楽天証券の出金可能額の確認方法と全額出金できないケース

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楽天証券で出金をしようと思う時に、出金可能額を確認したいことがあります。

また、出金可能額の全額を出金できないケースがあります。

出金可能額の確認方法と、全額出金できないのはどういう場合かを見ていきましょう。


楽天証券の出金可能額の意味と確認方法

楽天証券 ポイント

楽天証券ではPC、スマートフォン、携帯電話サイト、またはマーケットスピードで現在の出金可能額を確認することができます。

PCサイトの場合

マイページのトップ画面から入出金・振替を選択し「出金する」を選択します。

スマートフォンサイトの場合

口座管理メニューから買付可能額を選択し、本日の余力画面で確認できます。

携帯電話サイトの場合

資産状況から余力・維持率へ進み、本日の余力画面で確認できます。

マーケットスピード

トップ画面で総合を選択し、入出金記録画面に進みます。

「検索」をクリックすると出金ボタンが選択できるため出金へ進みましょう。

出金可能額の意味

楽天証券で取引を行っていない場合には、基本的に預かり金と出金可能額は一致します。

しかし取引内容によっては買付可能額や出金可能額が一致しないことがあります。

つまり、預けている金額イコール出金可能額ではありません。

何故このようなことが起こるかと言うと、株取引などを行っている場合約定日から受渡日に3営業日のタイムラグがあるからです。

また信用取引を行っている場合には、これから支払わなければならない配当金が発生していることもあります。

出金可能額は現時点で受渡が完了し、配当が確定しているものを意味します。

もし取引を行っている場合は受渡前の取引がないか確認することをおすすめします。

利用金融機関ごとの出金可能額

楽天証券では楽天銀行をはじめ、さまざまな金融機関を利用することができます。

金融機関ごとに出金可能額の設定は異なります。

例えば楽天銀行の出金可能額は1回につき1,000円以上1,000万円までに設定されています。

1営業日の合計では1,000万円までのため、それ以上出金できる資金を持っていても出金することはできません。

その他金融機関によって出金制限がかかることがあります。

何らかのエラーが起こった場合には出金先口座の変更により解決が可能です。


楽天証券で全額出金できないケースと対処法

楽天証券に預けている金額が、全額出金できないケースはいくつかあります。

預けている金額と出金可能額に差異がある場合はあてはまっていないか確認してみましょう。

株式取引を行っている場合

株式の取引を行っている場合、全額出金ができないケースがあります。

約定日から受渡日まで数日かかるためです。

約定日の時点で預かり金額は増えますが、出金可能額は約定日が過ぎてから出金が可能になります。

らくらく出金の場合は受渡日の0時5分から出金手続きが行えます。

通常出金の場合は約定日の翌営業日17時15分以降翌々営業日15時30分までに出金手続きを行うと、受渡日に出金が可能です。

信用取引を行っている場合

信用取引は、自分が保有している資産よりも多くの取引を行うケースがあります。

そのため利益が出ている場合でも全額出金ができないケースがあります。

以下のパターンにあてはまっている場合は全額出金ができません。

保証金維持率が30%を下回っている場合

信用取引を行う場合、保証金維持率が30%を下回るか30万円以下になると追証が発生します。

そのため全額出金はできません。

保証金維持率が30%以上の場合

原則的には全額出金可能ですが、条件により当日全額出金ができないことがあります。

追証・不足金が発生し、入金によって解消した場合や、期限までに解消できない場合は当日全額出金ができません。

売建予想配当金が拘束されている場合も全額出金ができません。

また保証金が預かり金のみの場合は、30万円を上回る部分の出金が可能です。

先物取引を行っている場合

先物取引を行っている場合、必要証拠金は出金することができません。

返還可能額の範囲で出金ができるようになっています。

また出金可能額がその後の状況により減額されることがあります。

出金手続き後でも自動で変化するため、注意しておきましょう。

全額出金ができない場合の対処法

株式取引を行っている場合は、出金手続きができるようになるまで待つことで、全額出金ができるようになります。

約定日に出金を行おうとしている場合は出金手続きが可能になるまで待ちましょう。

信用取引を行っている場合には、状況により対処法が異なります。

保証金維持率や合計額が必要な額を下回っている場合は追証を行いましょう。

追証・不足金が発生し、入金によって解消した場合は翌営業日以降に全額出金が可能になります。

期限までに解消できなかった場合は建玉や代用有価証券を反対売買します。

その受渡日以降に出金が可能です。

売建予想配当金が拘束されている場合は、配当金が支払われてから出金が可能になります。

また保証金が預かり金のみの場合、30万円を上回る部分は出金可能ですが建玉を全決済すると全額出金が可能になります。

証拠金がある場合は、証拠金を預かり金に振り替えることで出金が可能になります。

当日出金を希望している場合は営業日の15時15分までに振替を行う必要があります。

先物取引決済後の利益やオプションの転売代金に関しては、決済当日16時15分以降に預かり金への振替が可能です。

16時15分までは先物メンテナンスが行われているため、振替処理ができません。

出金手続きは17時15分以降となります。

金融機関の出金可能額との相違がある場合

全額出金ができない場合には、出金可能額と楽天証券の預かり金に相違があることも考えられます。

例えば楽天銀行のらくらく出金では1回1,000円以上1,000万円までが出金の対象です。

1,000円以下の預かり金を全額出金することはできません。

また1,000万円以上の預かり金を全額出金することもできません。

もし預かり金が1,000円未満の場合は一旦入金処理を行うことで預かり金を1,000円以上にしましょう。

その後らくらく出金を選択することで出金が可能になります。

また1,000万円以上を出金したい場合は、日をまたぐ必要があります。1日の出金額は1,000万円までに設定されているからです。


まとめ

出金可能額を調べる方法について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 楽天証券の出金可能額を調べる方法はいくつかある
  • 出金可能額を全額引き出せないケースもある
  • 1日に出金できる限度額が決まっている

楽天証券で出金可能額を調べる方法について見てきました。

出金可能額の額面すべてを引き出せない場合もあるので、気を付けましょう。

また、1日の出金上限額もあります。あらかじめ調べておくことがおすすめです。


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