楽天証券で歩み値を確認する方法
株価の歩み値を知ると、相場の動きを掴むことができます。楽天証券でも国内株式や先物・オプション取引で歩み値を確認することが可能です。
ここでは楽天証券で歩み値を確認する方法や、歩み値を活用した投資方法にはどのようなものがあるのかまとめています。
楽天証券で歩み値を確認する方法
楽天証券の歩み値とは
歩み値は、何時何分にいくらの注文が入ったかを確認するための情報です。株価のやり取りを細かく確認したい場合に役立つ数値です。
楽天証券では赤が上昇、緑が下落、黄色は変化なしを表します。分かりにくい場合は初期設定から変更することも可能です。
歩み値の場合、黄色は前回と同じ意味になるため直前の色が赤である場合は上昇し続けていることを示します。
直前の色が緑で黄色の約定が続いている場合は下落し続けていることを示します。
楽天証券ではトレーディングツールで歩み値が確認可能
楽天証券ではマーケットスピード、iSPEEDなどのトレーディングツールで歩み値情報が確認できます。
マーケットスピードはクリックの必要なくリアルタイムで情報が更新され、iSPEEDの場合は更新頻度を設定できます。
なおiSPEEDで更新頻度を設定していない場合は、手動操作で最新情報に変更が行われます。
楽天証券のマーケットスピードで歩み値を確認する
楽天証券では、マーケットスピードで歩み値情報を確認することができます。歩み値情報が確認できるのは、国内株式と先物・オプション取引です。
国内株式で歩み値を確認する
投資情報タブの国内株式を選択し、市況情報画面を開きます。
銘柄と市場を入力し、検索ボタンを押します。この状態でも歩み1、2、3、4が確認可能です。歩み1が一番直近の出来値で、4本目まで表示されます。
銘柄検索ボタンの横に「歩み値」のボタンがあり、ボタンをクリックすることで画面左側により詳細な歩み値が表示されます。
先物・オプション取引で歩み値を確認する
先物・オプション取引で歩み値を確認する場合、投資情報の先物・オプション市況情報を選択します。
銘柄を入力し、検索を行うと市況情報が表示されます。
先物・オプション取引画面でも銘柄の現在値や建玉情報の下に歩み1、2、3、4が表示されています。歩み値情報ボタンをクリックすることで、画面左に詳細な歩み値情報が表示されます。
詳細な歩み値情報では当日の時刻、出来高、約定値が最大5,000ティックまで表示可能です。
iSPEEDで歩み値情報を確認する
iSPEEDは楽天証券のスマホアプリです。Android版とiOS版があり、どちらも歩み値情報の確認が可能です。
ただしiSPEEDの場合、通常の取引を行うアプリと先物・オプション取引を行うアプリが別に用意されています。先物・オプション取引を行う場合は通常のiSPEEDではなくiSPEED 先物OPをインストールしましょう。
国内株式で歩み値を確認する
まずは、iSPEEDをインストールします。口座開設の有無に関わらず、銘柄ごとの歩み値情報を確認することができます。
銘柄情報の画面から、市況情報を開くと銘柄の現在値や歩み1、2、3、4が表示されます。市況情報タブの右に歩み値タブがあります。
iSPEEDの歩み値情報は最大で500件まで当日の状況を確認することが可能です。
マーケットスピードと同様に時刻と出来高、約定値が表示され、赤が上昇、緑が下落、黄色が変化なしを表しています。
先物・オプション取引で歩み値を確認する
iSPEED 先物OPをインストールします。先物OPアプリの場合、歩み値は先物・オプション取引口座を持っているかたに限り表示されます。
詳細情報を確認するためには、アプリにログインが必要です。
先物画面では限月詳細画面で歩み値タブをタップすると、歩み値の詳細を確認することが可能です。
また限月詳細画面の詳細タブでも歩み1、2、3、4を確認することができます。
オプション取引の場合はオプション画面を開き、限月詳細画面から歩み値タブをタップすることで歩み値の詳細が確認可能です。
どちらも最大500件まで表示されます。
歩み値を活用した投資方法
デイトレードやスキャルピングで歩み値を活用する
歩み値が活用できるのは、デイトレードやスキャルピングなどの短期売買です。
歩み値で分かることは、当日の売買の様子や約定ごとの出来高です。大きな取引が一度に行われたのか、細かい取引が積み重なったのか確認することができます。
歩み値は小口投資家の動向と、大口投資家の動向を探ることができます。あくまでも短期間の売買内容を確認するための情報であり、長期投資を行う場合には活用しにくいでしょう。
デイトレードなど短期で利益を出したい場合は、歩み値を詳しく確認することで当日のトレンドを見抜く手助けになります。
歩み値のサイズを利用した投資方法
歩み値はそれぞれの出来高が表示されるため、小口取引か大口取引か判別できるようになっています。
板情報では上昇や下落は判断できますが、どのような取引が行われているのか判断がつきません。
歩み値を活用するためには、出来高のサイズを確認することが大切です。
大口の取引が入った場合、その後株価の変化が起こる可能性が高くなります。一度の取引で大きく株価が変動するため、一般の投資家が大口取引の波に合わせて売買を行うためです。
歩み値をチェックしておくと、大口取引が入った場合に相場の変動を早く察知することができます。
また逆に、小口取引が多数入っている場合は、逆側に投資をすることも一つの方法です。大口取引が逆側に入った場合、大きなプラスを得ることができます。
大口投資家の動向を読む
株価が思った方向に動き利益が出た場合、利益確定を行うタイミングを掴むことは大切です。この時歩み値を確認しておくと、大口投資家の動きを早く察知することができます。
大口取引が重なると、急激に株価が変動します。もし現時点で利益が確定していたとしても、急激な株価の変動でマイナスになってしまうこともあるでしょう。
株価が上昇している場合でも、大口投資家の動きを見ることは重要です。小さな取引で売りが続いた場合でも、大口で買いが入っている間は大きな下落の心配は少ないためです。
もし小口取引では買いが入っていても、大口投資家が売却をはじめている場合は今後株価が下落傾向に転じる可能性は高くなります。
歩み値は株のトレンドを読むために利用するもの
歩み値の傾向ではっきりとした相場の動きをつかむことはできませんが、大口投資家の仕掛けや小口投資家の思惑を知ることはできます。
相場は市場で売買を行っている投資家の思惑で動くため、歩み値を見ることでトレンドを掴みやすくなることは事実です。
チャートなどのデータと組み合わせて使うことで、今後株価が上昇するか下落するか判断するための材料になります。
まとめ
ここまで楽天証券の歩み値の見方、活用方法について見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- 楽天証券ではトレーディングツールで歩み値を確認できる
- 歩み値は取引の出来高を詳細に知るための情報
- 歩み値を活用すると投資家の動向を探ることができる
楽天証券では各種トレーディングツールで直近の歩み値を確認することができます。
直近四つまでの歩み値を知りたい場合は銘柄情報で確認できますが、歩み値情報を見ることで更に前の歩み値を確認することもできます。
約定ごとの出来高を確認できるため、大口取引の有無や取引が活発に行われているのか詳細な取引情報を知るために役立ちます。
歩み値を活用することで投資家の思惑を掴み、デイトレードやスキャルピングを有利に進めることが可能です。
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