auカブコム証券のFXの特徴と評判
auカブコム証券では株式や投資信託だけでなく、FX取引も取り扱っています。
外貨預金よりも安いコストで外貨に投資できるFX取引は、近年人気の高い投資商品です。FX取引は取り扱っている業者によって手数料やトレードツールに特徴があります。
ここではauカブコム証券のFX取引の特徴や評判に関してまとめました。
auカブコム証券のFXのおもな特徴と取扱通貨ペア
auカブコム証券のFXとは
auカブコム証券では、店頭FXとシストレFXが提供されています。
店頭FXとシストレFXの違いは通貨ペアの種類や為替スプレッド、完全自動注文の対応などです。
どちらも口座開設は無料で、口座維持費も必要ありません。
証券会社でFX取引を行いたい場合には独自の担保サービスも提供されており、為替取引を手軽に楽しむことができます。
auカブコム証券の店頭FXのおもな特徴
auカブコム証券の店頭FXは1万通貨単位で取引が可能です。最大500万通貨の取引が可能ですが、成行注文は200万通貨です。
経済指標が発表される時期には相場変動が大きくなることもあり、前後1分間は成行注文の上限が50万通貨に制限されます。
10通貨に対応し、全部で12通貨ペアが取り扱われています。
auカブコム証券は株式や投資信託が担保になる
auカブコム証券では株式・投信担保サービスが利用でき、証拠金が少ないかたでもFX取引が利用できます。
投資信託は一般型の商品で累投型は対象外ですが、主要ネット証券で投資信託がFX取引の担保に利用できるのはauカブコム証券のみです。
またFX取引に担保が活用できるのは主要ネット証券ではauカブコム証券とSBI証券に限られます。
証券会社で積極的に取引を行っている場合はFXの証拠金不足を防ぐこともできるため有利です。
取引はWebサイトやモバイルに対応しています。必要証拠金は取引通貨によって異なり、レバレッジの上限は最大25倍です。
注文受付はメンテナンス時間以外の24時間行われています。リアルタイム取引が可能な時間帯は日本時間月曜7時から土曜日の7時までです。
取引ツールはスマートフォン用とPC用があり、無料で利用可能です。PCの場合、Webサイトでも取引が可能です。
店頭FXの為替スプレッド
米ドル円 0.6銭
ユーロ円 1.1銭
ポンド円 1.8銭
豪ドル円 1.4銭
ランド円 3.0銭
ニュージーランドドル円 2.2銭
カナダドル円 2.8銭
スイスフラン円 4.0銭
シンガポールドル円 5.0銭
香港ドル円 2.0銭
ユーロ米ドル 0.8pips
ポンド米ドル 3.0pips
auカブコム証券のシストレFXのおもな特徴
シストレFXでは専用の取引ツールを利用し、システムトレードを行うことができます。
8通貨11通貨ペアに対応し、ミニ取引、通常取引、大口取引の3種類から選択が可能です。なおランド円の取扱はミニと通常のみで、大口取引は選択できません。
ミニ取引は1,000通貨単位9,000通貨まで、通常取引は1万通貨単位49万通貨単位まで可能です。
大口取引は50万通貨以上10万通貨単位で設定でき、最大300万通貨まで取引できます。
システムトレードは定めたルールに従って取引が進み、夜中や昼間など取引ができない時間帯でも自動売買で利益の追求が可能です。
シストレFXでは全自動取引と手動取引のどちらも利用できるため、状況に合わせて対応ができます。
シストレFXの為替スプレッド
米ドル円 0.5銭
ユーロ円 1.0銭
ポンド円 1.8銭
豪ドル円 1.2銭
ランド円 3.0銭
ニュージーランドドル円 2.2銭
カナダドル円 2.8銭
スイスフラン円 4.0銭
ユーロ米ドル 0.8pips
ポンド米ドル 1.8pips
豪ドル米ドル 1.8pips
店頭FXとシストレFXの使い分けと活用方法
シストレFXは店頭FXよりも為替スプレッドが安く設定されている通貨ペアがあります。またミニ取引ができることも特徴です。
シストレFXでも手動注文は可能のため、スプレッドが安い通貨ペアや1,000通貨からの取引をしたい場合はシストレFXが適しています。
しかし取引通貨の種類は店頭FXの方が多く、取引したい通貨ペアがシストレFXにない場合は店頭FXを利用しましょう。
auカブコム証券と他社の為替スプレッドの違い
auカブコム証券の為替スプレッドはネット証券の中でも比較的安く設定されています。
しかし米ドル円の場合、楽天証券の為替スプレッドが0.3銭のため最安値ではありません。ポンド円も楽天証券が1.0銭、ユーロ米ドルも0.4pipsと安くなっています。
その他はauカブコム証券が主要ネット証券内で最安値です。
しかしFX取引の場合、証券会社ではなくFX専門業者の為替スプレッドが有利です。
証券会社でFX取引を行いたいかたはauカブコム証券や楽天証券が適していますが、FX専門業者で取引できる場合はコスト面で専門業者が勝っています。
auカブコム証券のFXの良い評判と悪い評判
auカブコム証券のFXの良い評判
auカブコム証券のFXはコスト面や利用のしやすさに関する良い評判が多く、FXをはじめて取引するかたからFXに慣れているかたまでおすすめです。
自動売買機能が便利で使いやすい
auカブコム証券は株式の取引でも自動売買注文を積極的に取り扱っています。
FXでも自動売買注文を生かしたシストレFXを取り扱っており、プログラムを使ってFX取引を行いたいかたに向いています。
時間がないかたでも手軽に取引ができ、ルールに従って取引ができるので冷静な取引が可能です。
シストレFXは手動注文にも対応しているため、状況に合わせて使い分けもできます。
大手証券会社のため安心感がある
auカブコム証券は三菱フィナンシャル・グループの会社です。銀行なども複数経営し、住宅ローンなども展開する大企業です。
母体が大きく取引に安心感があり、サポートも充実しています。
auカブコム証券の良い評判ではサポート体制や取引ツールの安定感なども取り上げられています。
1,000通貨からの取引が可能
シストレFXでは1,000通貨からの取引が可能です。
1万通貨からの取引では証拠金もある程度必要ですが、1,000通貨の場合は資金が少ないかたでも取引が可能です。
通貨の種類も豊富でミニ取引、通常取引、大口取引と使い分けができるところもauカブコム証券のFXでは評価されています。
多様なトレードツールがあり使い勝手が良い
auカブコム証券のFX取引ツールには、PC向けのツールだけでなくスマートフォンアプリもあります。
店頭FXとシストレFXにはそれぞれ専用のトレードツールやアプリが用意され、利用しやすいことが特徴です。
Webサイトでも取引が可能で、取引スタイルに合わせたトレードツールを利用できます。
トレードツール上ではチャートや通貨ごとの為替相場、使いやすいレイアウトの設定など様々な機能が利用できます。
証券会社の中では優良なスプレッド
auカブコム証券を利用しているかたは証券会社でFX取引を行いたいかたが多く、比較的安いスプレッドを展開している点も評価されています。
主なネット証券ではauカブコム証券と楽天証券のスプレッドが狭いため、コストを軽減したいかたに適しています。
FX専門会社ではなく証券会社で一括して、他の投資商品と一緒にFX取引を行いたいかたからの評判は上々です。
auカブコム証券のFXの悪い評判
auカブコム証券のFXは専門業者に比べるとコスト面で不利があることや、全自動取引の複雑な操作などで悪い評判があります。
全体の評価は高くありませんが、シストレを利用したいかたや担保サービスを利用したいかたに人気が高いことが特徴です。
FX専門の業者に比べて為替コストがやや高め
証券会社の中では為替コストが安く設定されているauカブコム証券のFXですが、FX専門の会社に比べるとややコストパフォーマンスでは劣ります。
FX取引をメインに考えているかたは、手数料がやや高くなることを懸念しています。
シストレFXや担保サービスなどauカブコム証券独自の機能を使いたいかたは使い勝手が良いですが、コスト重視の場合は不向きです。
操作が複雑で初心者向けではない
トレードツールの操作が難しいことも、低評価の理由です。全自動で利用できるシストレFXは特に、通常のFXとは操作方法が異なります。
auカブコム証券は他社にない独自のツールを利用しているため、操作に慣れるまで使いにくいと感じるかたが多いです。
他社では共通のFXトレードツールを展開していることも多く、一般的なトレードツールに慣れたかたからの評価は低めです。
少額投資を考える場合は向いていない
最近では1通貨から取引ができるFX取引会社が増えています。
通常の取引だけでなくデモ取引の代わりや、実際に取引を行ってプログラムの優位性を確かめたい場合などは柔軟に低資金で取引できる会社が有利です。
auカブコム証券は店頭FXが1万通貨以上、シストレFXが1,000通貨以上とやや大きな取引を行うかたに適しています。
そのため、投資資金が少ないかたの評価は低いことが特徴です。
まとめ
ここまでauカブコム証券のFXについて見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- auカブコム証券では店頭FXとシストレFXが提供されている
- 証券会社の中では為替コストが安め
- シストレFXの評価は高いが操作の複雑性などで悪い評判もある
auカブコム証券では2種類のFXが利用でき、手動で取引可能な店頭FXと全自動取引が楽しめるシストレFXから選択できます。
どちらも口座開設が必要ですが、無料で利用できトレードツールも複数展開されています。auカブコム証券の為替コストは比較的安めですが、専門会社と比べるとやや高額です。
大手のグループ会社に属する証券会社でありサポート体制が充実していることや、トレードツールが安定して利用できることは評価の高さにつながっています。
反面、トレードツールが複雑で他社と異なる独自開発ツールを採用していることから、初心者や他社のツールに慣れたかたからは悪い評判も出ています。
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