SBI証券の手数料・サービス・取扱商品の特徴と活用方法

最終更新日: 2018年5月16日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

SBI1
SBI証券はインターネット金融のSBIグループの中核企業で、ネット証券業界最大手の証券会社です。安い手数料が特徴で人気となったネット証券ですが、最大手らしくサービスや取扱商品も充実しており総合力の高いネット証券です。

グループの住信SBIネット銀行との連携サービスもあり、うまく利用することでさらに便利でお得に活用することもできます。

本ページではSBI証券の手数料やサービスの詳細を紹介しています。

サービスの特徴

SBI1
SBI証券はネット証券最大手で業界最低水準の手数料が最大の特徴です。取扱商品、サービスも幅広く、穴がなく総合力の高いネット証券です。

住信SBIネット銀行と組み合わせてSBIハイブリッド預金を利用することで、銀行預金から振替することなく直接株を購入することができます。


■現物・取引ごとの手数料(税別)

10万円 90円
50万円 250円
100万円 487円
3,000万円 921円

■現物・1日ごとの定額手数料(税別)

10万円 0円
100万円 762円
100万円増加ごと 400円ずつ増加

※2018/1/26時点
主要ネット証券の手数料比較

■取扱商品

信用取引
IPO
立会外分売
外国株
投資信託
債券
先物OP
FX
ワラント

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SBI証券の取引手数料

SBI証券の国内株式の手数料は現物取引と信用取引でそれぞれ取引ごとの手数料コースと1日の売買代金に応じた1日定額手数料コースが用意されているため、合計4つの手数料コースがあります。

それぞれ見ていきましょう。


現物取引の手数料

取引ごとの手数料

1注文の約定代金 手数料
(税別)
10万円まで 90円
20万円まで 105円
50万円まで 250円
100万円まで 487円
150万円まで 582円
3,000万円まで 921円
3,0000万円超 973円
1日ごとの定額手数料

1日の約定代金
合計額
手数料
(税別)
10万円まで 0円
20万円まで 191円
30万円まで 286円
50万円まで 429円
100万円まで 762円
以降100万円増加毎に 400円ずつ増加

信用取引の手数料

取引ごとの手数料

1注文の約定代金 手数料
(税別)
10万円まで 90円
20万円まで 135円
50万円まで 180円
50万円超 350円
1日ごとの定額手数料

1日の約定代金
合計額
手数料
(税別)
10万円まで 0円
50万円まで 239円
100万円まで 477円
以降100万円増加毎に 400円ずつ増加

※約定日の前営業日の未決済建玉の建玉代金合計または約定日の前営業日の新規建約定代金合計5,000万円以上の場合は信用取引手数料はどちらのコースも手数料無料

  • SBI証券の1日定額手数料アクティブプランの特徴と向いてる人

  • SBI証券の手数料についての総括

    各社の手数料比較を行っている記事で詳細な比較はしていますが、SBI証券は大手ネット証券(楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券)の中では最低水準の手数料体系になっています。

    たくさんある価格帯のうち一部の手数料を安く設定している会社はありますが、SBI証券は4つのコースのどの価格帯の取引でも安定して安価な手数料体系になっています。

    新興のネット証券(GMOクリック証券、岡三オンライン証券、SBIネオトレード証券)と比較すると、新興のネット証券の方が安い価格帯も多いですが、大きな差はなく遜色はありません。

    新興のネット証券とはこの後あげる取扱商品やサービスに大きな差がありますので、商品やサービスの対応状況も勘案して証券会社を選ぶ必要があります。

  • 主要ネット証券の手数料比較

  • SBI証券の取扱商品

    SBI証券の取扱商品を見ていきます。SBI証券は取扱商品が豊富なネット証券ですので、今後取引したい商品が増えても安心です。

    SBI証券の取扱商品

    商品分類 商品 取扱有無
    国内株式 制度信用
    一般信用
    IPO
    立会外分売
    夜間取引
    単元未満株
    投資信託 投資信託
    債券 国内債券
    外国債券
    外国株式 米国株
    中国株
    韓国株
    ロシア株
    ベトナム株
    インドネシア株
    シンガポール株
    タイ株
    マレーシア株
    デリバティブ FX(店頭)
    FX(取引所) ×
    先物OP
    ワラント
    CFD
    バイナリオプション ×
    その他
  • SBI証券のHYPER空売りの特徴と対象銘柄
  • SBI証券のIPOチャレンジポイントのしくみ
  • SBI証券の米国株取引の特徴
  • SBI証券の中国株取引の特徴
  • SBI証券のロシア株取引の特徴
  • SBI証券のベトナム株取引の特徴
  • SBI証券で取引できる海外ETFの種類と手数料無料で取引する方法
  • SBI証券の外貨建てMMF取引の特徴と円貨決済サービス

  • SBI証券の取扱商品についての総括

    一部のデリバティブ商品を除いて、取り扱いをしています。ほぼすべての商品を取り扱っていると言ってもよい状況です。

    特に外国株式は豊富な取扱でネット証券最多の9か国の取り扱いがあります。

    SBI証券の口座を開設しておけば取引したい商品がないということはほとんどないでしょう。

  • 主要ネット証券の取扱商品比較

  • SBI証券のサービス対応状況

    続いて主要なサービスの対応です。

    分類 サービス 対応有無
    口座開設関連 即時口座開設 ×
    未成年口座
    入出金関連 即時入金
    銀行との連携
    ATMカード
    取引関連 貸し株
    夜間取引
    MRF ×
    ポイント
    特殊注文 逆指値
    W指値 ×
    Uターン注文 ×
    トレーリング ×
  • SBI証券の即時入金サービスの対応銀行、利用方法、活用法
  • キャッシュカードによるATM出金サービス
  • SBI証券の分析ツール「チャートフォリオ」の特徴や見方
  • SBI証券の貸株サービスの特徴と金利、対象銘柄

  • SBI証券のサービスについての総括

    SBI証券のサービスは特殊注文に弱点があるものの、全体としては充実しているといえます。

    プラス面としては夜間取引に現時点※で唯一対応しています。
    ※2016年1月時点

    マイナス面として、対応していないサービスについて見ていきましょう。

    まずSBI証券はネット証券で唯一MRFに対応していません。MRFは短期証券で運用される投資信託で証券会社の預り金は基本MRFが買われいくらかの利子を投資家に提供していますが、SBI証券は対応していません。

    これはグループの住信SBIネット銀行との連携サービスであるハイブリッド預金を利用してほしいからでしょう。ハイブリッド預金は預金残高がそのまま証券の買付余力となるサービスで大変便利です。またハイブリッド預金の金利もMRFより高く設定されているようです。

    そのためハイブリッド預金を利用されることをおすすめします。ハイブリッド預金さえ利用していればMRFに対応していないことはデメリットになりません。

    逆にいうとハイブリッド預金を利用しないと金利がまったくつかないことになりますので、SBI証券を利用する上で住信SBIネット銀行を最大限活用することは重要です。

  • SBI証券利用者なら活用したいSBIハイブリッド預金のしくみと活用法

  • また特殊注文の対応が少ない点も気になります。

    SBI証券の弱点は特殊注文です。W指値やUターン注文にも対応していないので、複雑な戦略が組みづらいというデメリットがあります。この点は他のネット証券と組み合わせるなどして補う必要があります。

    ネット証券で複数口座を開設するメリット・デメリットで詳細に紹介していますが、組み合わせるネット証券としておすすめは

    auカブコム証券です。

  • 主要ネット証券のサービス比較

  • SBI証券のトレーディングツール

    SBI証券のトレーディングツールの主な特徴

    ツールの名称・特徴
    HYPER SBI
    ツールの特徴
    1.スピーディーな注文を可能にするドラッグ&ドロップ注文や準備注文機能を搭載
    2.豊富なテクニカル指標に対応したリアルタイムテクニカルチャート
    3.リアルタイムの値上がり率、値下がり率などのランキング情報を確認可能
    4.板情報、チャート画面などを一覧画面で確認できる「タイル」画面など豊富な表示形式で銘柄のウォッチが可能
    画面イメージ
    WS000287

    SBI証券のトレーディングツールサポート状況

    分類 項目 対応有無
    利用料 月額利用料金 500円(税込540円)
    チャネル PC
    携帯電話
    iPhone
    Android
    iPad
    注文方法 板発注
    バスケット発注
    逆指値
    W指値 ×
    Uターン注文 ×
    トレーリング注文 ×
    機能 デスクトップ常駐 ×
    エクセル連携 ×
    テクニカル指標 対応指標数 36

    SBI証券のトレーディングツールについての総括

    SBI証券のツールはオールインワン型のHYPER SBIでスピーディな発注と様々な機能が搭載された高機能なトレーディングツールです。

    利用料金は500円となっていますが、「新規口座開設から1ヶ月」「前営業日(約定日ベース)に国内株式の約定が合計1回以上(あると翌営業日から起算して36日間)」、「信用取引口座の開設」「先物OP口座の開設」「各種預り残高が1億円以上」のいずれかを満たすと無料となり、実質無料と言ってもよいほど簡単な条件ですので、利用料についてはあまり気にする必要はないでしょう。

    対応テクニカル指標も多いので、ぜひ実際に使って使い勝手を確認してください。

  • 主要ネット証券のツール比較

  • SBI証券の信頼度

    最後にSBI証券の信頼度です。

    信頼度は口座数、売上高、従業員数という数値的な観点と第三者評価機関の評価から見ていきましょう。

    SBI証券の口座数、売上高、従業員数

    口座数 売上高 従業員数
    4,200,000超 1,167億円 539名

    ※口座数は2018年3月時点、売上高は2017年度、従業員数は2017年12月末時点

    SBI証券の第三者評価機関の評価

    調査会社 調査名称 調査年 結果
    オリコン 顧客満足度ランキング総合 2018年度 第1位
    月刊コールセンタージャパン コンタクトセンター・アワード 2016年度 最優秀オペレーション部門賞
    CRM協議会 CRMベストプラクティス賞 2016年度 2016 CRMベストプラクティス賞
    フジサンケイビジネスアイ賞
    ヘルプデスク協会 サポートポータル格付け 2014年度 ☆☆☆
    問合せ窓口格付け 2014年度 ☆☆☆
    サービス産業生産性協議会 JCSI(日本版顧客満足度指数) 2015年度 第1位
    ストックリサーチ インターネット証券ランキング 2012年度 第1位
    ゴメス オンライン証券サイトランキング 2010年度 第1位

    SBI証券の信頼度についての総括

    SBI証券はネット証券最多の口座数を持ち、売上高もネット専業証券としては最高の数値で最大手のネット証券ですので信頼度は最高と言ってよいでしょう。

    第三者評価機関の評価もすべて最高ですので、ネット証券業界においてSBI証券が確固たる地位を築いていることがわかります。

  • 主要ネット証券の信頼度比較

  • まとめ

    とても長くなりましたが、ここまでSBI証券の手数料、取扱商品、サービス、ツール、信頼度の5点から検証してきました。

    特殊注文など一部サービスに他社から遅れている部分はありましたが、その他はほぼ完ぺきと言ってよく、総合力では間違いなくNo1のネット証券であるといえるでしょう。

    そのため当サイトでの一押しネット証券はSBI証券です。SBI証券の口座を開いておけばまず間違いありません。

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