SBI証券の信用取引口座の審査基準
SBI証券では、総合口座以外に信用取引口座の開設が可能です。総合口座では厳しい審査が行われることはありませんが、信用口座開設には一定の審査基準が存在します。
基準を満たしていない場合は、審査落ちになることもあります。
ここではSBI証券で公開されている信用取引口座の審査基準や、審査落ちになるケースをまとめました。
SBI証券の信用取引口座の審査基準
SBI証券の信用取引口座開設には審査がある
SBI証券で信用取引口座を開設したい場合、申込後に審査が行われます。
審査基準を満たしている場合、口座開設が可能です。審査の基準は色々ありますが、投資経験や投資の知識、金融資産が主な基準です。
なお、審査結果の詳細や審査に落ちた場合の理由は開示されません。
SBI証券で公開されている信用取引口座の審査基準
年齢制限
SBI証券の信用取引口座開設時に、75歳未満の成人であることが条件です。
なお75歳以上80歳未満の場合、別途申請により投資経験や金融資産により開設が可能なケースもあります。
顧客情報の登録情報
SBI証券の信用取引口座の開設には、SBI証券と常時連絡がとれることが条件です。
Eメールアドレスや電話番号、勤務先の電話番号などに間違いがないか確認しておきましょう。
投資経験
信用取引のルールを理解していることが求められます。「信用取引口座設定約諾書」「信用取引に関する覚書」「信用取引の契約締結前交付書面」の内容を理解しておきましょう。
また一般的な証券知識、株式の投資経験も審査基準の一部です。口座開設時にアンケート形式で質問があるため、正しく答えることが大切です。
SBI証券の口座開設状況
信用取引口座開設は、総合口座開設後に行われます。SBI証券に口座を持っていない場合は、まず総合口座を開設しましょう。
総合口座と同時開設申込も可能ですが、他の証券会社での取引経験や総合口座開設時の金融資産で判断されます。
勤務状況
登録金融機関業務や、金融商品仲介業に従事しているかたや会社を営んでいるかたは信用取引口座を開設できません。
証券担保ローンの申込状況
コムストックローン・SBI証券またはSBISL証券担保ローンを契約している場合、信用取引口座は開設できません。
またFX株券担保サービスを利用しているかたも対象外です。
SBI証券の信用取引口座開設の手順
SBI証券のWebサイトにログイン後、国内株式タブの信用を選択し、「口座開設・お取引までの流れ」にある「信用取引の口座開設はこちら」をクリックします。
またはホームページ右側の信用取引口座開設ボタンや、口座管理内のお客様情報設定・変更からお取引関連・口座情報画面に進み、取引口座欄の信用口座からも申込ができます。
SBI証券で信用取引口座開設にかかる時間
審査後1営業日から2営業日で信用取引口座開設が完了します。結果についてはWebサイトログイン後のメッセージボックスに連絡があります。
SBI証券の信用取引口座の審査に落ちるケース
口座開設可能な年齢に該当していない
SBI証券では未成年口座も開設可能です。また昔SBI証券の口座開設を行い、信用取引口座申込時に75歳以上になっているかたもいます。
この場合、年齢制限に引っかかるため審査に通ることはありません。75歳以上80歳未満の場合は、一度SBI証券に相談しましょう。
信用取引口座開設を通常の手段で申し込んだ場合には、電話審査が追加されます。
顧客登録情報が最新ではない
総合口座を開設してから時間が経っており、顧客登録情報が最新でない場合信用口座開設の審査に落ちることがあります。
SBI証券の信用取引口座開設時には、総合口座の情報が判断基準になるためです。連絡がとれない連絡先や、勤務先が変わっているなど現在の状況と異なる点がある場合は変更を行いましょう。
連絡先や勤務状況、取引経験などの情報を最新にした上で信用口座開設を行いましょう。特に連絡先は、信用口座開設後も重要な項目です。
信用取引では委託保証金が約定金額の20%を切ると追証が発生します。
追証には入金期限が設けられており、1営業日から2営業日以内に入金が必要です。
すぐに連絡をとれる状況にない場合、取引中の建玉がすべて強制決済され高額な手数料が発生します。
このような事態を避けるため、すぐに連絡がとれる状態であるかは口座開設時にも重視されます。
金融資産が少ないと判断される
SBI証券に預け入れている金額があまりにも少ない場合、金融資産の申告、勤務状況の申告で資産が少ないと判断されるケースがあります。
信用取引は預け入れている資産以上の取引が可能なシステムです。そのため、金融資産が少ないと判断された場合は審査に落ちることがあります。
多くの証券会社では100万円ほどの金融資産を目安にしていることが多いですが、SBI証券では具体的な金額は開示していません。
投資経験が浅い
信用口座開設時や総合口座開設時の質問で、取引経験の年数を問われることがあります。
投資経験が短い場合、株式や信用取引のルールに精通していないと見なされます。
もちろん信用口座開設時は金融資産や勤務先なども加味されますが、一般的に半年から1年程度の取引経験は必要です。
電話審査の電話に出られない
SBI証券の信用取引口座開設では、基本的にオンラインで審査が行われます。
ただしSBI証券側から質問がある場合や、オンラインの情報だけで開設の判断ができない場合電話がかかってくることもあります。
また75歳以上の場合も電話審査が追加されます。この時、電話に出ず放置してしまうと審査落ちになるケースがあります。
仕事などで一時的に電話に出られないだけなら問題ありませんが、かけ直すか都合の良い日時を連絡するなど何らかの対応を行いましょう。
SBI証券で取引経験がない
信用取引口座は総合講座と同時申込が可能です。ただしSBI証券の総合口座開設から時間が経過している場合と比べて、開設のハードルはやや高くなります。
SBI証券の取引履歴はSBI証券で確認がとれますが、それ以外の証券会社の取引履歴に関しては判断できないためです。
口座開設時のアンケートや質問、電話審査などで判断が必要です。投資経験や信用取引ルールの理解が浅いと判断された場合は、審査に落ちることがあります。
またSBI証券で口座を開設していても、現物取引の履歴がない場合は信用取引口座開設の審査にかかわる可能性があります。
証券会社や金融機関に勤めている
SBI証券では登録金融機関、金融商品仲介業に従事しているかたは信用取引口座が開設できません。証券会社、FX業者、銀行や保険会社の証券取扱業務が該当します。
該当の職業に当てはまるかたは、審査に通りません。
まとめ
ここまでSBI証券の信用取引口座開設時の審査について見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- SBI証券の信用取引口座開設には年齢、資産、投資経験が問われる
- SBI証券から連絡がとれる状態であることも条件の一つ
- 登録状況や資産の状況で審査落ちになるケースもある
信用取引は持っている資産以上に取引が可能で、株主優待取得に便利なつなぎ売りを行いたいかたにも便利です。ただし総合口座のように大半のかたが開設できるわけではなく、一定の基準によって審査が行われます。
SBI証券で具体的な審査基準として開示されているのは、年齢のみです。その他は金融資産と投資経験が重視されます。
SBI証券に登録されている内容が判断基準となるため、SBI証券に登録している内容が最新でない場合は変更後に信用取引口座開設を申し込みましょう。
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