ライブスター証券の手数料・サービスを徹底研究
SBIネオトレード証券の特徴を手数料、取扱商品、サービス、ツール、信用度の観点からチェックしていきたいと思います。
それではまずは手数料から見ていきましょう。
SBIネオトレード証券の取引手数料
SBIネオトレード証券の取引手数料は現物取引、信用取引においてそれぞれ取引ごとの手数料と1日定額の手数料コース、合計4つの手数料体系が設定されています。
現物取引の手数料
1注文の約定代金 | 手数料 (税込) |
---|---|
10万円まで | 84円 |
20万円まで | 105円 |
50万円まで | 189円 |
100万円まで | 357円 |
150万円まで | 420円 |
300万円まで | 630円 |
500万円まで | 735円 |
900万円まで | 840円 |
1,0000万円超 | 1,050円 |
1日の約定代金 合計額 |
手数料 (税込) |
---|---|
50万円まで | 420円 |
100万円まで | 630円 |
150万円まで | 840円 |
200万円まで | 1,050円 |
以降100万円増加毎に | 420円ずつ増加 |
信用取引の手数料
1注文の約定代金 | 手数料 (税込) |
---|---|
300万円まで | 84円 |
300万円超 | 無料 |
1日の約定代金 合計額 |
手数料 (税込) |
---|---|
100万円まで | 420円 |
以降100万円増加毎に | 420円ずつ増加 |
SBIネオトレード証券の手数料についての総括
SBIネオトレード証券の手数料は業界最低水準に設定されています。
特に取引ごとの手数料はほとんどの価格帯で主要なネット証券最安値の水準で非常に魅力的です。
ストックリサーチ社の2012年コスト重視派ランキングで第1位に輝いたこともあり、とにかく手数料を安くしたいという方にはおすすめの証券会社です。
このように手数料だけで見るとSBIネオトレード証券は業界No1であるといえます。この後の商品やサービスで大手ネット証券との差があるのですが、その点が気にならない方は迷わずSBIネオトレード証券の口座開設をするとよいと思います。
それでは続いて取扱商品を見ていきましょう。
SBIネオトレード証券の取扱商品
SBIネオトレード証券の取扱商品をチェックしていきます。多くのネット証券で取り扱いのある金融商品に対応しているかどうかを一覧にしています。
SBIネオトレード証券の取扱商品
商品分類 | 商品 | 取扱有無 |
---|---|---|
国内株式 | 制度信用 | ○ |
一般信用 | × | |
IPO | ○ | |
立会外分売 | ○ | |
夜間取引 | × | |
単元未満株 | × | |
投資信託 | 投資信託 | △ |
債券 | 国内債券 | × |
外国債券 | × | |
外国株式 | 米国株 | × |
中国株 | × | |
韓国株 | × | |
ロシア株 | × | |
ベトナム株 | × | |
インドネシア株 | × | |
シンガポール株 | × | |
タイ株 | × | |
マレーシア株 | × | |
デリバティブ | FX(店頭) | ○ |
FX(取引所) | × | |
先物OP | ○ | |
ワラント | × | |
CFD | × | |
バイナリオプション | × | |
その他 | 金 | × |
SBIネオトレード証券の取扱商品についての総括
SBIネオトレード証券の取扱商品は多くありません。例えば国内株式関連では取扱があるのは制度信用のみで一般信用の取り扱いはありません。
債券、外国株も取り扱いがなく、投資信託は取り扱いがあるのは2銘柄のみですので△としています。
デリバティブ系は店頭のFXと先物OPを取り扱っています。
国内株とFX、先物OPがSBIネオトレード証券の取扱商品で非常にシンプルな構成になっています。
他の商品を取引したいという方は他の商品取引用に別のネット証券に口座開設するという手もあり、そうすることで国内株は最安の手数料で取引しつつ、他の商品の取引も可能になります。
このような活用をする際におすすめは取扱商品が豊富なSBI証券 です。SBI証券であればSBIネオトレード証券が取り扱っていない商品はほぼ網羅しているので2社で自由に投資することができます。
その他、マネックス証券も豊富な取扱商品があり、投資教育も熱心なのでおすすめです。
SBIネオトレード証券のサービス対応状況
続いてサービスの対応状況を見ていきましょう。
取扱商品同様、主要なネット証券で対応されているサービスへのSBIネオトレード証券の対応状況を見ていきます。
分類 | サービス | 対応有無 |
---|---|---|
口座開設関連 | 即時口座開設 | × |
未成年口座 | ○ | |
入出金関連 | 即時入金 | ○ |
銀行との連携 | × | |
ATMカード | × | |
取引関連 | 貸し株 | × |
夜間取引 | × | |
MRF | ○ | |
ポイント | × | |
特殊注文 | 逆指値 | ○ |
W指値 | ○ | |
Uターン注文 | ○ | |
トレーリング | × |
SBIネオトレード証券のサービスについての総括
サービスの対応状況は豊富とはいえないまでも即時入金サービスやW指値やUターン注文などの特殊な注文に対応しており、ポイントを押さえて必要なサービスに対応しているような状況です。
貸し株サービスには対応していないので、長期投資の投資家にはあまり向かない証券会社であることがわかります。
SBIネオトレード証券に口座開設をされる方は取引重視の方だと思いますので、入出金と発注関係のサービスには対応しており大きな減点はないと考えることもできます。
SBIネオトレード証券のトレーディングツール
続いてトレーディングツールを見ていきましょう。
SBIネオトレード証券は投資家の環境に合わせて利用できるダウンロード型のツールとブラウザ型のツールの2つを提供しています。
ここではまずダウンロード型のツールの特徴を見ていきます。
SBIネオトレード証券のトレーディングツールの主な特徴
ツールの名称・特徴 |
---|
livestar R |
ツールの特徴 1.板発注やチャート画面からの発注機能などスピーディーな注文を実現 2.選べる画面レイアウトで自由度の高い快適な取引が可能 3.リアルタイムの豊富なランキング情報を提供 |
画面イメージ |
SBIネオトレード証券のトレーディングツールサポート状況
分類 | 項目 | 対応有無 |
---|---|---|
利用料 | 月額利用料金 | 無料 |
チャネル | PC | ○ |
携帯電話 | ○ | |
iPhone | ○ | |
Android | ○ | |
iPad | ○ | |
注文方法 | 板発注 | ○ |
バスケット発注 | ○ | |
逆指値 | ○ | |
W指値 | ○ | |
Uターン注文 | ○ | |
トレーリング注文 | × | |
機能 | デスクトップ常駐 | × |
エクセル連携 | × | |
テクニカル指標 | 対応指標数 | 19 |
SBIネオトレード証券のトレーディングツールについての総括
SBIネオトレード証券のトレーディングツールは先に述べた通り、ダウンロード型とブラウザ型のツールを提供しています。
ダウンロード型のツール「livestar R」はスピーディーな発注機能と豊富なテクニカル分析が可能な点が特徴で、他のネット証券と比較してもまったく遜色ない高機能ツールです。
シンプルな画面構成で直感的に操作できるので、初心者でも他のネット証券を利用していた方でもスムーズに利用開始できます。
OCO注文(W指値)、IFD注文(Uターン注文)も利用可能なのでリスク管理もばっちりできます。
SBIネオトレード証券の信頼度
最後にSBIネオトレード証券の会社としての信用度を見ていきます。
信用度は口座数や売上高などの会社の規模を見るとともに、各第三者評価機関の評価を見て信用して長く付き合える証券会社かを見ていきましょう。
まずは口座数、売上高、従業員数です。
SBIネオトレード証券の口座数、売上高、従業員数
口座数 | 売上高 | 従業員数 |
---|---|---|
非開示 | 非開示 | 非開示 |
※口座数は2013年9月末時点、売上高は2012年度、従業員数は2013年3月末時点
SBIネオトレード証券の各数値は非開示となっておりました。
調べていたところ従業員数は100人に満たないようですので、規模としてはGMOクリック証券の半分以下ということが推察されます。
資本も先物や為替の取り扱っているユニコムグループから外為オンラインなどで知られるISホールディングスグループに移ったり、商号の変更も何度か行っているようですので、大金を預けるとなると少し不安になってしまいますね。
次に、第三者評価機関の評価です。
SBIネオトレード証券の第三者評価機関の評価
調査会社 | 調査名称 | 調査年 | 結果 |
---|---|---|---|
オリコン | 顧客満足度ランキング総合 | 2013年度 | 圏外 |
ヘルプデスク協会 | サポートポータル格付け | 2012年度 | – |
問合せ窓口格付け | 2012年度 | – | |
ストックリサーチ | インターネット証券ランキング | 2012年度 | 圏外 |
ストックリサーチ | コスト重視派ランキング | 2012年度 | 第1位 |
ゴメス | オンライン証券サイトランキング | 2010年度 | 圏外 |
第三者評価機関による評価もおおむね圏外となっており、唯一ストックリサーチ社によるコスト重視派ランキングで第1位となっています。
この結果がすべてではないですが、取扱商品の少なさなどがあるため評価が低く、手数料の安さのみが評価されているという状況です。
SBIネオトレード証券の信頼度についての総括
SBIネオトレード証券の信用度は大手ネット証券に及ばない部分があり、なかなか厳しい結果となりました。
ただ、SBIネオトレード証券は名前を聞きなれない方も多いと思いますが、もとはIDO証券(あいでぃーおー証券)という証券会社で創業昭和23年の歴史ある証券会社から現在に至っています。
ネット証券としては新興の部類に入るものの会社は歴史がありますのでその点の信用は高いといえます。
まとめ
SBIネオトレード証券を手数料、取扱商品、サービス、ツール、信用度の観点でチェックしてきました。
SBIネオトレード証券の株式の手数料は業界最低水準の安さであるといえますが、取扱商品が少ないなどいくつかのデメリットもあります。
そのためとにかく手数料重視の方や国内株式しか取引しないという方であれば口座開設を検討してもよいと思います。
初めての方は投資のサポート体制(投資教育、コールセンターなど)を考えると大手のSBI証券などに口座開設したほうが無難であると思います。
手数料の安さを利用して利益を狙うような上級者向けのネット証券であるといえます。
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