楽天証券の超割コース手数料の内容と割引を受けるための条件
楽天証券の国内株式の手数料体系は取引ごとに手数料がかかる「ワンショットコース」と、1日の売買代金ごとに手数料がかかる「1日定額コース」が用意されています。
多くのネット証券でも同じような手数料体系が用意されていますが、楽天証券ではこれらに加えて大口の投資家を優遇する「超割コース」という手数料体系があります。
「超割コース」とはどんな手数料体系なのか、またどうしたら超割コースを選択することができるのか、楽天証券の超割手数料コースの内容と割引を受けるための条件を紹介したいと思います。
超割コースの内容とメリット
- 超割コースはワンショットコースをお得にした手数料体系
- 取引状況によってランクが決まりさらに優遇される
超割コースは取引ごとに手数料がかかる「ワンショットコース」のお得版という感じの手数料体系になっており、また大口優遇によって手数料がさらに安くなります。
現物取引と信用取引で大口優遇が適用されると、それぞれ以下のような手数料になっています。
■現物取引(取引金額ごと)
1注文の約定代金 | 手数料 (税別) |
---|---|
5万円まで | 50円 |
10万円まで | 90円 |
20万円まで | 105円 |
50万円まで | 250円 |
100万円まで | 487円 |
150万円まで | 582円 |
3,000万円まで | 921円 |
3,0000万円超 | 973円 |
※2018年3月2日時点
※手数料はすべて税別
■信用取引(取引金額ごと)
1注文の約定代金 | 超割コース | 大口優遇 |
---|---|---|
5万円まで | 50円 | 0円 |
10万円まで | 90円 | 0円 |
20万円まで | 105円 | 100円 |
50万円まで | 250円 | 238円 |
100万円まで | 487円 | 426円 |
150万円まで | 582円 | 509円 |
3,000万円まで | 921円 | 806円 |
3,000万円超 | 973円 | 851円 |
※すべて税別
※2018年3月2日時点
大口優遇が適用されると楽天証券の超割コースがさらにお得になります。
また信用取引については大口優遇が適用されると取引手数料が完全無料となります。1日定額手数料やデイ割を利用している人でも超割の方がお得になることがわかります。
超割を受けるための条件
大口優遇の適用条件
判定 | 対象商品 | 条件 |
---|---|---|
まいにち判定 | 信用取引 | 当日の新規建約定金額の合計が5,000万円以上 |
1か月の新規建約定金額の合計が5億円以上 | ||
当日15:00時点の信用建玉残高が5,000万円以上 | ||
まいつき判定 | 貸株 | 1ヶ月の平均残高が5,000万円以上 | 投資信託 | 1ヶ月の平均残高が5,000万円以上 |
※2018年3月2日時点
適用されるとすごくお得になる超割の大口優遇手数料ですが、大口優遇の適用を受けるにはいくつかの条件があります。
「月の信用新規建約定金額合計」「信用建玉の平均残高」「投資信託の平均残高」「貸株の平均残高」の4つが条件としてあり、いずれかの条件を満たすと3ヶ月間大口優遇が適用されます。
各条件を見ると小口の投資家には厳し目の条件ですが、大口の投資家であればある程度達成して大口優遇を目指せる条件があるのではないでしょうか。どの条件を狙うかは人によって異なりますね。
超割コースを選択したほうが良い人
■超割コースを選択したほうが良い人
- ワンショットコースで取引している人
- 信用取引をメインに取引している人
超割コースの条件を満たした人でも超割コースを選択した方が良い人と選択しない方が良い人がいます。
まず超割コースを選択した方が良い人は普段ワンショットコースを選択している人です。
超割コースはワンショットコースのお得版なので、基本的にはワンショットコースよりもお得になります。
超割コースを選択した方が良いか考えないといけないのは1日定額コースを選択している人です。
1日定額コースを選択している人は1日の売買代金で手数料が決まりますので、取引回数が多い人は超割コースよりも1日定額コースの方が手数料が安くなります。
ただし、超割コースの大口優遇になると信用取引手数料が無料になりますので、1日定額コースの人よりも有利になります。大口優遇に該当する人で信用取引をメインに取引している人は超割コースを選択すると良いでしょう。
まとめると現物取引で1日に何度も取引する人以外は超割コースを選択するとお得になります。
1日定額コースの人は自分が大口優遇に該当するかを考えてどの手数料コースを選択するかを決めましょう。
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