証券口座はお金を預けると利息はつくの?MRFについて
ネット証券のサービスというわけではありませんが、証券会社の口座にお金を預けておくと銀行と同様に利息がつきます。
しかも銀行預金より高い金利が受け取れます。
実は銀行預金とはしくみが違っていて、証券会社の口座にお金を預けるとMRFという商品で自動的に運用されています。
MRFとは?
MRFとはMoney Reserve Fundの頭文字をとったもので、極めて安全性の高い債券で運用された公社債投資信託の1種です。
証券会社の口座に入金すると自動的に投資信託が買われているなんて知らなかった、損しないの?と思う方もいる方もいるかもしれませんが、MRFは元本保証こそありませんが、国債をはじめとした極めて安定性の高い債券で運用されていて今まで一度も元本割れをしたことがありません。
このような高い安定性からかほとんどの証券会社の決済商品として利用されていて、証券会社に入金すると自動的にMRFを買い付け、株を売却した時の代金も同様に自動的にMRFが買い付けされます。(信用取引口座を開設している投資家を除く)
MRFの特徴
MRFには以下の特徴があります。
すでに述べたように極めて安全性の高い商品で運用されているため今まで一度も元本割れを起こしたことがなく安全性は高いです。
また決済商品であるため1円単位でいつでも売買が可能になっています。
公社債投資信託のため利回りは銀行預金のように固定でなく変動利回りになっていますが、その利回りは銀行預金よりは高くなっています。普通銀行預金の金利が0.020%※1のところ、MRFは0.063%※2となっています。MRFの利回りは銀行の普通預金の約3倍の水準であることがわかります。
※1.2013/10/22時点の三菱UFJ銀行の普通銀行預金の金利
※2.2013/10/22時点のダイワMRFの直近7日間平均利回り
MRFの注意点
MRF自体の注意事項はとくにありませんが、MRFを対象外としている証券会社がある点に注意が必要です。
それはSBI証券です。
SBI証券ではMRFを取り扱っておらず、グループの住信SBIネット銀行のハイブリッド預金の利用を推奨しています。
ハイブリッド預金の金利は0.1%※3とMRFよりも高く、SBI証券との便利な連携サービスもたくさんあるのでぜひ使ってくれということなんでしょうね。
SBI証券の口座開設をする際はSBI証券にはMRFがないと覚えておきましょう。
※3.2013/10/22時点
まとめ
MRFについて見てきました。
ここまでの内容をまとめると以下の通りです。
MRFは証券口座の預り金とほぼ同じ存在なので、サービスとしてあまり意識する必要はありません。
証券会社の口座に入金するとMRFという商品で運用されているんだなという程度に覚えておきましょう。
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