知っておきたい債券の利回りについて
債券の利回りについて
債券は発行時に購入して満期まで保有した場合は債券の利子(クーポン)分が利益となります。
ただ債券は満期前に売却したり、逆に発行時以外の途中から債券を買うこともできます。
そのため自己資金に対してどれくらい利益があがったかという利回りがパターンごとに計算する必要があります。
債券の利回りの種類
債券の利回りには以下のものがあります。
同じような名前ですが、ひとつずつ見ていきましょう。
応募者利回り
応募者利回りとは債券を新規発行時に購入し、満期まで保有した時の利回りです。
新規発行された債券を償還期限まで所有した場合の利回りです。
この場合計算としては利率がほぼイコールで利回りになりますが、発行時の価格が100円でない場合などを考慮した計算式になっています。
(利率+(額面100-発行価格))÷期間)×100÷発行価格
最終利回り
次に新規発行時ではなく、途中で購入して満期まで保有する場合です。
この時の利回りを最終利回りといいます。
この場合も基本的な考え方としては応募者利回りと同じでクーポンで得た利益が年間の利回りで何%になるかという式になります。
途中で購入する場合は購入価格が100円というわけではないので買い付け価格と額面との差分が利回りに影響します。
(利率+(額面100-買付価格))÷残存年数)×100÷発行価格
所有期間利回り
次に債券を満期まで保有せず途中で売却した場合です。
この場合も基本的な計算は同じで、得たクーポンと買付価格と売却価格の差額を保有期間で割ることで年間の利回りを算出することができます。
(利率+(売却価格-買付価格))÷保有期間)×100÷買付価格
直接利回り
保有期間全体の利回りではなく、毎年のクーポンによる利回りを算出するのが直接利回りです。
毎年の利回りを算出するので算出式はシンプルにクーポンの利率が元本に対してどれだけの利益かを算出します。
(利率/買付価格)×100
まとめ
債券の利回りを紹介しました。
どれも基本的な考え方は同じですので、そこまできちんと覚える必要はないと思いますが証券会社などの資料に利回りが記載されている場合はこれらのうちどれを言っているのかを理解し、自分の戦略(満期保有目的か途中で売却するか)を明確にして利回りを計算するといいとおもいます。
債券の基礎知識
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