楽天証券で香港に投資できる商品と注意点

楽天証券で香港に投資できる商品と注意点

香港は海外の投資家からも注目を集める、魅力的な投資地域です。

中国の一都市ですが中国本土とはやや異なる傾向があり、投資商品にも特徴が現れています。

ここでは楽天証券で香港に投資できる商品や取引の流れ、投資の際の注意点をまとめました。


楽天証券で香港に投資できる商品、取引までの流れ

海外株式

海外株式

楽天証券では米国株式、中国株式、アセアン株式を取り扱っています。中国株式の市場は香港と上海Aがあります。

香港に投資したい場合は、香港市場を選択しましょう。香港市場では上海証券取引所とは異なる銘柄を上場しています。

楽天証券で取り扱われている香港上場の株式は、約480銘柄です。


海外ETF

楽天証券では、香港上場のETFも取り扱っています。ネット証券の中でも取り扱い数はトップクラスで、選択肢が多いことが魅力です。

2018年3月現在、香港市場で取引できるETFは29本あり、iシェアーズやバンガードなどが運用するETFも含まれます。

香港市場で取り扱われているETFの投資地域は香港や中国だけでなく、アジアなどが対象のものも多く投資対象は幅広くなっています。


中国株式・ETFの手数料と取引ルール

中国株式・ETFの手数料と取引ルール

中国株式、ETFは特定口座でも買付が可能です。手数料は最低500円からで、約定金額が100万円を超える場合は一律5,000円です。

現地手数料や諸費用は無料で、為替手数料が香港株の場合±15銭かかります。

日本の休日にかかわらず、現地取引所が開場している場合はリアルタイムで取引が可能です。

香港市場はプレオープンが10時から10時30分、前場が10時30分か13時、後場が14時から17時、クロージング・オークションが17時から17時10分に設定されています。

注文は指値のみで、日計り注文も可能です。Webサイトまたはコールセンターで買付と売却ができます。


香港株式・ETFの取引までの流れ

香港株式やETFを取引するためには、楽天証券総合口座で取引することができます。ただし2001年までに楽天証券の口座を開設済の場合は、外国証券取引口座の開設が別途必要です。

香港株式、ETFは日本円で取引するため、株式の買付に必要な資金を日本円で入金しましょう。

取引を行うには楽天証券のマイページにログインし、海外株式を選択します。注文タブから中国株式取引を選択すると、買い注文、売り注文、注文照会・取消が可能です。

銘柄はキーワードや市場、業種などで検索できます。


投資信託

投資信託

楽天証券では、中国や香港に投資できる投資信託が扱われています。

香港の企業に特化した投資信託には、香港ハンセン指数ファンドがあり、香港の取引所に上場している株式から銘柄を選択していることが特徴です。

ファンドの管理費用は0.8424%と中国関連の投資信託では比較的安めに設定されています。買付手数料は無料です。

その他にも香港の株式を投資対象に含む投資信託は多く、バランス良く中国の株式に投資をしたい場合に役立ちます。


香港株を含む主な投資信託

チャイナ・ロード

投資対象は上海・深センB株が中心です。ファンドスコアは最高ランクの5を獲得している銘柄で、ファンドの管理費用は1.944%です。

買付手数料は5,000万円未満は3.24%、5,000万円以上1億円未満は2.16%、1億円以上5億円未満が1.08%、5億円以上は0.54%に設定されています。


JPMチャイナ・アクティブ・オープン

機関投資家専用のGIMチャイナ・アクティブ・オープン・マザーファンドを通じて、中国や香港企業の株式に投資をすることが特徴です。

ファンドスコアは3で、ファンドの管理費用は1.8252%に設定されています。買付手数料は無料です。


新成長中国株式ファンド

中国本土と香港の他に、台湾の上場企業も投資対象です。成長企業に投資を行い、銘柄は都市部と農村地域の格差解消や近隣の国との交流などを重視します。

ファンドスコアは4を獲得し、ファンドの管理費用は1.728%です。買付手数料は500万円未満で3.24%、500万円以上1,000万円未満で2.16%、1,000万円以上で1.08%です。


チャイナ・グッドカンパニー

中国A株SRI マザーファンドと中国株(除くA株)SRI マザーファンドが主な投資対象です。

中国と香港の取引所に上場している企業の株式に投資します。ファンドの管理費用は1.944%で買付手数料は無料です。


HSBC中国株式ファンド

3か月決算型のファンドで、香港、上海、深センに上場されている株式が主な投資対象です。

中国の経済発展と成長にかかわっている企業や、中国国内で主な収益を得ている企業に特化して銘柄を選択することが特徴です。

ファンドの管理費用は1.92232%で買付手数料は無料です。


投資信託の取引までの流れ

投資信託の取引までの流れ

楽天証券で投資信託を取引するには、総合口座が必要です。マイページにログイン後、投信タブから注文を選択し、目的の銘柄をキーワードや銘柄指定で検索します。

買い注文を行うには、まず目論見書の閲覧が必要です。注文画面では買付金額、ポイント利用の有無、分配金コース、口座区分を入力します。

確認画面へ遷移氏、取引暗証番号を入力すると注文完了です。


楽天証券で香港に投資する際の注意点

米国の影響を受けやすい

米国の影響を受けやすい

香港市場は米ドルと香港ドルの為替レートを一定に保つため、ペッグ制を導入しています。そのため上海などの市場に比べて米国の金利や株式から影響を受けやすいことが特徴です。

香港は中国の都市ですが、本土の市場が中国政府の政策や状況に影響を受けやすいことと比べて、香港市場には別の特徴があることを知っておきましょう。


中国株の動きの影響も受ける

香港市場は米国の影響だけを受けるわけではありません。本土の市場に比べると米国の影響を受けやすいことが特徴ですが、中国の政策や状況にも左右されます。


香港A株が外国人に開放されたのは最近

今まで外国人投資家に開放されていたのは、香港ドル決済のB株のみでした。

上海市場では2014年にA株の銘柄を購入できる相互取引が導入されていましたが、香港市場で相互取引が導入されたのは2016年12月のことです。

それ以降香港A株を含む株式が証券会社で取り扱われるようになりましたが、外国人投資家の参入から1年程度であるため、他の外国株式と比べても今までの傾向が読みにくくなっています。


為替変動による損益が発生する

為替変動による損益が発生する

香港に投資する場合、為替変動による損益が発生することがあります。また買付と売却時には為替手数料もかかります。

利益が出る場合もありますが、売却時の為替レートによっては株式やファンド自体が値上がりしていても損失が発生することがあります。


日本の株式とは制度が異なる

日本の場合は民事再生法などの制度があり、企業に問題が発生した場合でも取引ができなくなるまでに一定の猶予期間が設けられます。

しかし香港や中国の場合は、企業のトラブルや倒産などで急に取引ができなくなるケースもあります。日本とは法律が異なるため、一定のリスクがあることは認識しておきましょう。


株式の値幅制限がない

日本の株式は一定の値幅制限が設けられています。また上海A株にも前日終値の±10%または5%の値幅制限が設けられていますが、香港株式は原則値幅制限がありません。

そのため大きな上昇で利益を得ることもできますが、急激に株価が下落することもあります。

特に株主優待や配当金の権利落ち日などは、日本と同じく株価が下落傾向です。


権利落ち日の公表が決算発表時になることがある

権利落ち日の公表が決算発表時になることがある

香港の上場企業は、日本と異なり決算月が同じであっても権利落ち日が銘柄ごとに違います。

また決算発表時に権利落ち日の公表が行われるケースがあり、突然株価の下落を招くことがあります。


値動きが大きい

中国や香港の株式は新興国株式ではありませんが、成長を続ける企業も多く株価の上下は大きくなっています。

成長する企業に投資した場合利益も大きくなりますが、下落リスクも高くなります。


カントリーリスクがある

カントリーリスクがある

他の国への投資と同様、国の政策や状況によって株式などの売買に制限が出るケースがあります。

中国株は中国政府の政策や規制に影響を受けるため、注意が必要です。

また日本とは異なり、中国企業は政府が大株主になっているケースが多いことが特徴です。その分政府の政策や国の状況に影響を受けやすい傾向があります。


まとめ

まとめ

ここまで楽天証券で香港に投資する方法や注意点について見てきました。

内容を簡単にまとめておきましょう。

  • 楽天証券で香港に投資できる商品は海外株式・ETF、投資信託がある
  • 香港市場は米国の影響を受けやすい
  • 日本の株式市場とルールが異なるため取引制限や株価の下落リスクもある

楽天証券では香港株式や投資信託に投資することができます。

買付自体は日本円で行われますが、実際の運用は香港ドルや人民元で行われるため為替手数料が発生し、為替変動の影響を受けます。

香港株式は米国の影響や中国政府の影響を受けるため、カントリーリスクがあることは理解しておきましょう。

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