岡三オンライン証券の手数料・サービスを徹底研究
岡三オンライン証券のサービス内容や特徴について紹介していきたいと思います。
岡三オンライン証券の取引手数料
岡三オンライン証券の手数料は現物取引、信用取引それぞれで取引ごとの手数料と1日定額手数料の計4種類の手数料プランが用意されています。
1日定額の手数料はデイトレーダー向きの手数料コースで、うち信用取引の1日定額手数料には前月売買代金の多い大口投資家向けに手数料が割引となる「プレミアゼロ」コース、「プラチナ」コースがそれぞれ用意されています。
現物取引の手数料
| 1注文の約定代金 | 手数料 （税込） |
|---|---|
| 10万円まで | 106円 |
| 20万円まで | 216円 |
| 50万円まで | 378円 |
| 100万円まで | 648円 |
| 150万円まで | 1,080円 |
| 300万円まで | 1,620円 |
| 以降100万円増加ごとに | 324円ずつ増加上限3,240円 |
| 1日の約定代金 合計額 |
手数料 （税込） |
|---|---|
| 20万円まで | 0円 |
| 30万円まで | 378円 |
| 50万円まで | 540円 |
| 100万円まで | 864円 |
| 以降100万円増加ごとに | 540円ずつ増加 |
信用取引の手数料（通常）
| 1注文の約定代金 | 手数料 （税込） |
|---|---|
| 10万円まで | 106円 |
| 20万円まで | 162円 |
| 50万円まで | 324円 |
| 100万円まで | 540円 |
| 150万円まで | 756円 |
| 300万円まで | 1,080円 |
| 300万円超 | 1,296円 |
| 1日の約定代金 合計額 |
通常手数料 | プラチナ | プレミアゼロ |
|---|---|---|---|
| 20万円まで | 0円 | 0円 | 0円 |
| 30万円まで | 324円 | 216円 | |
| 50万円まで | 540円 | ||
| 100万円まで | 756円 | 324円 | |
| 200万円まで | 1,080円 | ||
| 200万円超 | 100万円増加ごとに324円ずつ増加 | 200万円増加ごとに324円ずつ増加 |
■プレミアゼロ、プラチナコースの条件
岡三オンライン証券では前月の売買代金が大きい大口の投資家向けに信用取引の1日定額手数料が割引となります。
割引となるプレミアゼロコース、プラチナコースの条件はそれぞれ以下の通りです。
| コース | 条件（前月の売買代金） |
|---|---|
| プレミアゼロ | 20億円または投資信託の平均残高が3,000万円以上 |
| プラチナ | 5億円以上20億円未満。または 投資信託の平均残高が1,000万円以上 |
| 通常 | 5億円未満 |
岡三オンライン証券の手数料についての総括
岡三オンライン証券は新興ネット証券らしく手数料が安く設定されています。
また大口の投資家には信用取引の1日定額手数料コースを無料とするなど大口投資家の優遇策も用意しています。
デイトレーダー向けのネット証券といえます。
岡三オンライン証券の取扱商品
続いて取扱商品について見ていきます。
岡三オンライン証券の取扱商品
| 商品分類 | 商品 | 取扱有無 |
|---|---|---|
| 国内株式 | 制度信用 | ○ |
| 一般信用 | × | |
| IPO | × | |
| 立会外分売 | × | |
| 夜間取引 | × | |
| 単元未満株 | ○ | |
| 投資信託 | 投資信託 | ○ |
| 債券 | 国内債券 | ○ |
| 外国債券 | ○ | |
| 外国株式 | 米国株 | × |
| 中国株 | × | |
| 韓国株 | × | |
| ロシア株 | × | |
| ベトナム株 | × | |
| インドネシア株 | × | |
| シンガポール株 | × | |
| タイ株 | × | |
| マレーシア株 | × | |
| デリバティブ | FX（店頭） | ○ |
| FX（取引所） | ○ | |
| 先物OP | ○ | |
| ワラント | × | |
| CFD | ○ | |
| バイナリオプション | × | |
| その他 | 金 | × |
岡三オンライン証券の取扱商品についての総括
岡三オンライン証券は国内株式のほかに、投資信託、債券を取り扱っています。またデリバティブ系の商品としてFX、先物OP、CFDと取り扱いがあります。
新興ネット証券の中では取扱商品が多いといえます。
外国株式は取り扱いがないので、外国株式の取引をしたい方はあわせて外国株に強いSBI証券
の口座開設を検討するとよいと思います。
岡三オンライン証券のサービス対応状況
続いて岡三オンライン証券のサービスへの対応状況を見ていきます。
| 分類 | サービス | 対応有無 |
|---|---|---|
| 口座開設関連 | 即時口座開設 | × |
| 未成年口座 | × | |
| 入出金関連 | 即時入金 | ○ |
| 銀行との連携 | × | |
| ATMカード | × | |
| 取引関連 | 貸し株 | × |
| 夜間取引 | × | |
| MRF | ○ | |
| ポイント | × | |
| 特殊注文 | 逆指値 | ○ |
| W指値 | ○ | |
| Uターン注文 | ○ | |
| トレーリング | ○ |
岡三オンライン証券のサービスについての総括
岡三オンライン証券は特殊注文が充実しています。W指値やUターン注文、トレーリングとネット証券で最多の取扱です。
その他のサービスについては充実しているとはいえないものの即時入金などの最低限必要なサービスについては対応しています。
岡三オンライン証券のトレーディングツール
次に岡三オンライン証券のトレーディングツールを見ていきましょう。
岡三オンライン証券は岡三ネットトレーダーというツールを提供しています。以下に主な特徴を記載します。
岡三オンライン証券のトレーディングツールの主な特徴
| ツールの名称・特徴 |
|---|
| 岡三ネットトレーダー |
| ツールの特徴 １．スピードショット（板発注）はシンプルな操作で素早く注文が可能 ２．計2,000銘柄を登録可能な大容量の銘柄登録機能 ３．リアルタイムのランキング情報をはじめ、25種類の豊富なテクニカル指標を分析可能にするなど豊富な投資情報 ４．売買ルールの過去成績を調べるバックテスト機能やエクセルからシストレを可能にする岡三RSSなどシストレ向け機能を提供 |
| 画面イメージ
|
岡三オンライン証券のトレーディングツールサポート状況
| 分類 | 項目 | 対応有無 |
|---|---|---|
| 利用料 | 月額利用料金 | 480円 |
| チャネル | PC | ○ |
| 携帯電話 | ○ | |
| iPhone | ○ | |
| Android | ○ | |
| iPad | ○ | |
| 注文方法 | 板発注 | ○ |
| バスケット発注 | ○ | |
| 逆指値 | ○ | |
| W指値 | ○ | |
| Uターン注文 | × | |
| トレーリング注文 | × | |
| 機能 | デスクトップ常駐 | ○ |
| エクセル連携 | ○ | |
| テクニカル指標 | 対応指標数 | 14 |
岡三オンライン証券のトレーディングツールについての総括
岡三オンライン証券のツールは充実しています。
スピーディーな発注機能とリアルタイムのランキングなどの投資情報や豊富なテクニカル分析を搭載した高機能ツールです。
さらにシステムトレードに便利な岡三RSSというエクセルとの連動などもあり、デイトレーダーだけでなくシストレを行う投資家も満足できる充実したツールです。
岡三オンライン証券の信用度
最後に岡三オンライン証券の信用度を口座数などの指標と第三者評価機関の評価で見ていきましょう。
岡三オンライン証券の口座数、売上高、従業員数
| 口座数 | 売上高 | 従業員数 |
|---|---|---|
| 82,856口座 | 31億円 | 65名 |
※口座数は2013年9月末時点、売上高は2012年度、従業員数は2013年3月末時点
岡三オンライン証券の第三者評価機関の評価
| 調査会社 | 調査名称 | 調査年 | 結果 |
|---|---|---|---|
| オリコン | 顧客満足度ランキング総合 | 2013年度 | 第7位 |
| ヘルプデスク協会 | サポートポータル格付け | 2012年度 | – |
| 問合せ窓口格付け | 2012年度 | – | |
| ストックリサーチ | インターネット証券ランキング | 2012年度 | 第6位 |
| ゴメス | オンライン証券サイトランキング | 2010年度 | 第10位 |
岡三オンライン証券の信頼度についての総括
岡三オンライン証券の口座数は大手ネット証券の10分の1程度の口座数ですが、これから伸びてくる新興ネット証券ですのであまり気にする必要はないでしょう。第三者評価機関の評価も大手ネット証券につぐ評価となっています。
運営母体は独立系証券会社の岡三グループですが、岡三オンライン証券は赤字が続いていて、親会社の岡三証券から売却されたりする可能性もあるので、今後運営母体が変わる可能性も含めて注意しておかないといけません。
まとめ
岡三オンライン証券の特徴は安い手数料と高機能のツールです。
他の新興ネット証券と同様にデイトレーダー、システムトレーダー向けのサービスですので、多くの取引をするような方は他の新興ネット証券と合わせて検討するとよいと思います。
一方で取扱商品は少なく、サービスも対応していないものがいくつかあるので、必要なサービスがある方はそのサービスを取り扱っているネット証券の口座も開設するとよいと思います。
取扱商品が豊富なSBI証券や充実したサービスが魅力のauカブコム証券などと合わせて利用すると手数料は安く、サービスは充実させることができます。
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