為替リスクと隠れたコストに要注意!外貨建てMMFのリスクについて

最終更新日: 2014年6月11日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

収益性と安定性のバランスが魅力!外貨建てMMFの魅力で外貨建てMMFのメリットなどを説明してきましたが、金融商品である以上リスクがあります。

外貨建てMMFはよい商品ですが、リスクがあることを認識して、うまくリスク管理して取引することで無用な損失機会を防ぐことができます。

それでは外貨建てMMFのリスクについて見ていきましょう。

外貨建てMMFのリスクについて

外貨建てMMFには以下のリスクがあります。

外貨建てMMFのリスク

  • 為替変動リスク
  • 価格変動リスク
  • 金利リスク
  • カントリーリスク
  • 為替リスク

    為替リスクは為替が変動することにより差損益が出る可能性があるというリスクです。

    外貨建てMMFの場合はもっとも気にすべきリスクです。

    外貨建てMMFは、新規に取引する際に円を外貨に交換してから、取引を終了して外貨建てMMFを売却して得た外貨を円に戻すまでに為替が円高になれば損失が、円安になれば利益がでることになります。

    この為替の変動は大きく、せっかく外貨ベースではプラスになってもその利益分は簡単に吹き飛ぶ可能性があります。。為替動向には十分注意しましょう。


    価格変動リスク

    価格変動リスクは外貨建てMMFの価格自体が変動する可能性で、下落すると当然損失が発生する可能性があります。

    外貨建てMMFは公社債投信で安定した運用を目指しているため、為替リスクよりは大きくありませんが、外貨建てMMFには元本の保証はありません。

    今まで元本を割れたことはありませんが、リスクとして元本割れのリスクが存在します。


    金利リスク

    金利リスクは金利の変動により損失が発生するリスクです。

    外貨建てMMFは債券に投資しているので、金利変動により投資対象の債券価格に影響が出る可能性があります。


    カントリーリスク

    カントリーリスクはある国の経済情勢や政治状況によって売買が停止されるなど不測の事態が発生する可能性のことです。

    外貨建てMMFは海外に投資していますので各国の影響を受けますのでカントリーリスクもあるということがいえます。


    外貨建てMMFを取引する際の注意点

    外貨建てMMFを取引する際、上にあげたリスク以外にも注意する点があります。

    それは為替手数料というコストです。

    外貨建てMMFを購入するには日本円から外貨に交換してから外貨で外貨建てMMFを購入します。

    そのため外貨建てMMFの取引の前には原則為替の交換、つまり為替取引が必要になります。

    為替取引は証券会社で行いますが、この際に為替手数料という手数料が取られています。為替手数料は株の手数料のように「販売手数料がいくら」という形では徴収されず、為替の売りと買いのレートに上乗せされているため感覚的に手数料を取られている感じがしません。

    米ドルで1円為替手数料を取られると、市場価格が1ドル100円の場合、1万ドル分為替取引をするには101万円が必要になります。この1万円がコストになります。また取引終了後、円に戻す際もこの為替手数料が効いてきますので、この場合はもう1万円かかり、計2万円が必要になり2%金利がついても利益が出ないことになります。

    少し極端ですが、為替手数料のコスト分は意外に大きく、為替手数料をとられるということは投資で上げた利益を押し下げることになりますのでしっかりコストとして認識する必要があります。

    証券会社を選ぶ際も為替手数料がもっとも重要な比較ポイントとなりますのできちんと比較してお得に取引をしましょう。

    まとめ

    外貨建てMMFのリスクについて見てきました。

    ここまでの内容をまとめると以下の通りです。

    外貨建てMMFのリスクと注意点

  • 外貨建てMMFは為替変動リスクに最も注意する
  • 外貨建てMMFは価格変動リスクがある
  • 外貨建てMMFは金利リスクがある
  • 外貨建てMMFはカントリーリスクがある
  • 上記リスク以外にも為替手数料は要チェック
  • 最も注意すべきは為替リスクです。

    為替は外貨建てMMFの金利以上に変動する可能性があり、外貨ベースではプラスでも円換算すると大きく負けているということも大いにありえますので、為替動向には大きく注意する必要があります。

    次に注意すべきはコストで為替手数料です。

    為替手数料も外貨建てMMFの金利の利益に大きく影響のある手数料です。追加で支払う「外付け」の手数料でないため意識しづらいですが、最後に円に換算する復路の手数料がある点も含め忘れずに考慮に入れましょう。

    この2点が外貨建てMMFの取引をする上で大きなリスクで、逆にいうとこれらをうまく管理することで、外貨建てMMFで安定的に利益をだすことができるといえます。



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