株主優待タダ取り時に一般信用の売建可能かを確認する方法
値下がりリスクをなくして株主優待をゲットする、いわゆる「株主優待のタダ取り」投資は人気の投資法で一般的になってきています。
株主優待のタダ取りは現物の買いと信用の売りを組み合わせるので、信用売りで逆日歩がかかると費用がはねて優待をもらっても損をすることがあり、一般信用の売りを利用するのが一般的です。
一般信用の売りができる証券会社は限られ、また一般信用には在庫がありますので、一般信用の売りが可能かを確認する必要があります。
そこで、一般信用の売建が可能なネット証券と、それぞれの一般信用売りの在庫を確認する方法を画像つきで解説しますので参考にしていただければと思います。
一般信用売りが可能な証券会社
ネット証券で一般信用の売りが可能な証券会社は以下の証券会社です。
- SBI証券
- auカブコム証券
- 松井証券
- 楽天証券
一般信用の売りと言えば、カブコムという感じでしたが、最近では大手のSBI証券、楽天証券でも一般信用の売りが可能になり、多くの証券会社で一般信用の売りができるようになっています。
株主優待のタダ取りの人気の高まりとともに、ネット証券でも対応が広がってサービスの競争が行われていますので、投資家にとっては非常に利用しやすくなっていますね。
複数の証券会社で一般信用の売りが可能なことで、人気銘柄で起きやすい在庫切れのリスクも減りますし、複数口座を持っておくことで在庫のある証券会社ですぐに取引することも可能です。
一般信用の売りが可能かを確認する方法
各証券会社で一般信用の売りが可能かを確認するには以下の方法があります。
SBI証券の場合
まず、SBI証券の場合はログイン後のWebサイトから、メニューの国内株式をクリックします。
少し下の方に「一般信用売り銘柄一覧」がありますので、クリックすると一覧が表示されます。
一般信用売り銘柄一覧画面で、対象銘柄の銘柄コードを入力すると売建受注枠があるかどうかがわかります。
■一般信用売り銘柄一覧画面
◎が余裕あり、▲が残りわずか、×ば受付不可となっています。
auカブコム証券の場合
auカブコム証券は、ログイン後のWebサイトのトップページから「取引画面一覧」の「信用取引」を選択します。
信用取引の画面が表示されますので、画面の少し下の方にある「一般信用(長期・売短)売建可能銘柄一覧」を選択すると一般信用の売建可能銘柄一覧が表示されます。
銘柄コードで検索をしたり、銘柄コードの番号ごとに画面が分かれているので、対象銘柄の銘柄コードが含まれる画面を選択することで、一般信用の売りが可能か確認することができます。
■一般信用売り銘柄一覧画面
「新規売建可能数量」という欄に売建が可能な株数が表示されます。
売建が不可の場合は、「残数量なし」と表示されます。
優待の人気銘柄の場合はすぐに残数量なしとなってしまいますので、権利確定日の2週間前など早めに動き出す必要があります。
松井証券の場合
松井証券では以下のページから無期限信用取引(一般信用)の売建可能銘柄の一覧をダウンロードすることが可能です。
ログイン前のページなので、口座開設をしていない人でも確認することができます。
CSVでダウンロードすることになり、一覧に銘柄が含まれていれば売建が可能です。
ただし、実際に取引可能かどうかは注文を出してみる必要があります。
楽天証券の場合
楽天証券では、ログイン後のWebサイトから「国内株式」>「信用取引情報」>「一般信用売建銘柄」を選択することで売建可能な銘柄の一覧が確認できます。
弁済期限を全銘柄として、検索条件を「指定しない」から「銘柄名・銘柄コード」を選択して銘柄コードか銘柄名を入力すると、特定銘柄の一般信用の売建が可能かわかります。
■一般信用売り銘柄一覧画面
こちらも人気銘柄はすぐに売建数量がゼロになってしまいますので、早めの準備が必要になります。
一般信用売りを確認する順番
複数の証券会社の口座を持っている場合、一般信用が可能な銘柄をいくつか確認する必要があります。
一般信用の売り銘柄を確認する場合、手数料が安く取引できた方がお得なので、手数料が安い順に確認する必要があります。
取引金額によって若干の違いはありますが、約定ごとの信用取引手数料を見ると、安い順に
・SBI証券
・auカブコム証券
・楽天証券
・(松井証券)
※松井証券は1日定額のみ
となりますので、上記の順に確認するのがベストです。
ただし、松井証券は1日定額しかありませんが、1日の約定金額が10万円以下であれば手数料無料となりますので、約定金額が10万円以下の銘柄の場合は松井証券からチェックするのが良いでしょう。
早めの準備と複数口座が重要
一般信用の売建が可能か確認する方法を証券会社ごとに見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- SBI証券、auカブコム証券、楽天証券はログイン後のWebサイトで確認可能
- 松井証券はCSVで確認可能
- 確認する順番は手数料が安い順に行う
上述した通り、SBI証券、auカブコム証券、楽天証券ではログイン後の国内株式または信用取引の画面の中に一般信用売建可能銘柄の一覧へのリンクがあり、そちらから確認することができます。
松井証券ではCSVファイルが用意されていて、そちらをダウンロードして確認することになります。
いずれの証券会社でも慣れれば非常に簡単に確認できるようになっています。
ただし、株主優待のタダ取りは人気なので、最近ではすぐに売建数量の在庫切れが起きてしまいます。
確実に株主優待をタダ取りするには、複数の証券会社の口座を持って早めに準備することが重要です。
複数の証券会社の口座があれば、それだけ一般信用の売建可能な株数は増えることになります。
また、一般信用の短期売りには期限がありますので、期限が権利確定日に間に合うギリギリの日からすぐに売建をはじめてしまうのも良いでしょう。
人気の銘柄は特にすぐ在庫がなくなってしまうので、早めの準備と複数口座を持っておくことを心がけてどんどん株主優待をゲットしていきましょう。
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