレッドの差よりも相場が増減したところで取引を行うことで、利益が生まれます。


楽天証券FXのスワップポイント

楽天FXのスワップポイント一覧

楽天FXのスワップポイント一覧

楽天FXの24通貨ペアでは、2018年1月時点で以下のスワップポイントが設定されています。スワップポイントは10,000通貨あたりの金額です。

通貨ペア 買いスワップ 売りスワップ
ドル/円 (USD/JPY) 172円 -292円
ユーロ/円 (EUR/JPY) -64円 4円
ポンド/円 (GBP/JPY) 80円 -172円
豪ドル/円 (AUD/JPY) 44円 -104円
NZドル/円 (NZD/JPY) 56円 -116円
ランド/円 (ZAR/JPY) 28円 -56円
カナダ/円 (CAD/JPY) 100円 -180円
スイス/円 (CHF/JPY) -120円 40円
香港ドル/円 (HKD/JPY) 20円 -44円
SGドル/円 (SGD/JPY) 100円 -200円
Nクローネ/円 (NOK/JPY) 4円 -28円
トルコリラ/円(TRY/JPY) 84円 -284円
人民元/円(CNH/JPY) 20円 -80円
メキシコペソ/円 (MXN/JPY) 32円 -52円
ユーロ/ドル (EUR/USD) -4.52ドル 2.12ドル
ポンド/ドル (GBP/USD) -2.52ドル 0.92ドル
豪ドル/ドル (AUD/USD) -1.40ドル 0.60ドル
NZドル/ドル (NZD/USD) -1.20ドル 0.00ドル
ドル/スイス (USD/CHF) 2.00スイス -2.88スイス
ポンド/スイス (GBP/CHF) 1.20スイス -2.60スイス
ユーロ/ポンド (EUR/GBP) -1.60ポンド 0.40ポンド
ユーロ/スイス (EUR/CHF) 0.00スイス -0.80スイス
豪ドル/スイス (AUD/CHF) 0.80スイス -2.00スイス
NZドル/スイス (NZD/CHF) 0.40スイス -1.60スイス
豪ドル/NZドル (AUD/NZD) -1.20NZドル 0.00NZドル
ドル/カナダドル (USD/CAD) -0.10カナダドル 0.00カナダドル


楽天FXのスワップポイントとは?

楽天FXのスワップポイントとは?

スワップポイントとは、通貨を保有している際に発生する金利のようなものです。日本円を保有している場合、金利は非常に低く設定されています。

銀行に預けていても、近年では金利が低いためほとんどお金が増えることはありません。しかし世界には高金利の通貨が多数あり、日本円で別の通貨を購入し保持することで高い金利を得ることができます。

スワップポイントは受渡日を考慮した上で日数が計算されます。1日ごとに受取が可能で付与タイミングは毎営業日の終了時です。


スワップポイントの実際の計算とマイナス表記の計算

たとえば米ドル円で米ドルを10,000ドル保有している場合、1営業日ごとに42円が手に入ります。詳しい付与日数は楽天FXのスワップカレンダーで随時公開されるため確認することをおすすめします。

デイトレードではなくポジションを長期間保有する場合、相場の変動とは別にスワップポイントによる利益も想定しておきましょう。

ただしスワップポイントは受取だけでなく支払いが必要なケースがあります。それは持っている通貨よりも金利が低い通貨を購入する場合です。

スワップポイントがマイナスで表示されている場合は、ポジションを長期間維持すると金利の差額を支払う必要があります。

スワップポイントは不定期に見直しが行われるため、あらかじめ楽天FXで確認が必要です。また通貨の相場が不安定な場合はスワップポイントが付与されないこともあります。

必ずしもスワップポイントが見込めるわけではないことを理解しておきましょう。


楽天FXのスプレッド事故の内容と楽天証券の対応

楽天FXのスプレッド事故とは?

楽天FXのスプレッド事故とは?

楽天FXでは、2016年3月17日の夜に米ドル円のスプレッドが突然1,500銭に上がる事故が発生しました。1,500銭は15円です。

普段の固定スプレッドと比較すると、2,500倍の開きがあります。スプレッドを見たかたは取引をすることはありませんが、指値注文や逆指値注文をしていたかたは自動的に決済されるなど、意図せず注文を入れてしまうことがあります。

スプレッド自体は原則固定ですが、変動もあると記載されています。しかし普段は0.3銭に固定されている米ドル円のスプレッドが突如1,500銭に上がったため、トラブルが続出しました。

その理由は、スプレッドの開きによってロスカットが発生するケースが多かったためです。

スプレッドの差が大きい場合、利益が生じるためにはスプレッド差以上の相場変動が必要です。

FXでは口座に入金している金額が一定の率を下回ると強制的に取引が終了します。レバレッジは最大25倍に設定できることから、実際に入金している金額より大きな取引を行っているかたには大きな打撃です。

この時の楽天証券のスプレッド事故では多額のドル円を保有していたかたが、突如ロスカットされる事態に陥りスプレッド差分のマイナスを支払うことになりました。


2016年3月のスプレッド事故での楽天証券の対応

2016年3月のスプレッド事故での楽天証券の対応

まず、楽天証券では誤ったスプレッド表示を訂正し、正常なスプレッドに変更する処理を行いました。

もし口座に100万円を入金していたかたが、25倍のレバレッジで2,500万円分のドルを運用していたとします。

その場合1ドル100円とすると、25万ドルの取引を行っている形です。15円のスプレッドの時、買いの場合も売りの場合も7.5円の差が発生します。

10,000通貨あたり75,000円の損が発生することとなり、相場変動のない状態でも187万5,000円の損益です。

口座には100万円しか入金されていないため、自動的にロスカットが発生します。当然、誤ったスプレッド表示が変更された時には187万5,000円のマイナス処理とロスカットが行われており、支払いをする必要があります。

楽天証券では、この事故の後返金を求めたかたには対応を行いました。ただし利益が出ていた分は相殺されたため、すべての損が戻ってきたかたは一部です。

更に処理にも時間がかかり、多額の資金を損したかたや取引の機会を失ったかたにとっては不満の残る対応でした。


楽天証券での2度目のスプレッド事故

楽天証券でスプレッド事故が発生したのは、2016年3月だけではありません。2017年7月17日にも同様のスプレッド事故が発生しています。

この時は1,500銭ではなく50銭のスプレッドが発生したため、大きな被害にはなりませんでした。楽天証券ではこの時も影響のあった顧客に別途お知らせを送るなど個別対応を行っています。


スプレッドは事故以外でも変動する

スプレッドが急激に変動するのは、事故だけではありません。少しスプレッドが開いたからと言って事故と決めつけないようにしましょう。

FX取引では突発的な天災やトラブルなど世界情勢の変化によってもスプレッドが変動することがあります。

また取引の時間帯によってもスプレッドは多少変動しています。事故なのかを判断するためには、楽天証券のお知らせに気を配る必要があります。

スプレッド事故に対処するためには、ある程度余裕を持った資金を入金しておきレバレッジを高くしすぎないことも大切です。

追証やロスカットが発生しなければ、事故の影響はそれほどありません。短時間で異常なスプレッド表示は元に戻るためです。


まとめ

まとめ

ここまで楽天FXのスプレッドやスワップポイント、過去のスプレッド事故について見てきました。

内容を簡単にまとめておきましょう。

  • 楽天FXでは業界内で比較的有利なスプレッドとスワップポイントが設定されている
  • 楽天FXでは2度のスプレッド事故が発生している
  • 楽天証券はスプレッド事故による損失に返金で対応している

楽天FXでは24種類の通貨ペアに対応しています。それぞれのスプレッドやスワップポイントは大手ネット証券と比較してもある程度有利な水準です。

また楽天FXでは2016年と2017年にスプレッド事故が起こり、大きな話題となりました。特に2016年の事故は米ドル円のスプレッドが1,500銭に拡大し、多くのかたに影響を与えています。

どちらのスプレッド事故も返金などで対応を行っていますが、利益分の差額はなかったものとなり一部分の返金が行われたかたもいます。

スプレッド事故を防ぐためには、余裕のある資金を口座に入金しておくこととレバレッジを無理のない範囲に設定しておくことです。

また定期的に楽天証券のお知らせに目を通し、事故発生と自分への影響をチェックしておくことが大切です。基本的に事故によるトラブルがあった場合は、何らかの対応を行ってもらうことができます。

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