ネット証券を貸し株サービスで比較する
保有している株式を貸すことで金利収入が得られる貸し株サービスですが、すべてのネット証券が対応しているわけではありません。また対応しているネット証券の中でも金利や対象銘柄に違いがあります。
今回は貸し株サービスに絞ってネット証券のサービスを比較していきたいと思います。
なお、貸し株サービスの概要についてはこちらに記事を書いていますので参考にしてください。
それでは見ていきましょう。
ネット証券の貸し株サービスの比較
証券会社 | サービス名 | 対象銘柄 | 貸し株金利 | 優待自動取得 | 分別保管 |
---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 貸株サービス | 一部対象外銘柄を除く上場銘柄 | 0.1%-5.0% | ○ | × |
楽天証券 | 貸株サービス | 一部対象外銘柄を除く上場銘柄 | 0.1%-20.0% | ○ | × |
マネックス証券 | 貸株サービス | 一部対象外銘柄を除く上場銘柄 | 0.1%-0.5% | ○ | × |
カブドットコム証券 | 貸株サービス | 一部対象外銘柄を除く上場銘柄 | 0.1%-5.0% | ○ | × |
松井証券 | 預株(よかぶ)制度 | 東証の貸借銘柄で貸株超過の銘柄 | 変動 | × | ○ |
GMOクリック証券 | 取り扱いなし | - | - | - | - |
岡三オンライン証券 | 取り扱いなし | - | - | - | - |
ライブスター証券 | 取り扱いなし | - | - | - | - |
※2013年11月時点の情報をもとに作成しています。
貸し株サービスに対応しているネット証券はSBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券の4社です。
金利については銘柄によって異なるため、一概にどの証券会社が優れているとはいいがたいですが、全体的にみるとSBI証券とauカブコム証券の金利はマネックス証券の金利よりも高くなりそうです。
開示されている範囲での金利ごとの対象銘柄数は以下の通りです。(松井証券は変動制のため除外)
あくまで参考ですので最新の貸し株金利については各社のホームページでご確認ください。
貸し株金利ごとの対象銘柄数
貸し株金利 | SBI証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 |
---|---|---|---|
5.00% | 1銘柄 | – | 100銘柄以上 |
4.00% | 2銘柄 | – | |
3.00% | 1銘柄 | – | |
2.00% | 6銘柄 | – | |
1.50% | 1銘柄 | – | |
1.00% | 32銘柄 | – | |
0.50% | 213銘柄 | 948銘柄 | 約500~約1,000銘柄 |
0.40% | 264銘柄 | – | – |
0.10% | 3,115銘柄 | その他の銘柄 | 約2,500~約3,000銘柄 |
※2013年11月時点の情報をもとに作成しています。
また対象の銘柄はSBI証券、マネックス証券、auカブコム証券が3,500~4,000銘柄が対象となるのに対して、松井証券は1,000銘柄弱ですので対象銘柄はSBI証券、マネックス証券、auカブコム証券が多いといえます。
ただ松井証券は唯一信託銀行に分別保管しており、万が一証券会社およびその先の貸出先が破たんした場合も株式は戻ってきます。一方、分別保管をしていないという点でSBI証券、マネックス証券、auカブコム証券の3社は万が一の時には保証がないというデメリットがあります。
まとめ
貸し株サービスの対応状況を比較してきました。
結論、貸し株サービスだけを見るとSBI証券とauカブコム証券に優位性があるといえます。
決め手は高金利銘柄の多さとボーナス銘柄の存在で多くの人にとって有利なサービスであるといえます。
分別保管をしていないという点が気になるところですので、万が一の場合に備えたいという方は松井証券を、多少リスクがあっても利便性や貸し株金利を取りたいという方はSBI証券かauカブコム証券を選択するのがよいといえます。
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