海外ETFのリスク
海外ETFの魅力などで海外ETFのメリットなどを紹介してきましたが、海外ETFも金融商品ですので万能ではなく当然リスクや投資にあたって注意する点があります。
ここでは海外ETFのリスクについて考えていきたいと思います。
海外ETFのリスク
海外ETFのリスクには以下のものがあります。
それぞれのリスクについて順に内容と気にすべき点を見ていきましょう。
価格変動リスク
海外ETFは市場で取引される商品で常に価格が変動します。それにより利益を狙うことができるのですが、逆に価格が下がってしまった場合は損失が発生してしまいます。これが価格変動リスクです。
海外ETFは預貯金などと違い元本は保証されていないので、相場状況の悪化があるとETFの価格が下がると、投資した金額を下回り損失が発生する価格変動リスクは常に存在するといえます。
流動性リスク
流動性リスクは現金化できない、時間がかかる可能性があるというリスクです。
他の上場商品と同様に、市場で取引される商品は売り手と買い手のマッチングがされて初めて売買が成立します。そのため市場参加者が極端に少ない場合は、売買が成立せずに現金化が難しくなります。
これが流動性リスクです。
為替リスク
為替リスクは外貨で売買する金融商品に存在するものですが、外貨で売買が必要な商品を取引する場合は円で持っている資金を一度外貨に交換(為替取引)する必要があります。そして購入後、決済して利益が出るなどして取引が終わったら再度円に戻す必要があります。この間に為替レートが変動していると円高の場合は損失が発生します。
そのため外貨建ての金融商品を売買する際はその商品の価格とともに為替動向を注意する必要があります。
投資信託と比較すると1取引単位の投資額が大きい
最後に海外ETFの投資単位は20万円程度からになるので、1万円から投資可能な一般の投資信託と比較すると若干1取引単位の投資金額が多く必要になります。
個別株としてみると投資額が大きいということはなく、一般の投資信託と比較すると大きいという程度ですので、気にする必要もない人が多いかもしれませんが、自分のポートフォリオの中に海外ETFを組み入れたいという人は理解しておいた方がよいと思います。
以上が海外ETFのリスクになります。
まとめ
海外ETFのリスクについて見てきました。
どのようなリスクがあるか再掲します。
海外の取引所に上場する金融商品になるので、外国株と同じリスクがあります。海外ETFの魅力で紹介した通り、海外ETFは安い投資コストで海外の株価指数等に投資できるメリットがあり、個人の投資家にとても人気の商品ですが、これらのリスクとうまく付き合いつつ投資をしていく必要がありますね。
また各証券会社の海外ETFの取扱銘柄はどんどん増えていますが、投資対象が新興国のものなどは価格変動リスクが大きいものがありますので、海外ETFの中でも銘柄ごとにリスクの検証が必要です。
海外ETFの基礎知識
当サイトおすすめネット証券
SBI証券は格安の手数料が特徴の最大手のネット証券です。
手数料が安いだけでなく豊富な取扱商品、充実したサービスも含めた総合力が魅力で、口座数、売買代金ともに圧倒的なネット証券No1です。
当サイトでもイチオシで、初心者からデイトレーダーや長期投資家などタイプを問わず、すべての投資家のパートナーになります。
楽天証券は安い手数料、豊富な取り扱い商品、充実したサービスで人気の大手証券会社です。
口座開設や取引で楽天スーパーポイントをためることもでき、わかりやすい取引サイトにも定評があります。
高機能ツールの「マーケットスピード」が簡単な条件で無料利用できる点も大きな魅力で、どんな人にもおすすめできる証券会社です。
マネックス証券は「今日の株価よりも10年後のあなたのために」を掲げ、ファンの多い長期投資向きのネット証券です。
株式手数料は100円からと小口の取引手数料は業界最安水準で、投資初心者に優しくなっています。
また、外国株式に強みがあり、手数料も安いので今後グローバルに投資をしたい方にもおすすめです。
IPO投資におすすめの証券会社
IPOは当選すれば高確率で値上がりが期待できる、超低リスクハイリターンの人気投資法です。
人気ゆえに激しい競争率がネックで、当選は難しいと考えている人もいますが、コツをつかめば当選確率は驚くほど上がります。
当サイトではIPOの当選確率を上げる方法やおすすめの証券会社を紹介していますので、IPO投資に興味がある人はぜひ参考にしてください。