auカブコム証券のPTS取引の内容とメリット

最終更新日: 2021年4月3日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

auカブコム証券のPTS取引の内容とメリット

PTS取引は夜間や早朝取引などが可能で、証券取引所よりも有利な価格で取引できる可能性があるなどメリットも大きい取引です。

夜間や早朝の取引ができる証券会社とできない証券会社がありますが、SBI証券などでは夜間取引を導入しています。楽天証券でも2018年中に夜間取引の取扱を開始予定です。

auカブコム証券は2018年8月にPTS取引とSOR注文をリリース予定で、夜間取引に関しては発表がありません。

ここではauカブコム証券PTS取引とSOR注文のメリットを紹介します。


auカブコム証券のPTS取引の内容とSOR注文のメリット

PTS取引の主な特徴

PTS取引の主な特徴

PTS取引は市場外取引のことです。一般的な市場を通さず私設取引システムを活用して取引を行います。

主に扱われているPTS取引は市場が開いていない夜間や早朝に取引ができるサービスで、一部の証券会社で取り扱われています。

日中に取引ができないかたでも株式を手軽に売買でき、市場が開いていない時間帯に取引を行うため大きな相場の変動も避けられます。

PTS取引には通常の市場取引と異なる手数料が設けられているため、コスト面や使い勝手などから利用を決めることがおすすめです。


auカブコム証券のPTS取引とは

auカブコム証券では、2018年3月15日にPTS取引のプレスリリースを行いました。2018年5月現在は利用できませんが、8月ごろにSOR注文と合わせて実装予定です。

auカブコム証券が取り扱う予定のシステムは、SBIジャパンネクストとチャイエックス・ジャパンが提供しています。同じシステムはSBI証券でも利用されているため、システム的に同社と大きな差はありません。

またSOR注文のシステムはアメリカのモルガン・スタンレーと提携し、利用契約を結んでいます。

2011年まではカブドットコムPTSと呼ばれる独自システムでPTS取引を取り扱っていましたが、採算が合わず一時的に取扱を停止していました。参入から5年でPTS取引から撤退していますが、今回は異なるシステムを利用しています。

かつてのカブドットコムPTSとは異なるため、内容も変化しています。


auカブコム証券のPTS取引の特徴

auカブコム証券のPTS取引の特徴

2018年8月実装予定のPTS取引は、PTS単独ではなくSOR注文と合わせて利用します。


SOR注文のメリットとは

auカブコム証券ではSOR注文とPTS取引を同時に行うため、他社とは異なりPTS取引の際には必ずSOR注文を使います。SOR注文は東証やPTSなど複数の市場の状況を確認した上で、コスト軽減や約定率を高めるしくみです。

市場によって東証より安く買えるケースや高く売れるケースがあります。この時、SOR注文を利用しているとすべての板状況を確認する必要がありません。自動的に最良な市場が選択されます。

またauカブコム証券ではSOR注文に他社にはない機能を設けています。発注した注文がすべて約定するまでの間、各市場の状況を監視し続ける機能を搭載しています。

板の状況が途中で変化した場合、より良い市場に発注しなおすしくみは国内ネット証券ではじめての機能です。auカブコム証券のSOR注文は、より良い気配で注文をしたいかたに適しています。


国内でSOR注文が利用できる証券会社

国内でSOR注文が利用できる証券会社

国内のネット証券でSOR注文の利用ができる主な証券会社は、auカブコム証券以外にSBI証券と楽天証券があります。

SBI証券では発注時のみ最良気配を判定しますが、auカブコム証券のように途中で状況が変わった場合の発注しなおしはありません。楽天証券でも最良気配判定が行われないことが特徴です。

auカブコム証券は私設取引市場も2場利用でき、様々な板から最良気配を探ることができます。


SOR注文のルール

SOR注文の取引時間は東証の立会時間と同じで、毎営業日9時から11時30分と12時30分から15時です。

PCまたはkabuステーションで利用でき、現物取引の場合に発注が可能です。失効条件は成行と指値の2種類で、執行条件は当日のみと期限指定から選択できます。

auカブコム証券のPTS取引はまだ実施されていないため取引時間などの発表は行われていません。

夜間や早朝取引ができる点がPTS取引の利点でもありますが、PTSはあくまでも私設市場取引のことで必ずしも夜間に取引できるシステムではありません。

PTS取引を導入している楽天証券でも、夜間取引の導入にはタイムラグを設けています。auカブコム証券で夜間PTS取引のリリースは発表されていないため、今後の発表を待ちましょう。

しかしauカブコム証券では過去に夜間利用が可能なカブドットコムPTSを提供しており、顧客の利用が少なく撤退している経緯があります。

カブドットコムPTSは独自性が強く取扱銘柄が少ないなど問題もありましたが、夜間取引が取り扱われる可能性はやや低いでしょう。


まとめ

まとめ

ここまでauカブコム証券のPTS取引とSOR注文について見てきました。

内容を簡単にまとめておきましょう。

  • PTS取引は証券取引所を経由せずに取引できる私設市場で、夜間取引ができるケースがある
  • auカブコム証券では2018年8月にPTS市場とSOR注文がリリース予定
  • SOR注文のメリットは複数の市場から自動でコストが安く約定しやすい市場を選択できること

auカブコム証券では、過去に夜間取引を含むPTS取引を導入していました。2011年に撤退していますが、2018年3月にPTS取引とSOR注文のリリース予定を発表しています。

過去に導入されていたPTS市場はカブドットコムPTSで、今回導入されるチャイエックス・ジャパン株式会社とSBIジャパンネクスト証券株式会社が運営する2市場とは異なるものです。

auカブコム証券のPTS取引の特徴は、SOR注文を利用した場合のみPTS市場に取次が行われることです。SOR注文は東証などの証券取引所よりも有利に約定する市場があった場合、自動的に市場を切り替えて発注する注文方法です。

顧客側で複数の板状況を確認する必要がありません。SOR注文を利用すると株が有利に取引できる可能性が高まり、コスト軽減にもつながります。

現在のところauカブコム証券ではSOR注文利用時のみPTS市場に取り次ぐことが発表されているため、夜間取引の有無は不明です。


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