SBI証券の積立NISAの特徴と活用方法、向いている人

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SBI証券の積立NISAの特徴と活用方法、向いている人

積立NISAは2018年から選択できるようになった、NISAの新しい制度です。積立形式で投資を行うことが特徴で、一般NISAとは非課税枠や期間が異なります。

年間の投資額や投資スタイルによって、一般NISAよりも積立NISAの方が向いているかたもいます。ここではSBI証券の積立NISAの特徴やメリット、向いているかたをまとめました。

また積立NISA口座の開設方法も紹介します。


SBI証券の積立NISAの特徴とメリット

積立NISAとは?

積立NISAとは?

積立NISAは2018年からはじまった新しい制度です。一般NISAとどちらかを選択できます。

年間の非課税額が一般NISAに比べて少ない分、長期間非課税期間が続きます。

新制度であり20年間非課税期間が設けられていることから、口座開設期間は2037年までです。


積立NISAの特徴

20歳以上の成人が利用可能

日本に居住する20歳以上の成人が対象です。

積立NISA口座は無料で開設でき、非課税枠上限まで投資商品の買付が可能です。


1年ごとに金融機関変更が可能

積立NISA口座は1年ごとに金融機関の変更が可能です。

その年に一度も取引を行っていない場合は当年中の変更も可能ですが、取引を行っている場合は翌年度の変更受付ができます。一度積立NISAを開設した後に魅力的な金融機関を見つけた場合でも、自由に切り替えできるので安心です。


1年ごとに一般NISAとの切り替えが可能

積立NISAを利用してみて投資スタイルに合わない場合や、1年間の非課税額をアップしたい場合は一般NISA口座に切り替えが可能です。

1年ごとに切り替えができ、保有商品はそのまま残すことができるため売却の必要はありません。ただしNISA口座に残した投資商品はロールオーバーの対象外になるため、5年以内に売却するなど非課税期間のうちに処理しておきましょう。


非課税枠は年間40万円

積立NISAの非課税上限は年間40万円に設定されています。

毎月33,000円ほどになるため、少額から投資をはじめることができます。


非課税期間は20年続く

一般NISAの年間非課税額は120万円ですが、非課税期間は5年です。積立NISAは20年間非課税期間が続くため、継続的に少しずつ投資が可能です。


継続的な積立で運用する

積立NISAは積立商品のみの取扱です。積立金額の設定は自由ですが、非課税枠の上限までのみ買付が可能です。定期的な買付が前提になっているため、スポット買付を希望する場合は一般NISAが適しています。


商品は一定条件を満たす投資信託のみ

積立NISAで取り扱われている商品は、一定条件を満たす投資信託などです。金融庁で認められた長期投資向けの投資信託・ETF・株式投信のみが扱われているため安心です。

主に信託報酬などのコストが安く、信託期間が長いものが取り扱われています。値動きが少ないものだけでなく、アクティブ投信も選ぶことができるためリターンも期待できます。


積立NISAのメリット

20年間で800万円まで非課税運用可能

20年間で800万円まで非課税運用可能

一般NISAは非課税期間が5年に設定されているため、1年間の非課税枠は120万円ですが5年で600万円が上限です。対して積立NISAは1年間の上限は40万円ですが期間が20年続くため、最大で800万円まで非課税で運用できます。

最終的な非課税額を増やしたい場合は、積立NISAが有利です。


積立設定の解除や変更は自由

積立NISAで設定した積立は自由に解除や変更ができます。非課税枠を超える設定はできませんが、状況に合わせて積立額を変更できます。投資商品の売却も自由です。


SBI証券で積立NISAを利用するメリット

100円から積立投資が可能

SBI証券のNISA口座は100円から積立ができます。継続的な積立が前提ですが、積立方式も自由に設定でき、最低1か月に100円から投資が可能です。


100本以上のファンドから投資先が選べる

積立NISAの取扱商品は、金融機関によって異なります。一定の条件を満たしたファンドの中から、安定した運用が可能な商品やリターンを期待する商品まで豊富に取り扱われていることが特徴です。


すべてのファンドが手数料無料

SBI証券のNISA内の投資商品は、全て買付手数料が無料です。また積立NISA口座は買付手数料だけでなく売却手数料も恒久無料に設定されています。

信託報酬以外のコストがかからないため、非課税でより効率的に投資を進めることが可能です。


積立コースが選択できる

SBI証券では、毎日・毎週・毎月の3種類から積立方式が選択できます。

毎日少額を地道に積み立てる形から、毎月一定額を投資する形まで自由なコース設定が可能です。

毎週月曜から金曜までの好きな曜日や、毎月好きな日付を選んで投資ができます。


NISA枠ぎりぎり注文が選択できる

SBI証券では非課税枠を計算する手間を省くため、「NISA枠ぎりぎり注文」が可能です。

最終的にNISAの非課税額が余り、使い切るために再修正する手間がかかりません。

非課税枠より多い金額を指定した場合、ぎりぎり非課税枠を使い切る設定に自動で変更されます。


まとめて積立設定が可能

SBI証券では「カートつみたて機能」が用意されています。この機能を利用すると、一括設定の他現在の積立状況もグラフで確認が可能です。

すでに積立設定済みの商品と新規設定を一括で処理できるため、非課税枠の管理や状況把握も簡単にできます。


投信マイレージの対象になる

SBI証券ではポイントプログラムが利用でき、投資商品の保有や買付でSBIポイントが貯まります。投資信託は保有額に応じてポイントが貯まるしくみです。

積立NISA内の投資信託も投信マイレージの対象となり、ポイントが貯まります。ポイント還元がある分、他の金融機関よりも有利に投資を進めることができます。


SBI証券の積立NISAの活用方法、向いている人

SBI証券の積立NISAを活用する方法

老後資金の計画に活用する

老後資金の計画に活用する

積立NISAは20年間少額を積み立てる非課税口座です。国民年金、厚生年金、IDeCoなども老後資金に役立ちますが、余剰資金を投資資金に回し積み立てておくことで更に老後資金の増加が狙えます。

積立NISAで得た利益はすべて非課税となり、一般口座で投資をすることに比べてリターンが大きいことが特徴です。非課税期間が続く20年のうち利益になるタイミングで投資商品を売却できるので、一般NISAKと比べても長期的な運用が可能です。


ライフイベントの支出に備える

積立NISAは日本国内の20歳以上のかたなら、誰でも開設できます。若いかたでも子どもの教育資金や住宅購入など、ライフイベントに備えて積立NISAを活用できます。

積立NISAはジュニアNISAと異なり、いつでも資金の引き出しが可能です。子どもが小学校、中学校に進学する際の費用にも利用できます。使い道を自由に設定できるため、20代から積立NISAを利用することで、人生のイベントに備えることができます。


投信マイレージを利用してポイントを貯める

積立NSA口座で保有している投資信託は、投信マイレージの対象です。そのため積立NISAで毎年40万円ずつ投資信託を買付すると、保有金額に応じてSBIポイントが貯まります。

投信マイレージは通常銘柄の場合1,000万円未満で0.1%、1,000万円以上で0.2%の還元率です。積立NISAだけで考えると最大でも800万円の買付しかできないため、積立NISAだけで取引を行うなら還元率は最大でも0.1%と考えておきましょう。

40万円分投資信託を保有している場合、1年で400円相当のSBIポイントが還元されます。SBIポイントは他のポイントや現金、商品にも交換できます。

一般口座でも投資信託を保有している場合、更にポイントが多くなります。


SBI証券の積立NISAが向いているかた

毎回買付タイミングを考えたくないかた

毎回買付タイミングを考えたくないかた

積立NISAは一般のNISAとは異なり、積立方式のみで投資商品の買付ができます。スポット買付では購入タイミングを見極めるのが難しくなりますが、積立買付は時間分散効果で平均的な投資効果が期待できます。

積立設定は一度行うと継続するため、うっかり買い忘れることもありません。設定した日時に、自動で買付が行われます。


色々な銘柄を購入したいかた

色々な種類の銘柄を買付すると、通常は個別に積立設定を行う必要があります。SBI証券ではカート内で一括設定ができるため、複数の銘柄をまとめて管理したいかたに適しています。

たくさんの銘柄に分散投資を行い、オリジナルのポートフォリオを作成したいかたにも最適です。


商品の選択が難しいかた

積立NISAで買付できる商品は、一般のNISAに比べると少なくなっています。投資信託やETFが主な取扱商品で、信託期間が短いものや分配金が毎月支払われるタイプの商品は取り扱われていません。

手数料が高いものや複雑な商品も積立NISAの条件から外れます。

長期投資を考えた時に毎回分配金が支払われ利益が目減りするものや、手数料のコストが高いものは不利になるためです。信頼できる投資信託が厳選されているので、投資初心者やどの商品を選ぶと良いか分からないかたに向いています。


IDeCoの所得控除が少ないかた

会社員など、所得控除が得られるかたはiDeCoを活用して老後資金に備えるかたも多いです。しかし専業主婦などはiDeCoの利用自体はできるものの、所得控除を得ることはできません。

本人に所得がない場合は、配偶者の所得から控除することもできません。またiDeCoは確定拠出年金のため、一定の年齢になるまで払い出しができないこともデメリットです。

積立NISAの場合はiDeCoと同じように非課税で運用できますが、払い出しは自由です。専業主婦や所得控除が少ないかたは積立NISAを活用した方が自由度が高く設定できます。


年間の投資金額が少ないかた

積立NISAは年間上限が40万円です。一般NISAでは年間上限が毎回余ってしまうかたでも、積立NISAの場合は効率良く上限まで非課税枠を使うことができます。

毎月3万円までの投資金額でも、20年間継続すると800万円投資資金を捻出できます。


積立方式を選択したいかた

SBI証券では毎月1回の積立だけでなく、毎週1回、土日祝日を除く毎営業日積立も選択できます。自由に積立の頻度を設定でき、投資スタイルに合わせた買付設定が可能です。


銀行から直接引き落とししたいかた

SBI証券は銀行引落サービスが利用できます。積立NISAも銀行引落サービスの対象で、指定した銀行口座から直接引落設定が可能です。

銀行からの引落を設定しておくことで、証券口座への入金忘れを防いで積立をスムーズに継続できます。


SBI証券の積立NISAの口座開設方法

すでにSBI証券のNISA口座を利用している場合

すでにSBI証券のNISA口座を利用している場合

NISA口座を利用している場合は、積立NISAへ切り替え手続きを行うことで積立NISA口座開設が可能です。一般NISAから積立NISAへの切り替えは、1年に1回です。


当年中に一般NISAの取引をしていない場合

毎年9月30日までに勘定変更通知書を提出すると、当年中に一般NISAから積立NISAへの切り替えが可能です。勘定変更通知書はSBI証券のカスタマーサービスセンターに連絡するか、Webサイトのマイページから発行依頼が可能です。


すでに一般NISAの取引を行っているか10月1日以降の場合

一般NISAで一度でも取引を行っていると、当年中の切り替えはできません。来年度の変更受付扱いです。また10月1日以降の手続きの場合も、翌年度の変更受付となります。

この場合もSBI証券のカスタマーサービスセンターまたはマイページから、勘定変更通知書の発行を依頼します。


SBI証券に新しく積立NISA口座を開設する場合

現在別の金融機関でNISA口座を開設している場合

現在別の金融機関でNISA口座を開設している場合

SBI証券以外の金融機関で一般NISA口座または積立NISA口座を保有している場合は、利用中の金融機関で勘定廃止通知書または非課税口座廃止通知書の発行依頼をします。

発行した書類はSBI証券の積立NISA口座開設の手続きで必要です。あらかじめ書類を発行しておきましょう。

SBI証券の総合口座を開設している場合は、SBI証券でNISA口座の申込を行います。NISA口座の書類請求ページで「お取引いただく金融機関を他社から当社へ変更される場合はこちら」の文字をクリックして手続きを進めます。

SBI証券の総合口座を開設していない場合は、先に総合口座の開設手続きを進めましょう。


当年中に別の金融機関のNISA口座で取引をしている

積立NISA口座への切り替えは、来年度の変更申込のみ受付できます。別の金融機関の口座を廃止するかそのまま残すかは自由です。


当年中に別の金融機関のNISA口座で取引をしていない

毎年9月30日までに書類提出が完了すると、当年中にSBI証券の積立NISA口座が利用できます。書類申請には時間がかかるため、早めに手続きを開始しましょう。


はじめてNISA口座を開設する場合

すでにSBI証券の総合口座を開設済の場合

すでにSBI証券の総合口座を開設済の場合

NISA口座の開設がはじめての場合、SBI証券のWebサイトからNISA口座開設の申込を行います。申込ボタンをクリックすると、書類請求画面へ遷移します。

NISAと積立NISAの選択ボタンから積立NISAにチェックを入れると、書類請求が完了します。書類請求の状態はマイページの口座管理からお客さま情報 設定・変更を選び、お取引関連・口座情報内のNISA・つみたてNISA欄で確認できます。

口座開設の項目で「書類請求 お申込み済」になっているか確認しておきましょう。


SBI証券から書類が届く

SBI証券から必要な書類が届きます。口座開設書類に必要事項を記入し、個人番号カードまたは通知カードのコピーを提出します。通知カードの場合は本人確認書類も合わせて提出が必要です。


SBI証券で審査が行われる

SBI証券に必要書類が到着後、書類の確認と税務署への口座開設申請が行われます。税務署への申請には1週間から2週間程度かかります。

申請、口座開設状況はマイページの口座管理内のNISA・つみたてNISA欄から確認が可能です。マイページの「重要なお知らせ」でも口座開設完了通知が閲覧できます。


SBI証券の総合口座を開設していない場合

別の金融機関でNISA口座を開設しておらず、はじめて申込をする場合はSBI証券の総合口座と積立NISA口座を同時開設できます。

NISA口座の同時開設は、総合口座開設時に「NISAを申し込む」にチェックを入れるだけです。本人確認書類届出書兼NISA申請書が指定住所に届くため、SBI証券に返送しましょう。

総合口座開設完了後、税務署に申請が行われNISA口座開設手続きが進みます。


まとめ

まとめ

ここまでSBI証券の積立NISAについて見てきました。

内容を簡単にまとめておきましょう。

  • SBI証券の積立NISAは投信マイレージの対象
  • 積立方式は毎日・毎週・毎月から選択できる
  • SBI証券の積立NISA口座の開設は個人の状況によって方法が異な

SBI証券の積立NISAはファンド本数が多く、銀行引き落としにも対応しています。使い勝手も良く、100円からの投資や積立方式の種類を選択することも可能です。

多様な銘柄に投資している場合も、まとめて積立設定ができるため手軽に積立状況の確認や設定を行うことができます。投信マイレージも対象なので、ポイント狙いのかたにもおすすめです。

積立NISAは年間の非課税学が40万円と少ないものの、最初から投資金額が少ないかたなら効率良く非課税枠を使い切ることができます。

SBI証券では一般NISAから積立NISAへの切り替えや、他社からの変更も受け付けています。新規申し込みの場合は総合口座と同時開設もできるので、スムーズに手続きが可能です。

またNISA口座を開設していないかたは、非課税で少額から運用できる積立NISAを検討してみましょう。

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