auカブコム証券の一般信用取引の種類と取引ルール、手数料
auカブコム証券では制度信用取引だけでなく一般信用取引が利用でき、2種類の返済期限が設定されています。
他社よりも一般信用売りが可能な銘柄が多いことが特徴で、売短銘柄も700銘柄以上取り扱われています。
ここではauカブコム証券の一般信用取引詳細や、売短銘柄の確認方法を紹介します。
auカブコム証券の一般信用取引の種類と取引ルール、手数料
auカブコム証券の一般信用取引の種類
auカブコム証券では、一般信用取引の種類が2種類あります。長期と売短です。
長期の返済期日は3年間、売短の返済期日は14日間のため、返済予定時期によって使い分けができます。
auカブコム証券と他社の一般信用取引の違い
auカブコム証券では一般信用の種類が長期と売短の2種類ですが、他社では3種類の一般信用取引が設けられているところがあります。
楽天証券やSBI証券では日計り取引をメインに行うかた向けの一日信用取引があり、返済期限が当日中の代わりにコストが有利に設定されています。
日計り取引がメインの場合は楽天証券やSBI証券を検討対象にしても良いでしょう。
証券会社によってはSBIネオトレード証券のように一般信用取引制度が利用できないところや、GMOクリック証券、松井証券のように一般信用長期のみ取り扱っている会社もあります。
auカブコム証券は一般信用の種類も選択でき、空売りができることも魅力です。
一般信用長期の取引ルールと手数料
一般信用長期では、新規建玉を建てた日から3年目応答日の前営業日が返済期限です。取引チャネルはWebサイト以外にkabuステーション、モバイル、スマートフォンサイト、簡易版、スマートフォンアプリがあります。
申込が多い銘柄は抽選によって配分されます。
新規売注文受付時間
数量制限なしの銘柄は19時から翌日の大引けまで注文が可能です。数量制限銘柄の場合は19時から20時まで抽選申込受付が行われ、20時から20時30分の間に抽選配分処理が行われます。
在庫が余った場合やキャンセルがあった場合の注文受付は20時30分から翌日の大引けまでです。抽選で配分された分はそのまま受取できます。改めて注文の必要はありません。
一般信用長期の注意点
規制などにより、取引制限がかかるケースがあります。また、マザーズ、セントレックス、ジャスダック市場の銘柄は原則40%の増担保規制が行われています。
状況によって返済期限が3年以内に前倒しされることがあるため、必ず3年間保持できるわけではありません。
一般信用取引の手数料
auカブコム証券では2018年4月2日から新しい手数料を設定しています。新手数料は以前よりも一部安くなり、信用取引が行いやすくなりました。
主な手数料
10万円以下 税込99円
10万円超から20万円以下 税込198円
20万円超から50万円以下 税込275円
50万円超から60万円以下 税込374円
前営業日の建玉残高または新規建約定金額が一定を超える場合は、割引対象です。6,000万円以上の場合は約定金額にかかわらず信用取引手数料が無料です。
一般信用長期の金利
買方金利 3.09%
貸株料 1.5%
一般信用売短の取引ルールと手数料
一般信用売短は、新規建玉を建てた日から14日目の前営業日が返済期限です。貸株料は長期よりもやや高めで、金利は安めに設定されています。
14日目が休業日の場合は前営業日に繰上となるため、期日が短くなります。短期間で空売りをしたい場合に最適です。
取引チャネルはWebサイト、kabuステーション、モバイル、スマートフォン、簡易版、スマートフォンアプリがあります。
新規建注文受付時間
一般信用長期と同様です。
一般信用売短の注意点
一般信用売短の返済期日は新規建から14日目の前営業日ですが、期日までに返済しない場合は反対売買または現物決済で強制決済されます。
休業日も返済期日に含まれるため、祝日が続く場合には返済期日の計算に注意が必要です。休業日が返済期日に当たる場合は期日が短縮されます。
その他の注意事項は一般信用長期と変わりありません。
一般信用売短の手数料
一般信用長期と同様の手数料形態です。金利や貸株料は異なります。
一般信用売短の金利
買方金利 2.98%
貸株料 3.9%
プラチナプラン、ゴールドプランの手数料と金利
プラチナプラン
前1か月の建玉残高または新規建約定金額合計が30億円以上の場合に適用されます。
信用取引手数料は無料で、一般信用取引の買方金利は2.17%です。
ゴールドプラン
前1か月の建玉残高または新規建約定金額合計が4億円以上の場合に適用されます。
信用取引手数料は無料で、一般信用取引の買方金利は2.79%です。
auカブコム証券の一般信用売短銘柄の確認方法と更新タイミング
auカブコム証券で売短銘柄を売建するタイミング
auカブコム証券で売短銘柄を売建するタイミングは自由ですが、株主優待取得のために空売りする場合は権利確定日と権利落ち日の確認が必要です。
auカブコム証券の短期売りは最長14日まで建玉が維持できるため、早く売建すると権利落ち日まで建玉を保有できません。
株主優待の取得には権利落ち日まで株の保有が必要になるため、休業日も含めて日数を確認しておきましょう。
auカブコム証券の一般信用売短銘柄の確認方法
auカブコム証券Webサイトで確認する
auカブコム証券のWebサイト内で売短銘柄を確認するには、ホーム画面から商品・サービスタブを選択し、信用取引(制度・一般)画面に進みます。
信用取引のサービス概要画面に売短銘柄ボタンがあるため、クリックしましょう。売短銘柄のサービス特徴や手数料などの紹介の中に、「一般信用取引(売短)売建可能銘柄一覧を見る」のボタンがあるためクリックします。
売建可能銘柄が一覧で表示され、CSVダウンロードも可能です。
ログイン後のマイページで確認する
一般信用売短銘柄は、ログイン後のマイページでも確認が可能です。ホーム画面からお取引タブを選択し、信用取引に進みます。
銘柄検索画面があるため、取引したい銘柄を入力するかキーワードなどで絞り込みができます。売短銘柄の弁済期限は最長14日と記載があり、確認が可能です。
また信用取引可能銘柄一覧から、各信用取引の買建、売建の状況確認ができます。一般信用(売短)の欄に「○」がついている場合は取引可能です。
一般信用売短銘柄の更新タイミング
一般信用売建可能銘柄の一覧画面は、毎営業日19時ごろに更新されます。在庫状況や売建可能銘柄を確認する場合は、19時を過ぎてから確認すると最新の情報が確認可能です。
数量制限ありの株式を売建する場合
数量制限ありの株式は19時ごろに銘柄画面が更新された後、20時まで抽選申込が可能です。
抽選申込後、20時から20時30分の間に配分が確定し、お知らせメールや取引関連通知で連絡があります。内容は注文約定照会で確認ができます。
まとめ
ここまでauカブコム証券の一般信用取引について見てきました。
内容を簡単にまとめておきましょう。
- auカブコム証券の一般信用取引には長期と売短がある
- 長期は最長3年間、売短は最長14日間建玉が保有できる
- 売短銘柄はWebサイトやマイページで確認が可能
auカブコム証券では、一般信用取引が可能です。空売りもでき、短期間の売買ができる売短も取り扱っています。
期間を気にせず取引をしたい場合は一般信用長期が適していますが、株主優待取得のための空売りなどを利用するなら売短が有利です。
auカブコム証券には信用取引手数料や金利が優遇されるプラチナプランやゴールドプランがあり、適用条件を満たした場合はコストが軽減されます。
数量制限銘柄は先着順ではなく抽選で配分が決定されるため、人気の銘柄でも売建できる可能性があります。
売短銘柄を確認したい場合は、Webサイトの銘柄一覧やマイページの取引画面を活用しましょう。
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