SBI証券のIPO抽選方法と入金が必要なタイミング
SBI証券は大手ネット証券で、IPOの関与率が最も高い証券会社ですので、IPO投資家にとっては必須の証券会社です。
口座数が多く、抽選も資金量が多い方が有利ですが、独自のIPOチャレンジポイント制度があるので、いつかは必ず当たる証券会社です。
本ページではSBI証券のIPO抽選のしくみや入金が必要なタイミングなどを紹介していますので、SBI証券でIPO投資をする際に参考にしていただければと思います。
SBI証券のIPO抽選方法
- 完全平等抽選とポイント抽選
- 申込は1申込株数1抽選権
SBI証券の抽選は機械的に抽選を行う完全平等抽選と独自ポイントを多く使った人にIPOを割り当てるポイント抽選の組み合わせで行われます。
1申込株数1抽選権となり、資金量が多い投資家ほど当選確率が高まります。
独自のIPOチャレンジポイントは抽選に外れることで1ポイントがたまり、次回抽選時に使用することができます。
ポイント抽選は、単純に抽選時に使用したIPOチャレンジポイントが多い人から順に割り当てられていきますので、ポイントを多く持っていれば必ず狙ったIPOに当選することもできます。
SBI証券のIPO抽選配分
- 引受株数の70%がネット抽選に回る
- ネット抽選分の70%を完全抽選
- ネット抽選分の30%をポイント抽選
- 抽選に外れるとIPOチャレンジポイントが1ポイントたまる
SBI証券では引き受けた株数の70%がネット抽選に回り、残りは対面の顧客や優良顧客等への配分に使用されます。
さらにネット抽選分は70%が完全抽選となり、残り30%がポイント抽選となります。
ポイント抽選はSBI証券独自の「IPOチャレンジポイント」を使って行われ、使用したポイントが多い投資家に割当がされます。
SBI証券の通常抽選のしくみ
SBI証券の通常抽選では、ネット抽選分の7割を完全抽選し、当選者を決めます。
この際に1抽選権は申込株数ごとに割り当てられるため、資金量が多い投資家ほど当選確率が高くなります。
例:
投資家Aが100株申込の場合は1抽選権
投資家Bが10,000株申込の場合は100抽選権
資金量が少ない投資家の人は、1人1抽選権で完全抽選となるマネックス証券やauカブコム証券などを利用すると良いでしょう。
とはいえ、SBI証券には後述するSBIチャレンジポイントの制度もありますので、抽選には必ず参加するようにしたいです。
SBI証券のIPOチャレンジポイントの抽選のしくみ
SBI証券ではIPOチャレンジポイントによる抽選もあります。
ポイント抽選はポイントを多く使用した人から順に当選する形になっています。
極端な話、多くのポイントを使えば必ず当選しますが、使用したポイントは当選するとなくなってしまいますし、基本的にはIPO抽選に参加した時しかIPOチャレンジポイントはたまらないので貴重です。
何ポイントを使うかは情報収集して当選ラインの当たりをつける必要があります。
IPOチャレンジポイントについては、別記事で詳細に解説していますので、こちらも参考にしていただければと思います。
SBI証券のIPOで入金が必要なタイミング
- 抽選申込時に入金は不要
- 抽選実施時に余力をチェックする(入金が必要)
- 購入申込時に余力のチェックと拘束が行われる
SBI証券で入金が必要になるのは、抽選実施時と購入申込時です。
抽選申込時は余力のチェックも拘束もなく、入金の必要なく抽選に参加できます。
抽選実施時に余力のチェックが行われ、抽選時の余力に合わせた申込株数に応じて抽選がされます。
(200株で抽選申込して、抽選時に余力が100株分しかなかった場合は100株申込として抽選を実施する。)
抽選後も余力の拘束はされずに、当選して購入申込する際に余力が拘束され、当選した株が購入できます。
抽選実施時に余力のチェック、購入申込で余力拘束という流れになり、比較的入金ルールはゆるい証券会社といえます。
SBI証券で入金が必要なタイミング
SBI証券の入金方法
- 銀行振込
- ATMカード
- 即時入金
SBI証券では、一般的な銀行振込での入金、ATMカードでの入金のほかに、インターネットバンキングを利用した即時入金で入金することができます。
名前の通り、即時に手数料無料で入金することができるので便利です。
SBI証券の即時入金に対応している金融機関は、以下の金融機関です。
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- PayPay銀行
- セブン銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- スルガ銀行
- ゆうちょ銀行
いつかは必ず当たるIPOに必須の証券会社
SBI証券はIPOの取扱数・関与率が最も高く、主幹事を務めることもある証券会社です。
IPOの取扱率は安定して9割を超えていますので、SBI証券の口座を持っているだけでほぼすべてのIPOに参加することができます。
ネット証券最大手で口座数も多く、完全抽選の配分割合も限られるため、抽選確率は低めですが、独自のIPOチャレンジポイントがあり全体的な期待値としてはとても高いです。
IPOチャレンジポイントは抽選に外れるたびにたまっていき、たまったポイントを使うことでいつかは必ずIPOが当たります。
当選に必要なポイントは銘柄ごとに異なりますが、SBI証券が主幹事をしている銘柄であれば100万円以上の利益を出すこともできます。
早く始めるほどIPOチャレンジポイントがたまるので、IPOを始めるならまずはSBI証券の口座から作るようにしましょう。
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