auカブコム証券の口座解約の方法、かかる日数
auカブコム証券では、口座解約も随時受け付けています。必要がない口座は解約が可能です。
外国へ転居する場合を除いて解約は必須ではないため、利用の可能性がある場合は原則口座解約の必要はありません。
証券会社の口座は利用がない場合でも勝手に閉鎖されることはなく、解約しない場合はそのまま保有できます。
ここではauカブコム証券の口座解約方法や、証券会社の口座を解約するメリットとデメリットについてまとめました。
auカブコム証券の口座解約の方法、かかる日数
auカブコム証券で口座解約を行う手順
auカブコム証券では、口座解約の際に電話での手続きが必要です。お客様サポートセンターに連絡し、口座解約に必要な書類の送付手続きを行います。
お客様サポートセンターで手続きを行う際、本人確認のため自動音声で口座番号とパスワードの入力が必要になるため注意が必要です。パスワードに英字が含まれている場合電話で入力ができません。
あらかじめ数字のみのパスワードに変更の上、連絡を入れましょう。
住所の変更がある場合も解約依頼書の送付が可能
auカブコム証券に口座を開設後、長期間利用していない場合など住所が変わっているかたでも解約手続きが可能です。
事前に住所変更が必要な証券会社もありますが、auカブコム証券では変更後の住所に解約依頼書の送付も受け付けています。
電話で本人確認や口座番号、パスワードの確認を行っているため住所変更の手間が省けます。
口座番号やパスワードが分からなくなっている場合や状況によっては住所変更手続きが必要になる場合もあるため、オペレーターに確認が必要です。
一般的には住所変更がある場合、口座解約依頼書の返送時に現在の住所を証明する確認書類を添付するのみで手続きが完了します。
口座解約依頼書の書き方
auカブコム証券から送付される口座解約依頼書には、auカブコム証券の登録情報が印字されています。
書類の下部に書名欄があるため、自筆の署名をして本人確認書類を添付します。本人確認書類はauカブコム証券の登録内容に変更がある場合や、非課税口座開設済の場合に必要です。
該当するかたは事前に準備をしておくとスムーズです。
本人確認書類は運転免許証や保険証、住民基本台帳カードなどが利用できますが、マイナンバー確認書類も合わせて添付します。
個人番号カードを用意できる場合は、本人確認書類は必要ありません。名前や住所を変更する場合は別途記入欄があるため、合わせて記入も行います。
提出は書類に記載されている有効期限までに行いましょう。原則3か月ほどの期限が設けられています。
auカブコム証券の口座解約にかかる日数
auカブコム証券の口座解約は、口座解約依頼書の提出後に完了します。口座解約依頼書はお客様サポートセンターへ連絡後発送されますが、翌営業日に発送されることが多いです。
土日祝日などを挟む場合は口座解約依頼書の到着までに1週間ほど時間がかかります。口座解約依頼書を返送後、auカブコム証券で確認が行われ解約手続きは完了です。
実際にauカブコム証券の口座にログインできなくなるまでの期間は状況によって異なりますが、解約手続き完了までの日数は1週間から10日です。
オプション口座のみの解約も可能
auカブコム証券には総合口座だけでなく、信用取引、先物・オプションなどのオプション口座があります。
すべての口座解約だけでなく、オプション口座のみ解約も可能です。信用取引や先物・オプション取引には一定の保証金が必要です。
保証金は口座を保有している間引き出すことができないため、資金が必要になった場合は口座解約を考えることもあるでしょう。
一部の口座解約でも解約手続きには電話連絡が必要です。取引中は解約ができないこともあるため、事前に株式の受渡処理が必要です。
証券会社の口座を解約するメリット、デメリット
証券会社の口座を解約するメリット
証券会社の口座を解約するには、電話や書類の提出など一定の手間がかかります。しかし手間をかけても解約した方が良いケースや、メリットもいくつか存在します。
個人情報を守ることができる
証券会社には住所や職業、口座など多くの個人情報を預けています。口座を解約すると情報も破棄されるため、個人情報が流出する危険がなくなります。
証券会社も個人情報保護に気を使っていますが、全く利用していない証券口座の場合解約した方が安全です。
特に2018年時点ではマイナンバーなど個人が特定できる情報も提出の必要があるため、不要なものは解約しておいた方がトラブルの可能性が減少します。
登録情報の変更に手間がかからない
複数の証券会社で取引を行っている場合、住所や氏名などの情報はほふりを通して共有されます。
利用していない証券会社の住所変更を行っていない場合や、何らかの情報が相違する場合配当金の受取などに支障がでます。
多くの証券会社の口座を保有しているほど住所変更や連絡先変更に手間がかかるため、変更時の手間を減らしたい場合は解約が有効です。
また連絡先や住所の変更をしていない場合、該当の証券口座での取引が一時的に停止されることもあります。
IDやパスワードの管理が楽になる
証券口座のログインにはIDやパスワードが必要です。また取引やスマホ版には別途パスワードが用意されているケースもあり、一社のみ利用している場合でもIDとパスワードの管理は複雑です。
初期ID、パスワードからの定期的な変更を推奨している証券会社もあります。
複数の証券口座を開設している場合、すべてのIDやパスワードの管理が必要です。証券口座のID、パスワードを忘れた場合は再発行手続きにも時間がかかります。
必要がない口座は解約しておくと、パスワード忘れの心配もありません。
口座維持費用がかからなくなる
ネット証券の多くは口座維持費用を設けていませんが、証券会社や口座の種別によっては口座を保有しているだけで維持費用が発生します。
利用していない場合無駄なコストが発生するため、維持費用がかかる口座は整理しておきましょう。解約に費用がかかる証券口座はほぼないため、解約によってコスト軽減が期待できます
証券会社の口座を解約するデメリット
証券会社の口座は大半が無料で維持できるため、保有していても大きなデメリットはありません。解約によるデメリットもあるため、利用していない口座を解約するかはよく検討しましょう。
利用したい時に再度開設手続きが必要
総合口座の開設自体は数日間で完了するケースが増えていますが、書類提出や顧客情報の登録など手間がかかります。
またすぐに利用する可能性がある場合は、解約してしまうと再開設の手続きに時間がかかります。
また信用取引など口座開設に審査が必要な口座は、一度解約してしまうと次回審査に通らない可能性もあります。
信用取引口座開設の審査基準は証券会社によって異なり、別の会社で口座開設しようとした場合に審査が通らないことも考えられます。
もし別途審査が必要な口座で取引をしたい場合は、利用したい証券会社で口座開設を行った後で必要ない口座を解約しましょう。
貯めているポイントが失効する
auカブコム証券でも投資信託保有でポイントが貯まりますが、口座解約の場合は貯めていたポイントが失効します。
交換手続き中の場合も受け取る口座がなくなるため、手続きができません。貯まっているポイントがある場合は使い切るか、交換後の解約がおすすめです。
ポイントの状態は各証券口座のマイページで確認できます。
投資の選択肢が狭くなる
証券会社の口座をいくつか開設しておくと、手数料や銘柄によって購入する証券会社を選ぶことができます。
証券会社によって有利な取引内容や銘柄は異なるため、商品によって証券会社を変えることで取引コストが軽減できます。
口座解約をするとその証券会社で有利な取引ができなくなるため、投資商品や取引内容の選択肢が少なくなります。
NISA口座は年度途中での解約に注意が必要
NISA口座は同時に複数の口座を開設できません。
また一度でも取引をしてしまうと、同一年度で他の証券会社に切り替えることもできないため注意が必要です。
年度途中で解約すると、次の年度までNISA口座が利用できません。NISA口座の金融機関切替を考えている場合は、解約や切替の時期を考えることが大切です。
またNISA口座は解約だけでなく、商品を残したまま金融機関切替が可能です。現時点で利益が出ていない場合などは、解約より商品保有の方が今後の利益につながります。
取引履歴の閲覧ができなくなる
口座解約をすると、それまでの取引履歴が確認できなくなります。書類を発行してもらうことはできますが、原則有料です。
年間取引報告書などの必要書類は送付されますが、それ以外に取引履歴の確認が必要な場合は解約前にデータのダウンロードが必要です。
数年単位で利用していない口座の場合は大きな問題はありませんが、解約直前まで利用する口座は解約前の下準備も行っておきましょう。
まとめ
ここまでauカブコム証券の口座解約方法や、証券会社の口座解約のメリット、デメリットについて見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- auカブコム証券の口座解約は電話連絡と書面手続きが必要
- 解約にかかる日数は1週間から10日程度
- 口座解約には個人情報保護や管理の手間の軽減、口座維持費の軽減などメリットもある
auカブコム証券の口座解約は比較的手間がかからず、電話で書類を請求し返送すると解約手続きが完了します。
住所や氏名に変更がある場合も解約手続きと同時に処理ができるため、別途手続きを行う手間が省けます。
口座解約は1週間から10日ほどで手続きが完了しますが、auカブコム証券で書類受付処理を行うためログインできなくなるまでの期間は状況によって異なります。
不必要な口座を解約すると個人情報保護やID、パスワードの管理が楽になるなどのメリットがあります。また口座維持手数料が発生する口座の場合はコスト面でも負担があるため、利用していない場合は解約がおすすめです。
しかし口座解約の時点でマイページの閲覧ができなくなるため、取引履歴の確認やポイントが使えなくなるなどデメリットもあります。
再度利用したい場合は再度開設手続きが必要になり手間もかかるため、使う可能性が高い口座は残しておいても良いでしょう。
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